こんにちは映画ファン宮川(@miyakawa2449)です。
J・K・ローリング原作のハリー・ポッターシリーズと、ファンタスティック・ビーストシリーズは世界観などは共通で、ファンタスティック・ビーストはハリー・ポッターの時間軸より昔であることは有名です。
ファンタスティック・ビーストの2作目、「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」が日本では11月23日に公開されます。
予告編を見る限りだと、ハリー・ポッターシリーズと関連する人物や事象が重なる部分が多数あることから、過去作品を振り返って見たいと思います。
予告編に限って関連している事象は次の記事でまとめていますので、こちらをご覧ください。
後編はこちらをごらんください
それではハリー・ポッターの大筋を追っていきたいと思います。
「ハリー・ポッターと賢者の石」の振り返り
ハリー・ポッターの1作目の作品。
ハリー・ポッターが11歳になった日に、ホグワーツ魔法魔術学校からやってきたハグリッドから「入学許可証」を渡され、人生が一変する。
ハリー・ポッターは「名前を言ってはいけないあの人」ヴォルデモート卿の呪いを11年前にはじき返したもっとも有名な魔法使いの子ども。
ホグワーツ魔法魔術学校でハリー・ポッターは2人の友だちロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーと出会う。
ホグワーツ魔法魔術学校で楽しい学園生活を送る子どもたち。
魔法のお菓子、喋りかけてくる絵画たち、魔法で天井の空が変わる大広間、魔法界の人気スポーツのクィディッチなど、ハリー・ポッターには知らなくて楽しいことばかり。
ところが、ある日グリンゴッツ魔法銀行からホグワーツに移動したあるモノを巡って様々な事件が発生する。
ハリー・ポッターたちは魔法薬学のセブルス・スネイプ先生を疑い、ハグリッドに相談するが「この件は校長とニコラス・フラメルに任せておけ」とたしなめられてしまう。
アルバス・ダンブルドア
ホグワーツ魔法魔術学校の校長。学校と生徒を愛する心広い先生。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生では若き日のアルバス・ダンブルドア(ジュード・ロウ)が登場。
ハリー・ポッターと賢者の石、秘密の部屋
「賢者の石」とニコラス・フラメル
「ニコラス・フラメルは”賢者の石”を作った」
「全ての金属を黄金に変え」
「飲む者を不老不死にする「生命(いのち)の水」を生む」
現存する唯一の石はニコラス・フラメル氏が所有。
有名な錬金術師で本作で 666歳の誕生日を迎えたとなっている。
「賢者の石」が手に入れば、ヴォルデモートは完全復活することができる。
ヴォルデモート復活を達成するために、刺客がホグワーツ魔法魔術学校に忍び込む。
「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」の予告編にニコラス・フラメルさん出ていましたね。
透明マント
ハリー・ポッターの父 ジェームズ・ポッターが持っていた「透明マント」。
11歳の誕生日とホグワーツ魔法魔術学校入学を契機に、「透明マント」を預かっていたアルバス・ダンブルドア校長がハリー・ポッターに「本来の持ち主に」と、返してくれる。
「透明マント」を被ると、周囲の風景に溶け込み周りから見えなくなる。
手練れの魔法使いでも、気がつかないほど気配も消せる。
ただし、実体が消えるわけではないため、物理的な接触は注意が必要になる。
透明マントはのちに重要な伏線の1つとなる。
みぞの鏡
「透明マント」より登場回数は少ないが、「みぞの鏡」も重要なアイテムの1つ。
鏡に映るのは、心の奥に秘められた何よりも強い望みの姿である。
普通の風景は映らない。
あくまで鏡を見た人間の強い「夢」や「欲望」が映るため、魅入ってしまい身を滅ぼすものも大勢いたとか。
「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」の予告編に「みぞの鏡」出てきていましたね。
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」振り返り
ホグワーツ魔法魔術学校に入学して2年目の夏がやってきた。
ホグワーツ魔法魔術学校に帰る夏休みのある日、屋敷しもべ妖精「ドビー」が現れて「ハリー・ポッターはホグワーツ魔法魔術学校に帰ってはいけません」「ホグワーツに戻ると危険です」と警告を発する。
ハリー・ポッターはドビーの警告を無視し、ホグワーツ魔法魔術学校に戻ることに。
ホグワーツ魔法魔術学校に戻り学園生活を再開したある日、ハリー・ポッターは周りの魔法使いたちには聞こえない不思議な声を聞く。
ホグワーツ魔法魔術学校のある「秘密の部屋」の扉が開かれて、第1、第2、第3と次々と生徒たちが石に変えられる怪事件が起き始める。
事件の第1発見者はいつもハリー・ポッター。生徒たちはハリー・ポッターを疑い始める。
ホグワーツの1000年の歴史
ホグワーツは次の4人の偉大な魔法使いによって設立されており、それぞれの学生寮の名前の元になっている。
ホグワーツ魔法魔術学校の寮名の由来
- ゴドリック・グリフィンドール・・・・グリフィンドール
- ヘルガ・ハッフルパフ・・・・ハッフルパフ
- ロウェナ・レイブンクロー・・・・レイブンクロー
- サラザール・スリザリン・・・・スリザリン
ハリー、ロン、ハーマイオニーは「グリフィンドール」の寮生。
嘆きのマートル
ホグワーツ魔法魔術学校の女子トイレの幽霊。
50年前にトレイで死んだ女学生の幽霊。
お便利キャラとしてシリーズ中で何度か登場します。
ポリジュース薬
飲んだ人間を一時的に別の人間に変える。調合が難しく生成に時間がかかることや、失敗すると大変なことになる。シリーズ中何度か登場する魔法薬。
パーセルマウス(蛇と話せる特殊能力)
スリザリンのシンボルが蛇なのは、サラザール・スリザリンが「パーセルマウス」だったから。
ハリー・ポッターも実は「パーセルマウス」であったことを印象付けるエピソードが描かれます。
トム・リドルの日記
50年前に「秘密の部屋」が開かれたときの様子を覗くことができる、秘密の日記。
この日記にはトム・リドルの記憶が記録されている。
トム・リドル
かつて「秘密の部屋」が開かれた時にホグワーツ魔法魔術学校にいた優秀な生徒。
彼が当時の事件の発端となった人物。
「ハリー・ポッターシリーズ」の今後の物語の重要な伏線となる人物。
グリフィンドールの剣
バジリスクとハリー・ポッターの最終決戦の決着をつけた「ゴドリック・グリフィンドール」の名が彫られた剣。真のグリフィンドール生が呼び出すことができる。
後に重要な意味を持つことになり、ハリー・ポッター以外にも今後2人のグリフィンドール生がこの剣を呼び出す。
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の振り返り
ホグワーツ魔法魔術学校に入学して3回目の夏休み。
ハリー・ポッターは13歳。
3年目も決して平穏な魔法学校生活は送れなかった。
凶悪な罪を犯した魔法使いを収容する刑務所「アズカバン」からシリウス・ブラックが脱獄したのだ。
シリウス・ブラックはヴォルデモートの手先であり、ハリー・ポッターの命を狙っているという噂が。
シリウス・ブラック逮捕のため、アズカバンの看守がホグワーツ魔法魔術学校に送られる。
看守はディメンター(吸魂鬼)と呼ばれる。
ディメンターは生きても死んでもいない穢れた存在。
ディメンターは人間の幸福な感情を吸い取る存在であり、存在するだけで人間の精神にダメージを与え、周囲を凍らせるほどの冷気を発する。
ディメンターに囲まれたホグワーツ魔法魔術学校に新しく「闇の魔術に対する防衛術の先生」として、ハリー・ポッターの両親の友達でもあったR・J・ルーピン先生が就任。
そんなる日、グリフィンドール寮の門番である「太ったレディー」が何者かに襲われる事件が!
シリウス・ブラックの魔の手が確実にハリー・ポッターに近づきつつあった。
シリウス・ブラック
アズカバンから脱獄した、凶悪な犯罪者として登場する。
指名手配中の新聞記事。
R・J・ルーピン
ハリー・ポッター3年目の「闇の魔術に対する防衛術の先生」であり、不死鳥の騎士団出身者。
不死鳥の騎士団とは、第一次魔法戦争時にヴォルデモート卿と戦ったの仲間の総称。
不死鳥の騎士団にはR・J・ルーピン先生以外にもハリー・ポッターの両親、ピーター・ペディグリューそのほか、アルバス・ダンブルドア、ネビル・ロングボトムの両親、ロン・ウィーズリーの両親なども参加している。
守護霊(パトローナス)
ディメンター(吸魂鬼)は魔法省の管理下におかれているが、完全な支配下にいるわけではない。
そのためハリー・ポッターはディメンターに幸せを奪われて危険な目にあうことがしばしばある。
見かねたR・J・ルーピン先生が、ハリー・ポッターにディメンターに打ち勝つための呪文として、「守護霊(パトローナス)」を呼び出す「エクスペクト・パトローナム(守護霊よ 来たれ!)」を伝授する。
パトローナスは強力な一種のプラスエネルギーで、ディメンターに対して身を守る盾となる。
そのためには楽しくて強い思い出が必要になる。
ピーター・ペディグリュー(ワームテール)
ホグワーツ魔法魔術学校グリフィンドール寮出身。
ジェームズ・ポッター、リリー・ポッター、R・J・ルーピン、シリウス・ブラックと同じく不死鳥の騎士団出身であり、第一次魔法戦争に参加していた。
しかし、ピーター・ペディグリューがヴォルデモートに寝返ったために、ハリー・ポッターの両親はヴォルデモートの毒牙に倒れることとなった。
これが「アズカバンの囚人」の顛末である。
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の振り返り
ハリー・ポッター4年目はリトル・ハングルトンの村にある、「リドルの館」ヴォルデモートの隠れ家から始まる。ヴォルデモートの影、ワームテール、ナギニと呼ばれる蛇、それともう1人謎の男の姿が。
夏休み中クディッチW杯を楽しんでいたところにデスイーターが現れ、「闇の印」を空に残して立ち去る事件が。
「闇の印」とはヴォルデモートが闇の魔法使いの仲間たちを呼び出すための印。
会場は襲われて大パニックに。
ハリー・ポッター14歳の夏の出来事。
ホグワーツ魔法魔術学校に戻ると、世界の魔法学校から2校の来客が。
今年は世界三大魔法学校が魔力を競い合う「三大魔法学校対抗試合」が開催される。
命の危険がある試合のため何年も封印されてきたイベントがなぜ、「闇の印」が現れたこのタイミングで?
立候補していないハリー・ポッターがなぜか代表の一人に選ばれてしまう。
命をかけた3つの試練にハリー・ポッターはどう戦うのか!?
今回、物語のあらすじ、伏線として重要になるのは「許されざる呪文」「登場人物の相関関係」そして、「最後の被害者」と「ヴォルデモートが達成するあること」
ナギニ・・・ヴォルドモートに仕える蛇
映画の冒頭、リトル・ハングルトンの村にある、「リドルの館」ヴォルデモートの隠れ家に出てきた蛇。
何気ない蛇だが、今後ハリー・ポッターのシリーズを通して伏線の1つとなる。
「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」の予告に出てきている。
相当の長生きということになる。
三大魔法学校と対抗試合の代表者
- ホグワーツ魔法魔術学校 代表、セドリック・ディゴリーとハリー・ポッター
- ボーバトン魔法魔術学校 フラー・デラクール
- ダームストラング魔法魔術学校 ビクトール・クラム
許されざる呪文
使用したことがバレるとアズカバン送りになる許されざる呪文。
しかし、禁止されているからこそ頻繁に今後でてくる呪文でもある。
- 服従せよ! インペリオ
相手の体を自由に操ることができる呪文。 - 苦しめ! クルーシオ(磔の呪文)
苦しみを与える拷問の呪文。 - 息絶えよ! アバダ・ケダブラ
相手の息の根を止めてしまう強力な呪文。受けた人間は返すこともできない。
ネビル・ロングボトム
ハリー・ポッターの同級生で、同じグリフィンドールの寮生でもある。
今回、「許されざる呪文」の「磔の呪文」をマッドアイ・ムーディに見せつけられ自身も苦しむ描写がある。
かつて不死鳥の騎士団の一員であったネビルの両親も、あるデス・イーターに「磔の呪文」で苦しめられ、精神が崩壊し入院中である。
この呪文の怖さをネビル本人があのクラスの中で誰よりも一番知っている。
アラスター ‘マッドアイ’ ムーディ
ハリー・ポッター4年目の「闇の魔術に対する防衛術の先生」であり、不死鳥の騎士団出身者。
授業中に許されざる呪文を唱えたりと型破りだが、異常に闇の魔術にたけている。
三大魔法学校対抗試合の3つの試練について常にアドバイスをしてくれ、ハリー・ポッターをいつも気遣ってくれる。
そして、初登場のときから、いつも何やらを飲んでいる。
ハリー・ポッターはその様子を見て「かぼちゃジュースじゃないよね?」と。
その意味は物語の最後にわかります。
魔法省国際魔法協力部の役人
バーテミウス・クラウチ・シニアがイゴール・カルカロフの裁判中に、カルカロフの司法取引で自分の息子バーテミウス・クラウチ・ジュニアをアズカバン送りにしていた。
バーテミウス・クラウチ・ジュニア
アズカバンから脱獄しており、行方不明になっているが!?
リドルの館にいたもう1人の男だろうか?
ダームストラング魔法魔術学校の校長
イゴール・カルカロフはダームストラング専門学校の校長。
かつてデスイーターだった彼は、過去にマッド・アイにアズカバン送りにあっている。
司法取引で現在は自由になっている。
ハリー・ポッターを危険な対抗試合に陥れたのはカルカロフなのか?
日刊預言者新聞 記者 リータ・スキーター
ゴシップ記事を書く記者で、ハリー・ポッターの年齢をしつこく12歳と言い続け、あることないことを記事にする。
本作ではただのお騒がせ記者だが、「死の秘宝」では彼女の著書「ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘」が描写され、事件解決の糸口になります。
「ファンタスティック・ビースト」に出てくるグリデンバルドとダンブルドアの過去の関係性も描かれ、意外といい仕事をしていることもあります。
憂いの篩(うれいのふるい)
今後もシリーズ中何度と出てくるもので、校長室に置かれている。
頭の中の記憶を沈めて、頭の中を見直すことができる。
他人の記憶の中も覗けるため、過去の出来事を知ることができる。
本作では「リドルの館」の夢を見ていたハリーが謎の男の正体に気づく。
ファンタビの1作目、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」にどでかい「憂いの篩」が出ていましたね。
炎のゴブレットの結末
生徒の1人に犠牲者がでて、ハリー・ポッターはヴォルデモートに襲われる。
そして、ヴォルデモートは目的の1つを達成することに。
最後に
ハリー・ポッターシリーズの1作目「ハリー・ポッターと賢者の石」〜4作目「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」までが、シリーズ全体における伏線的な物語になっています。
- ヴォルデモートと呼ばれる闇魔術の帝王の存在
- 生き残った男の子としてのハリー・ポッター
- ハリー・ポッターはヴォルデモートと同じパーセルマウス(蛇と話せる特殊能力)を持っている
- 透明マントと呼ばれるアイテムの存在
- ダンブルドア、ウィーズリー、R・J・ルーピン、シリウス・ブラック、アラスター ‘マッドアイ’ ムーディ、ロングボトムの両親、ハリーの両親などが入っていた不死鳥の騎士団という闇の魔法使いに対抗する自警団の存在
- ワームテール、ルシウス・マルフォイといったヴォルデモートサイドのデス・イーターたちの存在
- セブルス・スネイプは現在はアルバス・ダンブルドアサイドについているが、かつてはデス・イーターであったという事実
後半の「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」「ハリー・ポッターと謎のプリンス」「ハリー・ポッターと死の秘宝 Patt1, Part2」において、これらの伏線が徐々に紐解かれて物語は終焉と向かっていくことになります。
特に重要になる伏線は、「ハリー・ポッターはなぜ、ヴォルデモートとと同じ能力を持っているのか」というところに集約されていきます。
以上、『ハリー・ポッター総復習【前編】映画「ファンタビ2」を観る前に】』でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
宮川(@miyakawa2449)でした。
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コメント
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