こんにちは映画ファン宮川(@miyakawa2449)です。
映画「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」を観ました。
X-MENシリーズの主人公ローガンこと、ウルヴァリンの過去の秘密が明らかになるシリーズ1作目です。
ローガンはミュータント(遺伝子変異によって超能力が身についた人間)であり、骨格の全てがアダマンチウム(という特殊合金)に組み替えられた人間である、という設定が「X-MEN」シリーズでした。
特に 映画「X-MEN2(2003)」ではストライカー大佐の登場により、彼が改造手術を受けたであろう秘密基地も登場してきました。
ローガンは記憶喪失により、50年以上前の自分の記憶がありません。
しかも、見た目以上に長生きしているであろうことも「X-MEN2」で描写されていました。
X-MEN初期3部作シリーズでは、X-MENと、ブラザーフットの戦いが描かれており、ローガンはX-MENサイドのメンバーとしての戦いに参加していました。
今回の映画「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」は X-MEN はほぼ関係がありません。
ローガン(作中ではジェームズと呼ばれます)に焦点を当てたスピンオフの映画です。
ローガンの出生の秘密、そして、アダマンチウムの骨格を身につけた経緯と記憶喪失になったところまで描かれます。
映画「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」予告編
映画「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」あらすじ
主人公はのちのウルヴァリンである、ジェームズ。
彼はある日自身の父を己の能力で殺めてしまい、家を飛び出す。
兄のビクターが彼とともに逃げ出し、戦いの生活に身を落としていく。
150年という長い時間の中で、彼らは人類の戦争の歴史の中でいくつもの戦場を渡り歩いていく。
彼らはいくつもの弾丸、砲弾を受けて体が傷ついても超高速回復するため、何人(なんぴと)も彼らを殺すことはできなかった。
ジェームズと兄のビクターには殺傷能力の高い自由に出し入れできる爪がある。
数えきれないいくつもの戦場を渡り歩いてきた2人が、ある日上官殺害の罪で処刑される。
しかし、死なない彼らは独房に入れられてある男と出会う。
ストライカー少佐(X-MEN2で出てきた、のちのストライカー大佐)だ。
ストライカー少佐は彼らに能力を隠して生きる必要のないことを伝え、ミュータント能力者を集めた軍の組織「チームX」へ招聘(しょうへい)した。
彼らは軍の特殊部隊として能力を存分にふるい、そして、殺戮を尽くす生活に身を落としていく。
しかし、ある出来事がきっかけでジェームズは兄たちと袂(たもと)を分かつことに。
6年が過ぎたある日、彼は普通の人間として愛する女性と平穏な生活を送っていた。
そこへストライカーが現れ「昔の仲間が順に殺されている」「軍に戻れ」と警告を伝えにきた。
軍へ戻ることを拒むジェームズ、平穏な生活を希望するが周りはそれをよしとしなかった。
監督 | Gavin Hood(ギャヴィン・フッド) |
脚本 | D. B. Weiss(デイヴィッド・ベニオフ) Skip Woods(スキップ・ウッズ)・・・A Good Day to Die Hard(ダイ・ハード/ラスト・デイ)も手がける |
製作 | Hugh Michael Jackman(ヒュー・ジャックマン) Lauren Shuler Donner(ローレン・シュラー・ドナー) Ralph Winter(ラルフ・ウィンター) ルイス・G・フリードマン ジョン・パレルモ |
製作総指揮 | Richard Donner(リチャード・ドナー) Stan Lee(スタン・リー) |
出演 | Hugh Michael Jackman(ヒュー・ジャックマン) Liev Schreiber(リーヴ・シュレイバー) Danny Huston(ダニー・ヒューストン) Ryan Reynolds(ライアン・レイノルズ) |
音楽 | Harry Gregson-Williams(ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ) 「イコライザー」「イコライザー2」「MEGザ・モンスター」などの音楽も手がける |
製作会社 | Twentieth Century Fox Film Corporation Marvel Entertainment, LLC Dune Entertainment Donners’ Company Seed Productions Ingenious Film Partners Big Screen Productions Bad Hat Harry Productions |
配給 | Twentieth Century Fox Film Corporation |
公開 | アメリカ合衆国 2009年5月 /日本 2009年9月 |
上映時間 | 108分 |
映画「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」感想
ウルヴァリンの人生はまさに、血で血を洗うような生き様だった。
好まずと手に入れた、どんな傷をも超高速回復する能力と、爪の殺傷能力。
そして、戦闘センスの高さ。
彼がどれほど平穏な生活を望んでも彼を戦場へ連れ戻そうとする、兄のビクターとストライカー大佐。
ローガンがあまりにも可哀想、というか、気の毒に感じる。
彼に関わった人間の多くが死んでいく。
彼には救いが全くなかった、唯一彼に救いがあるとすれば、皮肉にも苦しい負の記憶が失われたこと。
あまりにも寂しい終わり方でした。
ウルヴァリンシリーズはこの後も続くのでまた、観ていきたい。
がんばれジェームズ、がんばれローガン。
キャストから振り返る
James – ジェームズ(Wolverine – ウルヴァリン/Logan – ローガン)
損傷した肉体の超高速回復/指の第3関節から殺傷能力の高い爪を出す/気配を察する高い感知能力などがあるミュータント。
100年以上の戦争の歴史の中に身を置いてきたジェームズと兄ビクター。
2人とも歳も取らず昔のままの姿で、身元を偽りながらいくつもの戦場を渡り歩いてきた。
- Hugh Michael Jackman(ヒュー・ジャックマン)
- 生年月日 1968年10月12日
- 出生地 シドニー
- 国籍 オーストラリア
- 主な出演作品
- グレイテスト・ショーマン(2017)/P・T・バーナム役
- LOGAN(2017)/ローガン役
- レ・ミゼラブル(2012)/ジャン・バルジャン役
Victor Creed – ビクター・クリード
ジェームズの兄。
ジェームズと同じくミュータント。
損傷した肉体の超高速回復/殺傷能力の高い爪を出す/能力を持っている。獣のような動きをする特徴があり、四足歩行の移動速度や壁を登る能力も高い。
ジェームズと違い、人を殺すことを楽しんでおり、残忍な性格である。
- Liev Schreiber(リーヴ・シュレイバー)
- 生年月日 1967年10月4日
- 出生地 アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ
- 主な映画出演作品
- スパイダーマン: スパイダーバース(Spider-Man: Into the Spider-Verse)(2018・日本公開は2019)/キングピン 役(声の出演)
- 犬ヶ島(Isle of Dogs)(2018)/Spots 役(声の出演)
- スポットライト 世紀のスクープ(Spotlight)(2015)/マーティ・バロン 役
Stryker – ストライカー
ある目的で、ミュータントを集めた特殊部隊を発足する。
執拗にジェームズを追いかけるストライカー。
X-MEN2 で描かれたストライカーと同じく、自分本位で高圧的な性格であった。
多くのミュータントを従えているが、ストライカーは誰1人として信用していない。
彼はある目的達成のために全てのミュータント、政府でさえも利用する。
- Danny Huston(ダニー・ヒューストン)
- 生年月日 1962年5月14日
- 出生地 イタリア ローマ
- 国籍 アメリカ合衆国
- 主な映画出演作品
- ワンダーウーマン(Wonder Woman)(2017)/ ルーデンドルフ 役
- ナイロビの蜂(The Constant Gardener)(2005)/サンディ・ウッドロウ 役
- 21グラム(21 Grams)(2003)/マイケル・ペック 役
ケイラ – Kayla (シルバーフォックス – Silverfox)
ジェームズが軍を抜けて、平穏に暮らしていた時期の恋人。
- Lynn Collins(リン・コリンズ)
- 生年月日 1977年6月1日
- 出生地 テキサス州ハリス郡
- 国籍 アメリカ合衆国
ウェイド・ウィルソン – Wade Wilson(デッドプール – Deadpool)
剣術・射撃に長けたミュータント。
後のスピンオフ映画「デッドプール」の主人公になる男。
後半ストライカーのある計画のために改造手術をさせられる。
- Ryan Reynolds(ライアン・レイノルズ)
- 生年月日 1976年10月23日
- 出生地 カナダ
- 主な映画出演作品
- デッドプール2(Deadpool 2)(2018)/デッドプール 役
- デッドプール(Deadpool)(2016)/デッドプール 役
- デンジャラス・ラン(Safe House)(2012)/マット・ウェストン 役
Remy LeBeau – レミー・ルボー(Gambit – ガンビット)
手に持った無機物にパワーを貯めて爆発させることができるミュータント。
込められるパワーは物質の質量に比例して大きくなる。
ジェームズがストライカーを追っているときに現れる。
棒術なども長けているシーンが描かれている。
- Taylor Kitsch(テイラー・キッチュ)
- 生年月日 1981年4月8日
- 出生地 ブリティッシュコロンビア州ケロウナ
- 国籍 カナダ
- 主な映画出演作品
- ジョン・カーター(John Carter)(2012)/主演 ジョン・カーター 役
- バトルシップ(Battleship)(2012)/主演 アレックス・ホッパー 役
- 野蛮なやつら/SAVAGES(Savages)(2012)/主演 チョン 役
- 関連リンク「チャニング・テイタム主演「ガンビット」、2019年2月14日全米公開予定」
まとめ
この映画「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」を見れば、映画「X-MEN」「X-MEN2」X-MEN: ファイナル ディシジョン」で謎とされていたローガン(ジェームズ)の謎が全て紐解かれます。
- ローガンがミュータント能力を発症したきっかけ
- 類い稀な戦闘センスを身につけた理由
- ストライカーとの因縁
- アダマンチウムの骨格に改造された理由
- 記憶を失った理由
最後、記憶を失うことで心の傷を忘れることになったが、同時に大切な人の記憶も失ったジェームズがかわいそう。
作中ずっと、ジェームズと呼ばれていたので、今回のブログでも「ジェームズ」と呼んできました。
最後、ガンビットに名前を聞いた時「ローガン」だと教えられる。
今後のこのシリーズの時間軸ではローガンを語っていくことになるのでしょう。
以上、『映画「ウルヴァリン: X-MEN ZERO(2009)」シリーズ主人公ローガンの過去が丸わかり』でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
映画ファン宮川(@miyakawa2449)でした。
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