映画「四月の永い夢」優しい気持ちになれるステキな映画です【更新日10/8】

映画「四月の永い夢」優しい気持ちになれるステキな映画です【更新日10/8】

こんにちは映画ファン宮川(@miyakawa2449)です。

洋画に限らず邦画なども面白そうなモノは劇場に足を運んで観るようにしています。

あるツイートを見たのをキッカケに「四月の永い夢」を知りました。

それまで興味も関心もありませんでした。

ごめんなさい

このツイートを見て、サイトを検索して、予告と特報を見て「明日いかなきゃ」「監督さんの舞台挨拶もきになるし」速攻でスケジュールを調整して翌日6/16(土)に見に行きました。

映画「四月の永い夢」の DVD 発売を記念してレビューを追加しました。
「3. セカンドレビュー 【10/8追加更新】」以降が今回追加した新しい内容になります。

映画「四月の永い夢」の公式予告編

何度も何度もこの予告をみました。
情緒があって気になる予告にうまくまとめられていたと思います。

「四月の永い夢」ファーストレビュー

さて、気にある「四月の永い夢」のレビューですが、ネタバレになる記事は書きたくないので書くのが難しいですが、第1の感想は「主人公、滝本初海(朝倉あき)の日常の生活風景をうまく描き、彼女の心情描写がスクリーンに溢れ出ている」と感じました。

元中学教師である初海。

あることをきっかけに教師を辞めてアルバイトの生活を。

元教え子との再会、思いがけない男性からの告白。

そして、彼らを含めた周りの人たちが彼女の止まった時を動かし始める。

そんな映画です。

映像も綺麗ですし、音楽がまた素敵です。

初海の表情、シーンを彩る映像と音楽。
この2つを見るだけでも価値のある映画だと思います。

全米がみんな泣くでも、世界が救われる訳でも、宇宙人がせめて来る訳でもありませんが、この映画は人を優しい気持ちにしてくれるそんなメッセージのある映画だと思います。

四月の永い夢 | Tokyo New Cinema Inc. | ヒトを豊かにする映画

ここからディスクを購入して再び見直したセカンドレビューになります。

セカンドレビュー 【10/8追加更新】

この映画のポイントとして、情景の静けさがあります。

特に主人公の滝本初海(朝倉あき)の芝居は透明感があり、淡々とした静けさのある芝居でありながらも、彼女の感情の起伏がしっかり伝わってきました。

静けさといえば、「セリフ」がないシーンが目立ちます。
これは登場人物たちの心情を静けさを使い詩的に伝えてきている手法なんだと思いました。

「情景の説明」は基本ありません、詳しい解説もない。
そういう作りの映画です。
理由はこの作品が映像を使った「詩」だからだと思います。

中川龍太郎監督は監督であると同時に詩人でもあります。

この映画の魅力はその「詩」として映像表現しているところにあるのだと4回以上この作品を観て思いました。

観るたびに新しい発見があります。

「詩」というのは作者の気持ちや感情を表現する「文章」であるわけだけれど、「詩」には「タイトル」と「本文」しかありません。
具体的な情景説明はない。
読む人間のその時の心理状態によっても、「詩」は解釈が分かれる。

この「四月の永い夢」は「滝本初海」を通して、観ている人に「映画という形の詩」を伝えている作品なのだと私は思います。

先ほど『「セリフ」がないシーンが目立ちます』『登場人物たちの心情を静けさを使い詩的に伝えてきている手法』と書きましたが、これは「詩」でいうところの「行間」または「間(ま)」と言われるものではないかと私は考えています。

この映画は静かなところで、セリフを止めてゆっくり観せることで登場人物たちの心の鼓動、気持ちが優しく伝わってきます。

「情景の説明」がない理由はこの作品が「詩」であるためです。

「詩」に情景説明をくどくど書いたらそれは詩ではなく作文です。
31音で表現する日本古来の「短歌」も限られた文字数で情景を表現して、読んだ人間の心をくすぐる手法を使います。

この「四月の永い夢」はそういった行間をうまく使い「情景」を観ている人間に喚び起させることに成功している作品だと思います。

観れば、観た回数分だけ新しい発見があります。

この映画は今年のベスト3に入る良作だと私は思っています。

キャスト

朝倉あき(役名 滝本初海)

滝本初海
朝倉あきさん演じる、主人公 滝本初海

蕎麦屋でアルバイトをして生計を立てている、元中学教師。3年前に恋人を亡くしている。

  • 名前 朝倉あき
  • 生年月日 1991年9月23日
  • 主な出演作品
    • ハロウィンナイトメア(2015)/ 主演・森中紗季 役
    • かぐや姫の物語(2013)/ 主演・かぐや姫 / 女官 役(声優)

三浦貴大(役名 志熊藤太郎)

志熊藤太郎
三浦貴大さん演じる、志熊藤太郎

染物工場で働く蕎麦屋の常連。初海に好意を寄せている。

  • 名前 三浦貴大
  • 生年月日 1985年11月10日
  • 主な出演作品
    • 3D彼女 リアルガール(2018)/ 間淵慎吾 役
    • RAILWAYS (2010)/ 宮田大吾 役(映画デビュー作)
  • 備考 三浦友和、山口百恵の息子

川崎ゆり子(役名 村松 楓)

村松楓
川崎ゆり子さんが演じる、村松 楓

初海の元教え子。プロのジャズシンガーとして売り出し中。ちょっと自己中なところがあるが、憎めない女の子。

  • 名前 川崎ゆり子
  • 生年 1991年
  • 備考 東京生まれだが、福島の山奥で育つ。4歳が初舞台で、最近はモデルや映像作品への出演も行なっている。

 

 

「四月の永い夢」DVDのおすすめ

四月の永い夢 [DVD] Amazon

DVD が発売されたので取り寄せて視聴しました。

劇場で 2 回か、3 回観て、今回 の視聴になりました。

いい作品です。
その理由は上で説明しました。
映像で詩的な表現ができる中川龍太郎監督はすごく貴重だと思います。

DVD が届いて家のテレビで観ました。

本編ではまた新しい発見があり、家内と思わず興奮してしまいました。

 

また、劇場で観たときは気づかなかったのですが、初海ちゃんが職探しを始めた後、家で読んでいたコミックは高橋留美子原作の「めぞん一刻」。
図書館で読んでいた本は「小さな恋の物語」でした。

志熊藤太郎(三浦貴大)さんに手ぬぐいの個展を誘われた直後のエピソードです。

「めぞん一刻」は未亡人 音無響子と、浪人生五代裕作が主人公のラブコメ漫画です。
「小さな恋の物語」は女子高生チッチと男子高校生サリーの片思いを描く4コマ漫画です。
「未亡人」「片思い」というキーワードから推測するに「四月の永い夢」を暗示する象徴として2つの本を登場させたのかな?

金沢の初日公開日に中川龍太郎監督にお会いして作品について質問する機会がありました。
その時は別の質問をしたのですが、今もし聞けるならこの2冊の本のエピソードについて質問してみたいかも。

なお、「四月の永い夢」のDVDには本編以外にも未公開シーンとメイキングシーンが含まれています。

未公開シーン集

未公開シーンを観て最初に持った印象は「本編に入らなくてよかった」でした。

せっかく撮影したのに本編に入れられなかったシーンなわけですが、入っていたらまた違った印象の作品になっていたと思います。

特に志熊が告白した夜のその後、松村 楓(川崎ゆり子)と初海のエピソードは面白かったです。
志熊さんに楓が初海の死んだ元彼(風間健太郎)の話をしたことを、初海が攻め立てるわけですが、楓は楓で初海のことを心配していた。
女子トーク全開のこのエピソード本編にもし入っていたら、それはそれでよかったかもしれません。
でも、ちょっと何か違うものを感じたので入れなくて正解だと思いました。
例えば、語り合っている場所であったり、楓ちゃんのイヤラシサがちょっと鼻につく感じがモヤっとしていました。
不自然というか、なんというか。うまく言えませんが。

未公開シーンなので実際にディスクを購入して観て欲しいです。

メイキング

メイキング映像面白いです。
監督のこだわり、監督の撮影のやり方が見えて、「あのシーン」はこうやっていたのか、「初海」の心情を表現するのにここまで細かいこだわりがあったのか!と、感心させられました。

監督が「初海」の心理状況を自分の体験を元に言葉で「朝倉あき」さんに説明するところからメイキングが始まります。

監督と俳優のコミュニケーションの取り方を見たのが始めてだったので、メイキング映像って面白いと思いました。

他の作品もメイキング映像見てみようかな。

クランクアップがあのシーンだったのも驚きましたけど。

以上、「映画「四月の永い夢」優しい気持ちになれるステキな映画です【更新日10/8】」でした。

宮川(@miyakawa2449)でした。

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それではまた〜♪