こんにちは映画ファン宮川(@miyakawa2449)です。
話題の「ボヘミアン・ラプソディ」をやっと劇場で観てきました。
イギリスを代表する伝説のバンド「クイーン」フレディー・マーキュリーを中心とした物語。
劇場へいって、一緒に体を揺らして、楽しんで感動してほしい。
映画館の音響施設でこれはぜひ体感してほしいロックな作品でした。
前置きはそれぐらいにして早速「ボヘミアン・ラブソディ」を紹介します。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」予告編
監督 | Bryan Singer(ブライアン・シンガー) |
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脚本 | Anthony McCarten(アンソニー・マクカーテン) |
原案 | Anthony McCarten(アンソニー・マクカーテン) Peter Morgan(ピーター・モーガン) |
製作 | Graham King(グラハム・キング) Jim Beach(ジム・ビーチ) |
出演者 | Rami Malek(ラミ・マレック) Lucy Boynton(ルーシー・ボイントン) Gwilym Lee(グウィリム・リー) Ben Hardy(ベン・ハーディ) Joe Mazzello(ジョー・マッゼロ) |
編集 | John Ottman(ジョン・オットマン) |
音楽スーパーバイザー | Becky Bentham(ベッキー・ベンサム) |
音楽総指揮 | Brian May(ブライアン・メイ) Roger Taylor(ロジャー・テイラー) |
製作会社 | 20th Century Fox Regency Enterprises Graham King Queen Films |
公開年 | 2018年 |
上映時間 | 134分 |
製作国 | イギリス/アメリカ |
言語 | 英語 |
映画「ボヘミアン・ラブソディ」感想
今年劇場で観てきた映画作品の中で一番興奮した素敵な映画でした。
この映画はフレディとロジャーとブライアンが出会う1970年から、クイーンが伝説になっていく流れを追っていく映画であり、1985年7月13日の「ライブ・エイド」の21分間の演奏までのシーンが描かれます。
私は残念ながら Queen(クイーン)世代ではありませんので、彼らについては名前と数曲知っている程度で特別詳しいわけではありません。
当時まだ小学生でしたから。
それでも十分に楽しめる作品でした。
この映画を観たら絶対彼らのファンになる人が続出するんじゃないかと思うぐらい、素敵でロックな映画でした。
フレディはシンガーであると同時に、素晴らしいパフォーマーでもありました。
常に新しい挑戦を繰り返し、一度使った手法は使わない。
古い考え方に捉われずにファンを喜ばせることを考え続け、挑戦し続けました。
それは自分たちだけでなく、業界の慣習に対する挑戦も含まれていました。
こんなカッコよく、痺れる最高なロッカーがいたんだと感心させられました。
特に後半のライブシーンなどは体を揺すって、ライブ・ビューイングしている感覚で楽しめます。いや、そうやって楽しんでほしい作品です。
映画館という贅沢な音響を利用しない手はありません。
もし、「映画館で観るか迷ってる」という人がいれば、「今、観ないと後悔します」とだけ言っておきます。
ライヴ・エイド(LIVE AID)は「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、「アフリカ難民救済」を目的として、1985年7月13日に行われた、20世紀最大のチャリティーコンサート。アーティストたちへのギャラはもちろん全て無料。
世界で計84カ国で衛星同時中継が行われ、録画放送含めるとその数は140〜150ヵ国の規模にも達したそうです。
伝説の映像化に大きく貢献したクイーンメンバー
クイーンのギタリスト、Brian May(ブライアン・メイ)とドラマーのRoger Taylor(ロジャー・テイラー)が音楽総指揮に関わっています。
John Deacon(ジョン・ディーコン)は音楽活動を引退しており参加していません。
俳優たちが演じる映画の中の「クイーン」メンバーへの指導やアドバイスなども十分に行われており、本物のクイーンがそこにいるような感じでした。
Brian May(ブライアン・メイ)を演じたGwilym Lee(グウィリム・リー)も、Roger Taylor(ロジャー・テイラー)を演じたBen Hardy(ベン・ハーディ)も本人たちを前にすごいプレッシャーだったと思います。
伝説のフレディ・マーキュリーを演じたRami Malek(ラミ・マレック)のプレッシャーもすごかったと思います。
映画パンフレットの中で、Rami Malek(ラミ・マレック)はこう話していました。
「彼ら(ブライアンとロジャー)が側にいて応援してくれるだけで自信がついたし、仕事のレベルが上がった。信頼してくれていたから、彼らをがっかりさせたくなかったんだ」と。
この映画の俳優たちは若いですが、すごいレベルの演技を観せてくれています。
特にフレディ役のRami Malek(ラミ・マレック)の演技がものすごいハイレベルです。
フレディの魂が乗り移ったのではないかと、思うぐらいでした。
特にラミ自身もフレディと同じく移民者であり、両親に俳優、アーティストになると告げたときは心苦しかったと、映画パンフレットの中で回想しています。
そういう部分でフレディに共感できた部分も演技にいきているらしいです。
クイーンのメンバーは4人
- Freddie Mercury(フレディ・マーキュリー, 1946年9月5日 – 1991年11月24日, リードボーカル 、ピアノ)
- Brian May(ブライアン・メイ ,1947年7月19日 ,ギター)
- Roger Taylor(ロジャー・テイラー, 1949年7月26日 ,ドラム)
- John Deacon(ジョン・ディーコン, 1951年8月19日 , ベース)現在は音楽業界を引退
家族と愛の物語
この映画はフレディが生涯をかけて探し続けた“家族”と“愛”の物語でもありました。
ここでいう“家族”とはバンド「クイーン」のことであり、彼の居場所をさします。
では“愛”はなんだろう。
これは私の解釈だけれど、彼にとっての“愛”は「理解と安らぎ」だったのかな。
「理解と安らぎ」をフレディはMary Austin(メアリー・オースティン)に求めていた。
でも、肝心なフレディはいつもそこにいない。
フレディの生涯の心の恋人であり、友人のMary Austin(メアリー・オースティン)を演じたGwilym Lee(グウィリム・リー)の演技もかっこよくて、切なくてよかった。
フレディは自由で独創的でいつもみんなの1歩も2歩も上をいく存在だった。
人は人を変えることはできないし、無理に矯正しようとすれば反発される。
でも、才能溢れるフレディは誰からも矯正されない存在でもあった。
フレディのような異端児的な存在は、いつも突っ走っていないといられなかったのかもしれない。
走り続けているから輝いて見えるけれど、彼が振り向くとそこには「理解と安らぎ」の“愛”が見えなかったのかな。
天才はときに理解されないこともあるから。
それでも、そんなフレディの心の葛藤を支えるひたむきなバンドの仲間たちと、メアリーの優しさが彼の魂を支えていたのだと思う。
最高にロックな映画でした。
キャスティング
Freddie Mercury(フレディ・マーキュリー)
怪演です。徐々に成長していき、堂々としていく様子をもう一度観たい。
- 俳優 Rami Malek(ラミ・マレック)
- 生年月日 1981年5月12日
- 出生地 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
- 主な映画出演作品
- ナイト ミュージアムシリーズ(2006〜)/アクメンラー役
Mary Austin(メアリー・オースティン)
フレディをもっとも理解していた心の恋人であり、親友。
フレディの心の支えになっていた実在の人物。
- 俳優 Lucy Boynton(ルーシー・ボイントン)
- 生年月日 1994年1月17日
- 出生地 アメリカ合衆国・ニューヨーク州ニューヨーク
- 国籍 イギリス
- 主な映画出演作品
- Murder on the Orient Express(オリエント急行殺人事件)(2017)/アンドレニ伯爵夫人役
Brian May(ブライアン・メイ)
- 俳優 Gwilym Lee(グウィリム・リー)
- 生年月日 1983年11月24日
- 出生地 イングランド ブリストル
- 出身地 イングランド ロンドン
Roger Taylor(ロジャー・テイラー)
- 俳優 Ben Hardy(ベン・ハーディ)
- 生年月日 1991年1月2日
- 出生地 イングランド ドーセット ボーンマス
- 主な映画出演作品
- X-Men: Apocalypse(X-MEN: アポカリプス)(2016)/ウォーレン・ワージントン三世 / アークエンジェル役
John Deacon(ジョン・ディーコン)
- 俳優 Joe Mazzello(ジョー・マッゼロ)
- 生年月日 1983年9月21
- 出生地 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ラインベック
- 主な映画出演作品
- Jurassic Park(ジュラシック・パーク)(1993)/ティモシー・マーフィ役
実在のイギリスのロックバンド「クイーン」
クイーン(Queen)は、全世界で3億万枚以上のセールスを誇るイギリス出身の男性4人組ロックバンド。
正式な結成時期は1971年とされています。
改めて紹介します。
- Freddie Mercury(フレディ・マーキュリー, 1946年9月5日 – 1991年11月24日, リードボーカル 、ピアノ)
- Brian May(ブライアン・メイ ,1947年7月19日 ,ギター)
- Roger Taylor(ロジャー・テイラー, 1949年7月26日 ,ドラム)
- John Deacon(ジョン・ディーコン, 1951年8月19日 , ベース)現在は音楽業界を引退
全員が作詞・作曲でき、ギター・キーボードの演奏もおこなえるという話も有名です。
本国のイギリスよりも日本女性の間で先にヒットし、初来日の空港ではファンが1200人も集まったという記録もあります。
それもあってか、クイーンのメンバーは親日家であり、何度か日本でのライブを行い、プライベートでも来日することが何度もあったそうです。
嘘か、誠かわかりませんが、フレディが畳を気に入ったが、大きすぎて持って帰れなかったという逸話があります。
音楽的な商業記録については Wiki などを覗くと腐る程情報が出てきます。
ざっくりいえば、ギネス・ワールド・レコードに載る記録をいくつも樹立させたことがあり、世界ナンバーワンのロックバンドであるということが今でもわかります。
2007年1月に、クイーンが出した「グレイテスト・ヒッツI&II」、北米の iTunes ダウンチャートで第1位を獲得したという記録。
もしも、iPhone を知らないフレディがこの記録を知ったらなんと思うでしょうか。
最後に
フレディがブライアンとロジャーに出会い、バンド名が「クイーン」になり、ベーシストのジョンが加わる。
一気にスターダムにのし上がり、それでも心の隙間を埋められなかったフレディ。
解散の危機に陥っていた「クイーン」が復活した ライヴ・エイド(LIVE AID)で映画は締めくくられます。
ライブ・エイドの21分間の映像ですが、もう涙が止まりません。
体も魂も委ねて楽しんでほしいシーンです。
YouTube に当時のライブ・エイドに出演した「クイーン」の様子だけをアップした映像がありました。
映画を観終わっている人、当時を知る人は観るといいいんじゃないかな。
これから映画を楽しみにしてる人は映画を観終わってからぜひ、観てください。
以上、『映画「ボヘミアン・ラプソディ」感想・レビュー(クイーンの名曲が魂を揺さぶる最高にロックな映画)』でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
宮川(@miyakawa2449)でした。
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