こんちは映画ライター宮川(@miyakawa2449)です。
アベンジャーズ/エンドゲームも公開から10日以上が経ちました。
5月6日現在、世界興行収入のランキング2位に輝いており、1位の「タイタニック」も追い抜く勢いです。
◆最新の世界興行収入ランキングはこちら(英語)
また、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の監督であるルッソ兄弟がそろそろネタバレしていいよ、と発表していることでも話題になっています。
今週の月曜日からなので時差を考えてもそろそろ問題なさそうですね。
ネット上で活発な意見を行って欲しいそうです。
ネット上で活発な意見の交換が行われれば 2回、3回と繰り返し観に行くファンも増えるでしょうね。
ルッソ兄弟(監督)の公式アカウントの、このTweetがもとなのね。
エンドゲームのネタバレ解禁の噂は本当だった。もし、エンドゲーム観てないなら、週末に観ておいて。
If you haven’t seen〜see it this weekend.ネタバレ解禁は月曜だよ。
The spoiler ban 〜の部分。 https://t.co/49lz7K65ft— 宮川剛@映画ライター (@miyakawa2449) 2019年5月3日
それでは「アベンジャーズ/エンドゲーム」紹介します。
映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」予告編
ディズニー・スタジオ公式のYouTube動画『「アベンジャーズ/エンドゲーム」逆転へ―。』の動画
映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」あらすじ
引用元: 作品・キャスト情報|アベンジャーズ/エンドゲーム|マーベル公式
人類半滅、アベンジャーズ崩壊──
最後に残されたのは、最強の絆。最強を超える敵“サノス”によって、アベンジャーズのメンバーを含む全宇宙の生命は、半分に消し去られてしまった…。
大切な家族や友人を目の前で失い、絶望とともに地球にとり残された35億の人々の中には、この悲劇を乗り越えて前に進もうとする者もいた。
だが、“彼ら”は決して諦めなかった──
地球での壮絶な戦いから生き残った、キャプテン・アメリカ、ソー、ブラック・ウィドウ、ハルク、ホークアイ、そして宇宙を当てもなく彷徨いながら、新たなスーツを開発し続けるアイアンマン。
ヒーローたちは、大逆転へのわずかな希望を信じて再び集結する。はたして失った者たちを取り戻す方法はあるのか?
35億人の未来のために、そして“今はここにいない”仲間たちのために、最後にして史上最大の逆襲<アベンジ>に挑む。
最強チーム“アベンジャーズ”の名にかけて──。
映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」基本情報
監督 | Anthony Russo(アンソニー・ルッソ) Joe Russo(ジョー・ルッソ) 過去のMCU監督作品は以下の通りです。
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脚本 | Christopher Markus(クリストファー・マルクス) Stephen McFeely(スティーヴン・マクフィーリー) 過去のMCU脚本担当作品シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ Captain America: Civil War(2016) キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー Captain America: The Winter Soldier (2014) マイティ・ソー/ダーク・ワールド Thor: The Dark World (2013) キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー Captain America: The First Avenger (2011) |
キャスト | Robert Downey Jr. … Tony Stark / Iron Man Chris Evans … Steve Rogers / Captain America Mark Ruffalo … Bruce Banner / Hulk Chris Hemsworth … Thor Scarlett Johansson … Natasha Romanoff / Black Widow Jeremy Renner … Clint Barton / Hawkeye Don Cheadle … James Rhodes / War Machine Paul Rudd … Scott Lang / Ant-Man Benedict Cumberbatch … Stephen Strange / Doctor Strange Chadwick Boseman … T’Challa / Black Panther Brie Larson … Carol Danvers / Captain Marvel Tom Holland … Peter Parker / Spider-Man Karen Gillan … Nebula Zoe Saldana … Gamora Elizabeth Olsen … Wanda Maximoff / Scarlet Witch Anthony Mackie … Sam Wilson / Falcon Sebastian Stan … Bucky Barnes / Winter Soldier Josh Brolin … Thanos Chris Pratt … Peter Quill / Star-Lord |
製作 | Kevin Feige(ケヴィン・ファイギ) 歴代の数々のMARVEL作品の製作を担当してきた方 |
音楽 | Alan Silvestri(アラン・シルヴェストリ)
過去のMCU音楽担当作品
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製作会社 | MARVEL STUDIOS |
公開日 | 2019年4月26日 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
上映時間 | 181分 |
コピーライト | © 2019 MARVEL |
映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」の感想
MARVELありがとう。
本当にこの一言につきる作品でした。
2008年の「アイアンマン」から始まったMCUシリーズ21作品を締めくくる作品として、満を持して出された22作品目の「アベンジャーズ/エンドゲーム」最高な盛り上がりと終わり方を魅せてくれました。
全てのスーパーヒーローに見せ場があり、3時間という長い時間でしたが、飽きることもなく最後まで見応えがある作品を、よくぞ作ってくれたと関心もしました。
アントマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、ソーと言ったフェーズ1を飾ったヒーローたちはもちろん、ブラック・ウィドウ、ホークアイと言った元S.H.I.E.L.D.メンバーたちの見せどころが満載でファンの全員が納得する作りでした。
Twitter を見ていると6回観てきました、という呟きもときどき見かけるので多くの人に感動を与えてくれる作品でした。
昔からのファンの中には何回観にいっても涙が止まらないという人もいました。
人の心を惹きつけてやまないこの「アベンジャーズ/エンドゲーム」早くも今年最高の映画作品になりそうです。
映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」の見どころ・ポイント
前作の映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)」を引き継いだ完結編であり、MCUフェーズ1からの締めくくりである、映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」。
前作のあらすじと、これまでのアベンジャーズで何がおきていたのか理解しておくことで、映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」はより楽しむことができました。
過去の作品において、理解しておくべきポイントは以下の6つです。
- サノスのは何者で何をしたのか?
- インフィニティ・ストーンの登場の歴史
- トニー・スタークとスティーブ・ロジャースの確執
- アントマンの量子世界
- キャプテン・マーベル参戦
- ドクター・ストレンジが観た1400万605分の1の未来
この6点についてはすでに公開している、『アベンジャーズ総復習!!映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」を観る前に』にてまとめているので合わせてご覧ください。
もし、「アベンジャーズ/エンドゲーム(今作)」から初めて観たときは、サノスが何者で、前回何があったのかわからないまま映画をみることになるので難しいかもしれません。
まとめ
映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」を観れば、「あなたもアベンジャーズ(復讐者)」です。
作品そのものがアベンジャーズであり、これまでの作品のまとめだと思います。
途中の「感想」にも書きましたが、本当に「ありがとうMARVEL」でした。
多くの人が納得できて感動できる映画はそうそうありません。
解釈の仕方によっては、納得できないエピソードがある人もいるかもしれません。
それはあなたのアベンジャーズなので、それはそれで仕方ないでしょう。
100人いれば100人のアベンジャーズがそこにあると思います。
私にとってアベンジャーズ/エンドゲームは、「怒り」「喜び」「驚き」「涙」ありの本当に楽しめる作品でした。
映画ってほんといいですよね。
1年に2〜3本というハイペースで作品を送り出してきたMARVELと、それを支えてきたキャストや監督をはじめとしたクリエイターたち、そして、多くのMCUファンがいたからこそ成功したのが「エンドゲーム」だと思います。
また、「エンドゲーム」はファンにとって素敵な贈り物だったと思います。
MCUはまだまだ続きますが、いったんここで区切りがついたという感じでしたね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
以上、『映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」感想・レビュー・後半ネタバレ(あらすじから、考察まで)』
宮川(@miyakawa2449)でした。
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ここから映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」をレビュー(ネタバレ)
ここから下は映画レビューです。
レビューということは映画の推薦・見どころ・批評が入ります。
作中のネタに関する紹介も含まれます。
また、映画観てきたからネタ合わせしたい人向けの記事です。
ネタバレしても問題ない人が観てください。
ネタバレごめんっていう方はここから先へすすまないようにしてください。
映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」で起きた全体の流れ
アベンジャーズ/エンドゲームの大まかなあらすじの流れは以下のとおりでした。
1回観たけど何が起きていたのか覚えていない人、おさらいしたい人に全体の流れをまとめさせていただきます。
- サノスの指パッチン(フィンガー・スナップ)で人類の半分が消滅した直後から始まります。
- トニー・スタークとスティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)の再会
- サノスを見つけ出し、インフィニティ・ストーンで世界の失われた人たちを元に戻す計画を立てる。
- サノスを探し出し、サノスを倒すソーたち。しかし、インフィニティ・ストーンは失われた後だった。
インフィニティ・ストーンで世界を元に戻す可能性が失われる。(ここまでが序章) - 5年後の地球
- アベンジャーズは地球各地で世界を守る活動をナターシャ・ロマノフを中心に続けていた。
- スコット・ラングが量子世界から帰還し、量子世界の技術を応用したタイムトラベルを提案。
タイムトラベルを利用し、インフィニティ・ストーンを取り戻す可能性をスティーブ・ロジャースたちに提案する。 - トニー・スタークとスティーブ・ロジャースの和解
- 量子世界の力を応用したタイムマシーンの完成
- インフィニティ・ストーンの過去の場所に散らばり、インフィニティ・ストーンを回収する。
- 過去の世界のサノスがアベンジャーズたちの行動を知る。
- インフィニティ・ストーンとトニー・スタークが作ったインフィニティ・ガントレットにより、世界の失われた人たちを取り戻す。
- しかし、過去のサノス軍団が登場し、アベンジャーズの拠点が壊滅する。
- 「インフィニティ・ウォー」の規模を超える総力戦が繰り広げられる。
- 戦況が不利になったところに駆けつけた、ドクター・ストレンジをはじめとする復活したヒーローたちが戦況を有利にひっくり返す。
スパイダーマン、ウインターソルジャーはもちろん、ワカンダの兵士や、ザンダー星のノヴァ軍警察、ドクター・ストレンジの魔術師たちも集まってきていました。 - ドクター・ストレンジが観た1400万605分の1の未来の結末として、トニー・スタークが再びインフィニティ・ストーンの力を利用し、サノスたちを消すことに成功する。
序章(サノスが突きつけた無情な現実)
平和そうに暮らしていたホークアイは目の前で家族を失いました。
サノスの指パッチンの影響であることは明らかでした。
キャプテン・マーベルが宇宙で漂流中のトニー・スタークとネヴィラを地球へ連れ帰りました。
ネヴィラ可愛かったですね。
子ども嫌いのトニー・スタークもシリーズを追うごとに子どもの扱いが上手くなりました。
(アイアンマン3の頃から)
再会するトニー・スタークとスティーブ・ロジャースでしたが、2人の溝は埋まりませんでした。
最強・最悪のスーパーヴィランのサノスに対抗するために、インフィニティ・ストーンとインフィニティ・ガントレットを奪い取ることを決意するアベンジャーズ。
しかし、全ての希望だったインフィニティ・ストーンはサノスの手によって消滅させられていた。
怒りを覚えたソーはサノスの首を討ち取る。
ここまでが今作のイントロダクション(序章)でした。
希望を失ったアベンジャーズ。
失意の5年間後からが本編になりました。
スコット・ラングが問いかける一縷(いちる)の望み
しかし、5年後量子世界から戻ってきたスコット・ラングにより1つの可能性を提示される。
「量子世界の技術を応用した、タイムマシーンで世界を元に戻せるのでは?」
スコット・ラングは5年間量子世界に閉じ込められていたことになっていますが、彼が体感した時間の流れは5時間程度とのことでした。
量子世界では時間と空間の成り立ちが、現実世界と異なっていることからタイムマシーンを作れるのではないか?
というのが、スコットの理論でした。
5年間平穏に暮らし、一児の父として家族を持っていたトニー・スタークはタイムマシーン開発を一度は拒みます。
しかし、トニーは偶然にタイムマシーン実現の可能性を見出したことをきっかけに、スティーブ・ロジャースと和解するためにアベンジャーズと合流します。
現在の時間軸では失われてしまったインフィニティ・ストーンも過去に遡れば揃えることができる。
過去へ旅立つアベンジャーズたち。
限られたピム粒子(量子スーツのエネルギーであり、タイムトラベルするために必要なもの)の数からタイムトラベルは全員の1往復分だけ。
失敗が許されないギリギリのタイムトラベルが次の見せ場でした。
各インフィニティ・ストーンの回収チームの編成は次の通り。
- スペース・マインド・タイムのインフィニティ・ストーンが揃っていたニューヨーク大戦の「アベンジャーズ(2012)」
トニー・スターク、アントマンの2人・・・スペース・ストーン
スティーブ・ロジャース・・・マインド・ストーン
ブルース・バナー・・・タイム・ストーン - エーテル(リアリティ・ストーン)が存在した「マイティ・ソー /ダークワールド(2013)」
ソーとロケットの2人チーム - パワー・ストーンとソウル・ストーンは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)」
ローディー・ローズとネヴィラの2人・・・パワー・ストーン
ナターシャ・ロマノフとクリント・バートンの2人・・・ソウル・ストーン
各時代にメンバーが散らばってインフィニティ・ストーンを集めるので、過去の映像とクロスオーバーしながらストーン集めをしている様子を見ているのは楽しかったです。
スペース・ストーンを回収し損ねて、1970年にタイムトラベルしたトニーとスティーブのエピソードは今後の物語の展開を匂わせるモノがありました。
トニーとスティーブが運命の人とここで偶然にも再会したからこそ、最後の2人の結末があったのではないかな?と私は推測しています。
ソーについても運命の人と出会ったことで自信を取り戻し、力を取り戻したりしていたので、タイムトラベルはインフィニティ・ストーンを取り返すためではなく、アベンジャーズたちが失った過去を取り戻す演出でもあったと私はこのシーンをみて感じました。
様々な含みのある、非常に重要なエピソードが満載でした。
映画「アントマン&ワスプ(2018)」「キャプテン・マーベル(2019)」は重要な伏線だった
映画「アントマン&ワスプ」「キャプテーン・マーベル」の2作品が「アベンジャーズ/エンドゲーム」の前に公開されていたのはやはり、エンドゲームに向けての重要な伏線でした。
アントマンことスコット・ラングが量子世界の可能性をスティーブ・ロジャースに話すことで、映画は大きな新たな展開の流れを生み出すことができました。
キャプテーン・マーベルについては銀河の地球以外の惑星でヒーロー活動しているという設定から、漂流するトニー・スタークとネヴィラを拾って、地球まで連れて来てくれました。
MCU最強のヒーローだと思いますが、パワーバランスが崩れるためか、登場シーンは少なめでしたね。
映画「キャプテン・マーベル(2019)」のエンドテロップ最後に、キャロル・ダンヴァースが電源が切れた発信機を辿って登場するシーンは本編では利用されませんでしたね。
謎の少年の正体は?
映画終盤のニック・フューリーをはじめ、歴代のメンバーが揃う例のシーンに謎の少年というか、青年ですが、映っているの気づきましたか?
建物の前、バッキー・バーンズが映った後ぐらいです。
後でわかって驚きました。
「アイアンマン3(2013)」でトニー・スタークがニューヨーク大戦のPDSD(心的外傷後ストレス障害)で苦しんでいるときに助けてくれた、当時小学生だったハーレー・キーナー(Ty Simpkins タイ・シンプキンス。ジュラシック・パークにも出演。)でした。
以上です。
また、何か思い出したら書くかもしれません。
コメント
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