映画『ルパン三世 THE FIRST』ルパンの魅力をふんだんに詰め込んだ王道の3Dルパン

映画『ルパン三世 THE FIRST』ルパンの魅力をふんだんに詰め込んだ王道の3Dルパン

国民的人気漫画『ルパン三世』の劇場版アニメ『ルパン三世 THE FIRST』が12月6日(金)全国ロードショー開始されました。

監督は『STAND BY ME ドラえもん(2014年)』『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー (2019年)』の監督を務めた山崎貴監督です。

最後の劇場版『ルパン三世』は2013年『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE(監督:亀垣一)』まで遡ります。
6年ぶりの劇場版です。
『ルパン三世』単体の映画作品として数えると23年前の1996年の『ルパン三世 DEAD OR ALIVE(監督:モンキー・パンチ)』まで遡ります。

なお、『ルパン三世』の劇場版は今回で7本目。
テレビアニメは1971年から放送が開始され2018年までで『PART1〜PART5』までアニメ化されています。その間、テレビスペシャルは25本以上が放送されています。

『ルパン三世』原作者、モンキー・パンチ先生は3DCGの新作ルパン映画を楽しみにされていたようですが、今年の4月11日に映画の公開を待たずして、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)のため死去。81歳でした。(1937年5月26日 – 2019年4月11日 81歳没)。
ご冥福をお祈りいたします。

映画『ルパン三世 THE FIRST』予告編映像

YouTube『公式: 東宝MOVIEチャンネルより』
映画『ルパン三世 THE FIRST』予告【12月6日(金)公開】

観ているだけでワクワクする予告編でした。
あの『ルパン三世』がまた劇場で観れるという気持ちでドキドキする。

しかも、今回は3DCG(山崎貴監督)により魂が吹き込まれます。

3DCGのアニメーションが苦手だという人にとっては残念な作品かもしれませんが、好みの問題なので仕方ないですね。

確かにこれまでの『ルパン三世』の映像は全て2Dでしたから。

予告編の出来ですが、本作を劇場で観てきた私からの評価は『ここまで観せていたのか!』でした。

物語の核心に迫る部分まで観せており、いい塩梅でカットした映像をつなぎ合わせているので劇場で観おわるまで期待感は持続してくれます。

まだ、本作を観ていない人はこの予告映像をじっくり観て本編への期待を高めてください。

期待しすぎても、期待はずれする作品ではありませんでした。

映画『ルパン三世 THE FIRST』公式サイト』にアクセスすると、予告編第2弾や、本編映像の一部公開などがあります。

映画『ルパン三世 THE FIRST』あらすじ

引用元: 映画『ルパン三世 THE FIRST』公式サイト

かのアルセーヌ・ルパンが唯一盗むことに失敗した秘宝ブレッソン・ダイアリー。

その謎を解き明かしたものは莫大な財宝を手にするといわれている。

そんな 伝説のターゲットを狙うルパン(栗田貫一)は考古学を愛する少女レティシア(広瀬すず) と出会い、2人で協力して謎を解くことに。

しかし、ブレッソン・ダイアリーを狙う 秘密組織の研究者ランベール(吉田鋼太郎)と、組織を操る謎の男ゲラルト (藤原竜也)が2人の前に立ちはだかる …。

ブレッソン・ダイアリーに隠された驚愕の真実とは一体!?

映画『ルパン三世 THE FIRST』レビュー

『ルパン三世 THE FIRST』の監督を務めた山崎貴監督。

今年の公開作品としては『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』と『アルキメデスの大戦』、そして今回の『THE FIRST』の3本があります。

『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』で山崎貴監督はドラクエの原作ファンのほとんどを敵に回してしまうような映画の終わり方をさせていました。
途中まではドラクエらしい話の進め方で感動していたところで、最後の最後で作品の根底をひっくり返すようなエンディングを用意していたため非常に評価が低くなった3DCGアニメーション映画でした。

監督一人の責任ではないと思いますが、当時のバッシングはすごかったです。

その山崎貴監督が『ルパン三世 THE FIRST』の監督を務めていたので、一部のネットユーザーの間では『絶対見に行かない』『また、ちゃぶ台返しされる』など否定的な声が上がっていました。

みんなの不安もわからなくはないけど、同じことをするわけもありません。

実際観てきましたが、『ルパン三世』の王道を貫きつつ、それでいて新しい流れの素晴らしい作品でした。

『ルパン三世』の王道とは?

『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』の評判を聞いて不安になっている人も多いかもしれませんが、その心配は杞憂(きゆう)に終わります。
安心してください。

『ルパン三世』の王道を貫き、最後まで『ルパン三世』でした。

王道のレールを外れるようなことはありませんでした。

ルパンは峰不二子に相変わらず騙されて、次元大介はよりかっこよく、石川五エ門はクールだけど可愛い、峰不二子はいつも通りセクシーでお茶目。
昭和一桁の銭形警部と埼玉県警もいつも通り登場!!
全てがいつもの『ルパン三世』でした。

ルパンに駆け引きを持ち出すヒロインの考古学者のレティシア!
ルパンたちを追い詰める悪党、秘密結社のランベールとゲラルト!
そして、悪を懲らしめる正義の大泥棒ルパン三世とその仲間たち VS 悪党の秘密結社ども!!

何も心配することはありません。
黙って劇場のシートに座って観てはどうでしょうか。
物語全体の流れとしては『カリオストロの城』のような感じです。

『ルパン三世』が好きで、『3DCG』が苦手でなければおすすめです。

映画『ルパン三世 THE FIRST』の私の目で観たあらすじ

ルパン三世が狙った獲物は『秘宝ブレッソン・ダイアリー』。
その謎を解き明かしたものは莫大な財宝を手にするといわれている。
かのアルセーヌ・ルパンが唯一盗むことに失敗した秘宝ブレッソン・ダイアリー。
ルパン三世は考古学者の少女レティシアとその謎に挑戦することに。

『ブレッソン・ダイアリー』を狙う勢力として秘密結社の研究者ランベールと、組織を操る謎の男ゲラルトが登場する。

ルパン三世とその仲間たちは『ブレッソン・ダイアリー』が与える秘密と試練を乗り越え、ランベールたちよりも先に手に入れることができるのか。

『ブレッソン・ダイアリー』の秘密を解き明かしたその先には、『ルパン三世』の歴史と秘密に迫るロマンも隠されていた。

映画『ルパン三世 THE FIRST』キャストの感想

ルパン三世(栗田貫一)

映画『ルパン三世 THE FIRST』より ルパン三世(栗田貫一) ©モンキー・パンチ / 2019 映画「ルパン三世」製作委員会
映画『ルパン三世 THE FIRST』より
ルパン三世(栗田貫一)
©モンキー・パンチ / 2019 映画「ルパン三世」製作委員会

3DCGになっても、いつも通りのルパン三世。
気持ちハンサムになったかな?
手足の長さもより強調されたかもしれません。
かっこいいルパン三世が楽しめました。

次元大介(小林清志)

映画『ルパン三世 THE FIRST』より 次元大介(小林清志)
映画『ルパン三世 THE FIRST』より
次元大介(小林清志)
©モンキー・パンチ / 2019 映画「ルパン三世」製作委員会

キャラクyターデザインがだいぶ変わりました。
よりハンサムになった感じです。
男の色気満載の次元大介。

帽子を脱ぐシーンもあるので顔をよく見て欲しい。
拳銃さばきは普段通り。

石川五エ門(浪川大輔)

映画『ルパン三世 THE FIRST』より石川五エ門(浪川大輔)(小林清志)
映画『ルパン三世 THE FIRST』より
石川五エ門(浪川大輔)(小林清志)
©モンキー・パンチ / 2019 映画「ルパン三世」製作委員会

次元と同じくキャラクターデザインが変わりました。
より目が細くなり、スキを感じさせない剣の達人になりました(京本政樹にますます似てきた気もします)。
純朴で可愛らしさが目立つキャラクターはこれまで通りでした。

峰不二子(沢城みゆき)

映画『ルパン三世 THE FIRST』より 峰不二子(沢城みゆき)
映画『ルパン三世 THE FIRST』より
峰不二子(沢城みゆき)
©モンキー・パンチ / 2019 映画「ルパン三世」製作委員会

美人でグラマラスで、お茶目なところもある峰不二子。
安定の美人さん。
出だしは普段通りルパンを裏切りますが、物語が進むにつれて結局ルパンを助けてしまいます。

憎めないキャラクターと、見た目からは想像つかない強さも健在です。

銭形警部(山寺宏一)と埼玉県警

映画『ルパン三世 THE FIRST』より 銭形警部(山寺宏一)
映画『ルパン三世 THE FIRST』より
銭形警部(山寺宏一)
©モンキー・パンチ / 2019 映画「ルパン三世」製作委員会

銭形警部はインターポールのルパン三世専門の捜査官。
埼玉県警の警官たちといつも行動を共にしています。

作画は顔の四角さがより目立つようになったと思いますが、すぐ慣れました。

過去作含めて最高にかっこいい銭形警部でした!

今回もルパン逮捕に精を出します。

レティシア(広瀬すず)

映画『ルパン三世 THE FIRST』より レティシア(広瀬すず)
映画『ルパン三世 THE FIRST』より
レティシア(広瀬すず)
©モンキー・パンチ / 2019 映画「ルパン三世」製作委員会

考古学大好き少女レティシア。
ルパンと共に『秘宝ブレッソン・ダイアリー』を探す旅をすることに。

ランベール(吉田鋼太郎)

映画『ルパン三世 THE FIRST』より ランベール(吉田鋼太郎)
映画『ルパン三世 THE FIRST』より
ランベール(吉田鋼太郎)
©モンキー・パンチ / 2019 映画「ルパン三世」製作委員会

秘密結社の研究員をしているランベール。
『ブレッソン・ダイアリー』の謎を研究し続けてきた男。
詰めが甘くいつももう一歩のところでつまづく。

見ているときは気づきませんでしたが、声優もお上手な吉田鋼太郎さんでした。

ゲラルト(藤原竜也)

映画『ルパン三世 THE FIRST』より ゲラルト(藤原竜也)
映画『ルパン三世 THE FIRST』より
ゲラルト(藤原竜也)
©モンキー・パンチ / 2019 映画「ルパン三世」製作委員会

秘密結社を指揮する謎の男ゲラルト。
ランベールに対しても常に上から目線で、ランベールの仕事ぶりの詰めの甘さを指摘する。

組織に忠誠を果たす男。
存在感のある声だと思ったら、安定の藤原竜也。
彼の声優業も板についていますね。

映画『ルパン三世 THE FIRST』まとめ

アニメーション映画なので黙って観ているだけで楽しめる作品です。

銭形警部に捕まっても涼しい顔をしているルパン三世。

拳銃さばきは世界一の次元大介。

大泥棒の末裔で居合の達人、なんでも切れる斬鉄剣の名手、石川五エ門は今回何を切るのか?

敵も味方もあっさり裏切る峰不二子、それでもなぜか憎めない。

昭和一桁、ルパンの影あれば天下御免で世界中何処へでも馳せ参ずるインターポールの銭形警部と埼玉県警。

困っているヒロインがいれば、手助けせずにはいられないルパンたち。

ルパンとその仲間たちに懲らしめられる悪党ども。

一文の利益にならなさそうでも、必ずどこからかお宝を見つけ出すしたたかな峰不二子。

最後は必ず鬼ごっこで終わるエンディング。

『全てが愛おしい、癖になる』これが『カリオストロの城』以降のルパン三世の王道だと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

映画『ルパン三世 THE FIRST』映画情報

タイトル ルパン三世 THE FIRST
公開日 2019年12月6日
監督・脚本 山崎 貴
原作 モンキー・パンチ
企画プロデュース 加藤 州平
加藤 良太
製作 竹 崎忠
沢 桂一
市川 南
安岡 善郎
菊川 雄士
島村 達雄
プロデューサー 篠原 宏康
伊藤 響
阿部 秀司
野崎 康次
北島 直明
伊藤 武志
音楽 大野 雄二
声優 ルパン三世(栗田貫一)
次元大介(小林清志)
石川五エ門(浪川大輔)
峰不二子(沢城みゆき)
銭形警部(山寺宏一)
レティシア(広瀬すず)
ランベール(吉田鋼太郎)
ゲラルト(藤原竜也)
制作 トムス・エンタテインメント
マーザ・アニメーションプラネット
配給 東宝
上映時間 93分
著作権 ©モンキー・パンチ / 2019 映画「ルパン三世」製作委員会