こんにちは映画ファン宮川(@miyakawa2449)です。
Cate Blanchett(ケイト・ブランシェット)さんは、魅力的な女優の1人です。
とても美しく、神秘的な役が似合う女優さんですが、この映画は真逆な役を演じます。
セレブな世界から転落して、落ちぶれたセレブを。
それが今日紹介する映画「ブルージャスミン(2013)」です。
この映画はブラックコメディー映画です。
ケイト・ブランシェットさんが、もっとも多くの賞を受賞している作品の1つ。
俳優たちはシリアスな芝居をしているので、アメリカンブラックコメディーに慣れてない人には、笑いのツボが分かりにくいかも。
アメリカン人向けのブラックユーモアな映画だと思って観てください。
映画「ブルージャスミン」予告
映画「ブルージャスミン」のあらすじ
かつてニューヨーク・セレブリティ界の花と謳われたジャスミン(ケイト・ブランシェット)
裕福で優しい夫ハル(アレック・ボールドウィン)との結婚生活も、資産も全て失い、最高の人生から最低の人生へ転落した様子を描きます。
自尊心だけがその身を保たせていた。
ジャスミンは一文無しになり、サンフランシスコに住む異母姉妹である、ジンジャー(サリー・ホーキンス)の元へと身を寄せます。
放っておくと独り言をブツブツしゃべって止まらない、精神不安定な元セレブ。
ジンジャーはシングルマザーで決して裕福な家庭というわけではありません。
ジンジャーのボーイフレンド「チリ」(ボビー・カナヴェイル)はジャスミンを早く自立させたく、仕事の紹介やボーイフレンドの紹介など世話を焼いてくれます。
それもそのはずジンジャーとの結婚が間近だったため、ジャスミンはお邪魔虫。
ジャスミンはこれまでの生活レベルとのギャップに苦しみ、かつての生活レベルに戻るために慣れない仕事や勉強を始めます。精神的にますます弱っていくジャスミン。
ジャスミンはあるパーティーで国務省の男性エリート(ドワイト)と知り合い、彼をきっかけにセレブな世界に返り咲こうと奮闘する姿が涙ぐましくて笑えてきます。
監督 | Woody Allen(ウディ・アレン) |
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脚本 | Woody Allen(ウディ・アレン) |
製作 | Letty Aronson(レッティ・アロンソン) Stephen Tenenbaum(スティーヴン・テネンバウム) Edward Walson(エドワード・ウォルソン) |
出演者 | Cate Blanchett(ケイト・ブランシェット) Alec Baldwin(アレック・ボールドウィン) Bobby Cannavale(ボビー・カナヴェイル) Sally Hawkins(サリー・ホーキンス) Andrew Dice Clay(アンドリュー・ダイス・クレイ) |
配給 | ソニー・ピクチャーズ・クラシックス |
製作国 | アメリカ合衆国 |
公開 | 2013年 |
ブルージャスミンのキャストたち
Jasmine(ジャスミン)/Cate Blanchett(ケイト・ブランシェット)
ニューヨークで大学中退後、ハルと結婚をしてセレブな生活を何年もしてきたジャスミン。
心の支えであり、セレブな生活を支えてきた夫ハルは詐欺罪で逮捕されて獄中死をしている。
全ての財産を没収されたジャスミンは無一文でサンフランシスコの異母兄弟ジンジャー(サリー・ホーキンス)の家に転がり込む。
大学を中退しており学位なし、職歴なし、プライドだけはセレブで、精神病を患っている。
セレブに返り咲くために勉強や仕事もやるが身につかない。
この物語はそんなジャスミンがもう一度幸せになるために奮闘するブラックコメディー映画である。
- 名前 Cate Blanchett
- 生年月日 1969年5月14日
- 出生地 オーストラリア ビクトリア州メルボルン
- 本作での受賞
- アカデミー主演女優賞受賞・英国アカデミー賞 主演女優賞受賞・ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)受賞・全米映画俳優組合賞主演女優賞受賞・放送映画批評家協会賞主演女優賞受賞・全米映画批評家協会賞主演女優賞受賞など最多受賞
- 主な映画出演作
- Ocean’s Eight (オーシャンズ8)(2018)/ルー・ミラー役
- The Aviator(アビエイター)(2004)/アカデミー助演女優賞受賞・英国アカデミー賞 助演女優賞受賞・ゴールデングローブ賞 助演女優賞ノミネートその他/キャサリン・ヘプバーン役
- Elizabeth(エリザベス)(1998)/アカデミー主演女優賞ノミネート・英国アカデミー賞主演女優賞受賞・ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)受賞その他/主演 エリザベス1世役
Ginger(ジンジャー)/Sally Hawkins(サリー・ホーキンス)
ジャスミンの異母兄弟で二児の母で結婚を控えている。
ジャスミンと違い庶民的な生活をしている。
サンフランシスコにおけるジャスミンの心の支え。
ジャスミンが1人で生活ができるまで支えようとアパートに招き入れる。
ジャスミンが来るまではボーイフレンドのチリとうまくやっており、結婚間近だったがジャスミンに振り回されてチリとの関係が険悪になっていく。
- 名前 Sally Hawkins
- 生年月日 1976年4月27日
- 出生地 イングランド ロンドン
- 国籍 イギリス
- 本作受賞
- アカデミー助演女優賞ノミネート・ゴールデングローブ賞 助演女優賞ノミネート・英国アカデミー賞 助演女優賞ノミネート
- 主な映画出演作
- The Shape of Water(シェイプ・オブ・ウォーター)(2017)/全米映画批評家協会賞主演女優賞受賞・ロサンゼルス映画批評家協会賞主演女優賞受賞/主演 イライザ役
- Paddington(パディントン)(2014)・パディントン2(2017)/メアリー・ブラウン役
- Happy-Go-Lucky(ハッピー・ゴー・ラッキー)(2008)/ベルリン国際映画祭銀熊賞 受賞・ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞・ニューヨーク映画批評家協会賞 主演女優賞 受賞/主演 ポピー役
Hal(ハル)/ Alec Baldwin(アレック・ボールドウィン)
ジャスミンの亡き夫。イケメン凄腕の詐欺師。
セレブリティーな生活は全てこの夫のおかげ。
他人のお金で贅沢な生活を送っている。
ジンジャーの元夫オーギー(Andrew Dice Clay)の開業資金をも詐欺のターゲットに。
気が利く優男、女性の扱いに非常に手慣れている。
- 名前 Alec Baldwin
- 生年月日 1958年4月3日(60歳)
- 出生地 アメリカ合衆国
- ニューヨーク州ロングアイランド
- 国籍 アメリカ合衆国
- 主な映画出演作
- Mission: Impossible – Rogue Nation(ミッション:インポッシブルローグ・ネイション)(2015)/アラン・ハンリーCIA長官役
- The Aviator(アビエイター)(2004)/ホアン・トリップ役
- The Hunt for Red October(レッド・オクトーバーを追え!)(1990)/ジャック・ライアン役
Chili(チリ)/Bobby Cannavale(ボビー・カナヴェイル)
ジンジャーの現在のボーイフレンド。
ジンジャーとの結婚を控えており、ジャスミンを早く自立させたいと思っている。
ジャスミンに仕事や彼氏の斡旋などをするが、セレブなジャスミンのプライドが高すぎて噛み合わない。
ジャスミンとは衝突ばかり。
一般的なアメリカ人を演じているはずだが、ジャスミンにかかると苦労が絶えない。
- 名前 Bobby Cannavale
- 生年月日 1970年5月3日
- 出生地 アメリカ合衆国 ニュージャージー州
- 国籍 アメリカ合衆国
- 主な映画出演作
- Ant-Man and the Wasp(アントマン&ワスプ)(2018)/パクストン役
- Ant-Man(アントマン)(2015)/パクストン役
- SPY(スパイ)(2015)/セルジオ・デ・ルカ役
Dwight(ドワイト)/Peter Sarsgaard(ピーター・サースガード)
国務省で働くエリートで、パーティーでジャスミンと知り合うドワイト。
奥さんは他界しており、現在は独身。
2人は意気投合し、おつきあいを始める。
ジャスミンは彼との出会いを利用し、セレブの世界に返り咲くために奮闘するが、過去を偽ってしまう。
- 名前 Peter Sarsgaard
- 生年月日 1971年3月7日(47歳)
- 出生地 アメリカ合衆国イリノイ州
- 国籍 アメリカ合衆国
- 主な映画出演作
- The Magnificent Seven(マグニフィセント・セブン)(2016)/バーソロミュー・ボーグ役
- Green Lantern(グリーン・ランタン)(2011)/ヘクター・ハモンド博士役
- An Education(17歳の肖像)(2009)/ デヴィッド役
セレブリティーな生活も振り返ります
彼女の夫ハルとの生活を描く、回想シーンが挟まれてます。
この回想シーンで徐々にジャスミンの過去が見えてきます。
なぜ、夫ハルは捕まって死んでしまったのか。
ジャスミンがなぜ、全ての財産を没収されてしまったのか。
全ての原因がある1点に絞られた時、すごい脱力感を感じましたw
最後に
ブラックコメディー映画なので、ジャスミン(ケイト・ブランシェット)がこの後、どうなるのか心配な終わり方でした。
とにかくぶっ飛んでいる?血管が1本キレてそうなジャスミンを演じるケイト・ブランシェットを、サリー・ホーキンスが演じるジンジャーがうまくなだめるわけですが、このコンビの芝居がすごいです。
ケイト・ブランシェットの怪演さが目立ちますが、地味ながらケイト・ブランシェットをコントロールできるサリー・ホーキンスの演技もぜひ観て欲しいと思います。
以上、『「ブルージャスミン(2013)」ケイト・ブランシェット主演ブラックコメディー映画』でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
宮川(@miyakawa2449)でした。
それではまた〜♪
コメント
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