こんにちは映画大好き宮川(@miyakawa2449)です。
ファンタビシリーズ2作目「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(原題:Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald)」11月23日にいよいよ公開されましたね。
初日に家内と字幕版を見てきました。
そして、一昨日は吹替版で見直してきました。
楽しみにしている方も大勢いるようで、「ネタバレしたくないから Twitter 暫く覗かない」という声も聞こえてきます。
なので、感想ブログは暫く控えていました。
ハリポタシリーズとの関連性が多い今作品、ハリポタの過去映像作品はもちろん、原作「ハリー・ポッターと死の秘宝」を読み直してから「ファンタビ2」を見た方がより楽しめることは確かでした。
また、情報量が豊富で複数の事件、出来事が同時進行します。
真相のどんでん返しなど意外な展開もみえてきます。
展開が早いこともあり、予習・復習をしっかりして、できるだけ頭の切り替えがスムーズにできるようにしてから観た方が、より楽しめると思います。
それでは「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」の紹介と感想、後半は答えあわせを紹介します。
ネタバレなしの予習の復習記事はこちら
3点の予告編から見えてくるハリー・ポッターシリーズとの関連性をまとめています。
また、死の秘宝やグリンデルバルドとダンブルドアの関係性について詳しく載せています。
ハリー・ポッター1作目から4作目の復習ポイント
ハリー・ポッター5作目から8作目の復習ポイント
映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」予告編
映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」あらすじ
引用元:映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』オフィシャルサイトより
ある日ニュートは、捕らえられていた強大な敵、“黒い魔法使い”グリンデルバルドが逃げ出したことを知る。
ホグワーツ魔法魔術学校のニュートの恩師ダンブルドアは彼に告げる。
「黒い魔法使いを倒せるのは君だけだ」と。
魔法界と人間界の支配を企む黒い魔法使いを追って、ニュートが仲間や魔法動物たちとともに向かったのは、パリ!
しかし、悪の力は仲間たちにまで及ぶことに!?
試されるニュートと仲間たちとの絆 ── 果たして彼らは世界を黒い魔法使いの魔の手から守られるのか?
監督 | David Yates(デヴィッド・イェーツ) |
脚本 | J. K. Rowling(J・K・ローリング) |
原作 | J. K. Rowling(J・K・ローリング) Fantastic Beasts and Where to Find Them(幻の動物とその生息地 ) |
製作 | J. K. Rowling(J・K・ローリング) David Heyman(デヴィッド・ハイマン) Steve Kloves(スティーヴ・クローヴス) Lionel Wigram(ライオネル・ウィグラム) |
出演者 | Eddie Redmayne(エディ・レッドメイン) Katherine Waterston(キャサリン・ウォーターストン) Dan Fogler(ダン・フォグラー) Alison Sudol(アリソン・スドル) Ezra Miller(エズラ・ミラー) Jude Law(ジュード・ロウ) Johnny Depp(ジョニー・デップ) |
音楽 | James Newton Howard(ジェームズ・ニュートン・ハワード) |
配給 | Warner Bros. Entertainment, Inc. |
上映時間 | 134分 |
映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」感想
ネタバレされたくないでしょうから、まず最初は内容に触れずに感想を。
初めから終わりまで展開が早いです。
多くのトラブルも発生し、飽きることなく最後まで楽しめます。
また、何回も足を運んで楽しむことができる映画です。
例えば、1回目は初見で楽しみ、2回目は1回目では気がつかなかった事実に気づき驚き、3回目も見てやっぱりシナリオの素晴らしさに感嘆する。
そんな楽しみ方が十分できる映画です。
会員デーやレディースデーなど割引などをうまく使って観にいけるといいですね(おかわり割引ってないんですかね?)。
例えば、字幕版、日本語版、IMAX版で見較べるだけでも3回楽しめる、そんな映画かも。
映画好きな人は私も含めて同じ映画作品を2回、3回と観に行く人も珍しくありません。
2回も、3回も映画館に行きたくないという人は覚悟して観に行くか、ハリポタシリーズと前作の「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」は観てから劇場に足を運んでおくといいですよ。
「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」をより楽しむ4つの方法
ポイントだけ簡単にまとめておきます。
- キャストを事前に把握しておきましょう。
登場人物が多く、登場人物の数だけ事件が起きると言ってもいいぐらいです。特に新しく出てくる人物も多いので、キャスティングの名前と顔は覚えておいた方が余裕を持って楽しめるでしょう。 - 前作「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」は少なくとも観ておいてください。
これは必須条件です。
前回の登場人物はほぼ全員出てきます。出たきり出て来ない人も一部いますが、ほぼ全員出てきます。 - ハリー・ポッターシリーズについては余裕があれば、全て見直しておいて欲しいです。
しかし、8作品全てを見直す時間は膨大です。少なくともそうですね、「ハリー・ポッターと賢者の石」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」ぐらいは観ておけば細かい世界観は理解できると思います。予告編にも出てきている「みぞの鏡」や「ニコラス・フラメル」など知っておくとちょっと嬉しいかも。
因みに、同じ予告編に出てくるナギニは「ハリー・ポッターの炎とのゴブレット」が最初に出てくる作品です。 - アルバス・ダンブルドアとゲラート・グリンデルバルドの関係性などは、原作『ハリー・ポッターと死の秘宝 「第2章 追悼」、 「第18章 アルバス・ダンブルドアの人生と嘘」、「第28章 鏡の片割れ」、「第35章 キングズ・クロス」』で復習しておくと映画を見る前の空想が膨らんでより楽しめます。
映画も原作も見直す時間が惜しいという人は、私がまとめた次の3つの記事を観ておけばネタバレなしで予習・復習ができるのでおすすめです。
3点の予告編から見えてくるハリー・ポッターシリーズとの関連性をまとめています。
また、死の秘宝やグリンデルバルドとダンブルドアの関係性について詳しく載せています。
ハリー・ポッター1作目から4作目の復習ポイント
ハリー・ポッター5作目から8作目の復習ポイント
キャストから振り返る「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」
ここから少しずつ本編に触れていきます。
新しく出てくるキャストが多いため、簡単にキャストの紹介と役どころを解説しておきます。
Newt Scamander(ニュート・スキャマンダー)
彼はアルバス・ダンブルドアにクリーデンス・ベアボーンを助けるように言われる。そのために「パリ」に行けと。
ところが、クリーデンス・ベアボーンに近づくことでゲラート・グリンデルバルドとの接触も考えられるため、「パリの隠れ家」の住所をアルバス・ダンブルドアに渡される。
ニュート・スキャマンダーは素直に仕事を受けようとはしないが、ティナ・ゴールドスタインがパリに来ていることを知り、彼女を追いかけて、結果パリへいくことになる。
- Eddie Redmayne(エディ・レッドメイン)
- 生年月日 1982年1月6日
- 出生地 イングランド・ロンドン
- 国籍 イギリス
- 主な映画出演作品
- ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016)/ニュート・スキャマンダー役
- リリーのすべて(2015)/第88回アカデミー賞・主演男優賞ノミネート・第73回ゴールデングローブ賞・主演男優賞(ドラマ部門)ノミネート
- 博士と彼女のセオリー(2014)/第87回アカデミー賞・主演男優賞・第72回ゴールデングローブ賞・主演男優賞(ドラマ部門)
Tina Goldstein(ティナ・ゴールドスタイン)
アメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)の闇払いに復帰したティナ・ゴールドスタイン。
前作ではちょっとおっちょこちょいな役。
ニュート・スキャマンダーとはお互いに慕いあう甘い空気がただようまま、船着場で別れていた。
今回彼女は単独行動でクリーデンス・ベアボーンを探しにパリを訪れている。
そこでティナ・ゴールドスタインはクリーデンス・ベアボーンの出生の秘密に近づくことに。
- Katherine Waterston(キャサリン・ウォーターストン)
- 生年月日 1980年3月3日
- 出生地 イングランド・ ロンドン・ウェストミンスター
- 主な映画出演作品
- エイリアン: コヴェナント(2017)/ダニエルズ役
- ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016)/ティナ・ゴールドスタイン役
- スティーブ・ジョブズ(2015)/クリスアン・ブレナン役
Jacob Kowalski(ジェイコブ・コワルスキー)
ジェイコブ・コワルスキーはアメリカではノー・マジ、イギリスではマグルと呼ばれる、いわゆる非魔法族。
前作ではニュート・スキャマンダーと出会うことで魔法族の事件に巻き込まれるも、ニュートたちと友人の関係を築くこととなった。
また、クイニー・ゴールドスタイン(ティナの妹)に好意を寄せられたマグルでもある。
今回、クイニー・ゴールドスタインと喧嘩してしまうが、彼女を想う気持ちに間違いはなく、クイニー・ゴールドスタインのためにパリの町を走ることに。
- Dan Fogler(ダン・フォグラー)
- 生年月日 1976年10月20日(42歳)
- 出生地 ブルックリン
- 国籍 アメリカ合衆国
- 主な映画出演作品
- ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016)/ジェイコブ・コワルスキー役
Queenie Goldstein(クイニー・ゴールドスタイン)
ティナ・ゴールドスタインの妹。
前回、ニュート・スキャマンダーたちと冒険した4人のうちの1人。
好奇心旺盛でノー・マジのジェイコブ・コワルスキーに興味を持った魔法使い。
ジェイコブ・コワルスキーと幸せな交際をしたいと願っているが、魔法族のしきたりにより非魔法族との交際が認められていないことに大きな悩みを持つ。
- Alison Sudol(アリソン・スドル)
- 生年月日 1984年12月23日
- 出身 アメリカ合衆国シアトル
- 職業 シンガーソングライター
- 主な出演作品
- ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016)/クイニー・ゴールドスタイン役
Credence Barebone(クリーデンス・ベアボーン)/Nagini(ナギニ)
クリーデンス・ベアボーン(写真右)
オブスキュラスを生み出す青年。
オブスキュラスは膨大な魔力を持ち、暴走させてしまう性質がある。
前作でゲラート・グリンデルバルドが探していた「オブスキュラス」を持っていた魔法族は彼だった。
今回クリーデンス・ベアボーンは自分が何者なのか、自分自身の存在に疑問を持つことになる。
オブスキュラスのクリーデンスとハリー・ポッターシリーズとの関連性はここで紹介しています。
- Ezra Miller(エズラ・ミラー)
- 本名 Ezra Matthew Miller
- 生年月日 1992年9月30日
- 出生地 アメリカ合衆国 ニュージャージー州バーゲン郡ワイコフ
- 主な映画出演作品
- ジャスティス・リーグ(2017)/バリー・アレン (フラッシュ)役
- ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016)/クリーデンス・ベアボーン役
ナギニ(写真左)
クリーデンス・ベアボーンの友だちのナギニ。
予告編にも出て来ていた、蛇に変身する能力を持つ女性。
クリーデンス・ベアボーンのことを心配している。
ナギニは「ハリー・ポッター」シリーズの4作目「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」以降に登場するヴォルデモートに仕える蛇でもある。
- Claudia Kim(クローディア・キム)/韓国名 スヒョン
- 生年月日 1985年1月25日
- 主な映画出演作品
- アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)/ヘレン・チョ役
Leta Lestrange(リタ・レストレンジ)
前作では写真だけでの出演だった「リタ・レストレンジ」。
クイニーが「彼女は奪う人だ」とニュート・スキャマンダーの心を読んでいた女性。
リタは純血主義のレストレンジ家の生まれ。
ハリーポッターシリーズに出ていた「ベラトリックス・レストレンジ(従兄弟のシリウス・ブラックを殺した女性)」と同じ姓。同じ家系と思われる。
イギリス魔法省の職員。
今回彼女は自身の過去の事件と向き合うことになる。
- Zoë Kravitz(ゾーイ・クラヴィッツ)
- 生年月日 1988年12月1日
- 出生地 カリフォルニア州ロサンゼルス
- 国籍 アメリカ合衆国
- 民族 アフリカ/ユダヤ系アメリカ人
- 主な映画出演作品
- マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015)/トースト役
- X-MEN: フューチャー&パスト/エンジェル・サルバドーレ役
- X-MEN: ファースト・ジェネレーション(2011)/エンジェル・サルバドーレ役
Theseus Scamander(テセウス・スキャマンダー)
前回の映画では名前だけ出ていた、ニュート・スキャマンダーの兄テセウス・スキャマンダー。
イギリス魔法省の職員で闇払いの最高責任者。
- Callum Turner(カラム・ターナー)
- 生年月日 1990年2月15日
- 出生地 イギリス・ロンドン
- 主な映画出演作品
- さよなら、僕のマンハッタン(2018)/主演 トーマス・ウェブ 役
Yusuf Kama(ユスフ・カーマ)
アフリカ系の魔法使い。
家系の中では最後の純血な男の子孫。
クリーデンス・ベアボーンをある目的で探している謎の男。
- William Nadylam(ウイリアム・ナラディラム)
- 生年月日 1966年8月2日
Albus Dumbledore(アルバス・ダンブルドア)
ハリー・ポッターシリーズ、ホグワーツ魔法魔術学校の学長だった、若き日のアルバス・ダンブルドアです。
彼はニュート・スキャマンダーに「クリーデンス・ベアボーン」を助けるように仕向けますが、間接的にゲラート・グリンデルバルドを止めることもニュート・スキャマンダーに依頼します。
- Jude Law(ジュード・ロウ)
- 生年月日 1972年12月29日
- 出生地 イングランド ロンドン
- 国籍 イギリス
- 主な映画出演作品
- キャプテン・マーベル(2019)/ヨン・ロッグ 役
- シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011)/ジョン・ワトソン役
- シャーロック・ホームズ(2009)/ジョン・ワトソン役
Gellert Grindelwald(ゲラート・グリンデルバルド)
パリに登場したゲラート・グリンデルバルド。
彼は魔法界の息苦しさに怒りを覚え、魔法界と非魔法族の世界を支配することを考える。
魔法族が生きやすい、生活しやすい世界を作るという甘い言葉で人々を扇動し、魔法使いの仲間を増やす。
- Johnny Depp(ジョニー・デップ)
- 生年月日 1963年6月9日
- 出生地 アメリカ合衆国 ケンタッキー州オーエンズボロ
- 主な映画出演作品
- オリエント急行殺人事件(2017)/エドワード・ラチェット役
- パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017)/ジャック・スパロウ役
- ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016)/ゲラート・グリンデルバルド 役
- アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅(2010)/マッドハッター(タラント・ハイトップ)
ハリー・ポッターシリーズにおける、ダンブルドアとグリンデルバルドの深い因縁は原作の中ですでに描かれていました。何章も利用して。
詳しくはこちらでまとめています。
ここから映画の答えあわせ(ネタバレ)
今回、大勢いた登場人物たちは、それぞれ違う目的でパリの町を駆け巡りました。
そのため映画を見終わったあと、人物相関がやや曖昧になりがちでした。
映画を見終わった人が確認するために、それぞれの登場人物の目的を下記にまとめてみました。
ここから下はその答えあわせです。
映画を見終えた人向けの、簡単な答えあわせ記事です。
ネタバレしても問題ない人が観てください。
ネタバレごめんっていう方はここから先へは本当に進まないようにしてください。
ニュート・スキャマンダーの目的
ニュート・スキャマンダーは主人公であり、アルバス・ダンブルドアが頼りにする卒業生。
アルバス・ダンブルドア曰く「ニュート・スキャマンダーは指示通りには動かない男」。
今回もニュート・スキャマンダーはアルバス・ダンブルドアの指示通りには動きませんでしたね。
結果的にはアルバス・ダンブルドアが考える通りに動いていますが、「パリへ行け」というアルバス・ダンブルドアの指示通りに動いたのではなく、「ティナ・ゴールドスタイン」に会いたいという衝動からパリ行きを即決しました。
ティナ・ゴールドスタインの目的はニュート・スキャマンダーの目的
ティナ・ゴールドスタインは自分が所属しているアメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)にも無断でパリに来ていました。
ティナ・ゴールドスタインの目的はクリーデンス・ベアボーンを助けること。
無断でパリに来ていたので、クイニー・ゴールドスタインがパリの魔法省でティナ・ゴールドスタインを訪ねてもリストに載っていませんでした。
ティナ・ゴールドスタインと無事合流できた、ニュート・スキャマンダーはティナ・ゴールドスタインの目的を知ります。
ティナ・ゴールドスタインとニュート・スキャマンダーの「クリーデンス・ベアボーン」を助けるという目的が一致したため、2人は行動を共にすることになりました。
リタ・レストレンジとユスフ・カーマの目的と関係
ユスフ・カーマから見たリタ・レストレンジとクリーデンス・ベアボーン
ユスフ・カーマは母親を服従の呪文でレストレンジ家の男に連れ去られた過去がある。
リタ・レストレンジはレストレンジ家の男が、ユスフ・カーマの母親に生ませた子供だった。
リタ・レストレンジが生まれた後、リタとユスフの母親は死んでしまう。
レストレンジの男は次の女性に生ませた男の子を溺愛したが、カーマ家からの復讐の危険を察したために幼い男の子をアメリカに逃したのでした。
レストレンジ家は純血主義の魔法使いで跡取りになる男子にしか興味がなかったのです。
リタ・レストレンジとユスフ・カーマは異父兄弟。
リタ・レストレンジとクリーデンス・ベアボーンは異母兄弟というのがユスフ・カーマの考えでした。
ユスフは父親の復讐を果たすためにクリーデンス・ベアボーンを殺しにパリに来ていました。
リタ・レストレンジから見たクリーデンス・ベアボーン
リタ・レストレンジはイギリス魔法省の命令で動いており、その目的はやはりクリーデンス・ベアボーンの抹殺でした。
しかし、リタ・レストレンジはクリーデンス・ベアボーンを前にして、「彼はクリーデンス・ベアボーンではない。彼の出生をしらない」と真実を明かします。
幼いころのリタ・レストレンジと当時赤ちゃんだった弟が船でアメリカに移動中に、泣き止まずうるさかった実の弟と他人の赤ちゃんを出来心で入れ替えていた。
しかも、赤ちゃんを入れ替えた直後に嵐になり、パニックの中、実の弟が乗ったボートは転覆して彼は死んでおり、自分が連れてきた赤ちゃんは生き残ってしまっていた。
それが後のクリーデンス・ベアボーンである。
リタ・レストレンジに真相を語られたこのとき、クリーデンス・ベアボーンは目的を見失い、次の答えを求めるためにゲラート・グリンデルバルドの集会に参加することに。
出生が不明だとしても、クリーデンス・ベアボーンはオブスキュラスであるという事実にかわりはなかった。
クリーデンス・ベアボーンとナギニの目的
クリーデンス・ベアボーンはパリで自分の出生を探していました。
自分が何者なのか知りたかった。
ただそれだけでした。
ナギニはクリーデンス・ベアボーンの友人として付き添っていました。
ナギニは特に目的が明示されてはいなかった。
それでもクリーデンス・ベアボーンが自分の意思でゲラート・グリンデルバルドに付いて行こうとした時、ナギニが「あなたの出生がわかったからといって、あなたはかわらないわ」というニュアンスのことを言っていたのは印象的でした。
クイニー・ゴールドスタインの目的と、ジェイコブ・コワルスキーの目的
クイニー・ゴールドスタインとジェイコブ・コワルスキーは今回、ニュート・スキャマンダーの旅には直接乗っかりませんでした。
クイニー・ゴールドスタインは、閉鎖的なしきたりに従う以上はジェイコブ・コワルスキーと明るい未来を築くことができない、と心を苛まれてしまいました。
ジェイコブ・コワルスキーは、クイニー・ゴールドスタインを大事に思うあまりに、愛してはいるが結婚はできない、と彼女を優しく見守ることしかできないでいました。
2人は気持ちの上では愛し合っていても、目指す未来が異なっていたのです。
ゲラート・グリンデルバルドとアルバス・ダンブルドアの目的
ゲラート・グリンデルバルドとアルバス・ダンブルドアはもともと盟友でした。
このことはハリー・ポッターの原作『ハリー・ポッターと死の秘宝 「第2章 追悼」「 第18章 アルバス・ダンブルドアの人生と嘘」「第28章 鏡の片割れ」「第35章 キングズ・クロス」』で詳しく描かれています。
ゲラート・グリンデルバルドは自分が理想とする魔法社会を作るために、魔法界と人間界(マグル)を支配することを目指すが、アルバス・ダンブルドアが目的達成のためには邪魔だった。
ゲラート・グリンデルバルドはクリーデンス・ベアボーンを利用してアルバス・ダンブルドアを倒すことを考えた。
アルバス・ダンブルドアは多くを語らないため詳細は推測の域を出ないが、ニュート・スキャマンダーを利用してクリーデンス・ベアボーンを救済し、ゲラート・グリンデルバルドを倒すことを考えているものと思われます。
原作「ハリー・ポッターと死の秘宝」を読むと、クリーデンス・ベアボーンは、アリアナ・ダンブルドアと同じ人生の末路をいまたどろうとしているのではないかと不安に思います。
クリーデンスとアリアナの類似性はこちらでまとめています。
最後に
答えあわせとして最後、人物相関をまとめてみました。
アルバス・ダンブルドアとゲラート・グリンデルバルドの関係については原作をしっかり読んでおくとより物語を深く理解できると思いますが、絶対読んでおかないといけないわけでもありません。
映画は自由に楽しめばいいと私は思っています。
役名が曖昧なままでも物語は楽しめます。
ハリー・ポッターの物語を知らなくても、楽しめるのも事実だと思います。
そして、ハリー・ポッターファンを喜ばせようと豊富な情報量を見事な脚本にしたJ・K・ローリングは天才だとも思いました。
余裕がある方は原作「ハリー・ポッターと死の秘宝」を読み直しておくと物語をより深く理解できると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
宮川(@miyakawa2449)でした。
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