映画「HELLO WORLD(ハロー・ワールド)」感想・レビュー(「ハイスピードSF青春ラブストーリー」この一言につきます)

映画「HELLO WORLD(ハロー・ワールド)」感想・レビュー(「ハイスピードSF青春ラブストーリー」この一言につきます)

映画「HELLO WORLD(ハロー・ワールド)」の監督を務めた伊藤智彦監督。

伊藤智彦監督は「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-(2017年)」で監督を務め、「サマーウォーズ(2009年)」や「時をかける少女(2006年)」では助監督を務めた方です。

伊藤智彦監督が関わった上記作品は、どれもSF要素の強いアニメーション作品であり話題作です。

今回の映画「HELLO WORLD」は思春期の高校生たちの恋愛要素を絡めながらも、SF要素をたくさん取り込んでいて技術的な側面は難しいかもしれませんが、ストーリー展開は分かりやすくて楽しみやすい作品でした。
テクノロジーに興味がある方にはSF要素も楽しめて、テクノロジーに関心がない人でも楽しめる映画の構成でもありました。

仮想世界やタイムトラベルなどの要素は上記3つの映画にも含まれているので、「HELLO WORLD」は伊藤智彦監督の得意分野だったと思います。

配役については男子高校生、堅書直実の声を北村匠海(映画「君の膵臓をたべたい・2017年」主演)。
10年後の未来から来たカタガキナオミを松坂桃李(映画「娼年・2018年」主演)。
ヒロインの一行瑠璃を浜辺美波(映画「君の膵臓をたべたい」主演ヒロイン)がそれぞれ務めます。

アフレコではなく、プレスコ(声だけのお芝居を先に録音して、画像を後からつける)形式につき、俳優が声優を務めたときの違和感は感じられませんでたよ。

高校生たちの純真な恋心と、世界と彼女を救おうとする少年のかけがえのない想いと活躍を観せてくれる作品です。

それでは映画「HELLO WORLD」を紹介します。

映画「HELLO WORLD(ハロー・ワールド)」予告編動画

映画『HELLO WORLD(ハロー・ワールド)』予告【2019年9月20日(金)公開】

YouTube:東宝MOVIEチャンネル(公式)より

映画「HELLO WORLD(ハロー・ワールド)」ストーリー

引用元:オリジナル劇場アニメ『HELLO WORLD』公式サイト|INTRODUCTION&STORY

「お前は今日から三か月後、
   一行瑠璃と恋人同士になる」

京都に暮らす内気な男子高校生・直実(北村匠海)の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミ(松坂桃李)が突然現れる。ナオミによれば、同級生の瑠璃(浜辺美波)は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。しかしその中で直実は、瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された大いなる秘密を知ることになる。

世界がひっくり返る、
新機軸のハイスピードSF青春ラブストーリー。

たとえ世界が壊れても、もう一度、君に会いたい——

監督 伊藤智彦

  • 主な映画制作関係

    • 2017年 劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-(監督)
    • 2009年 サマーウォーズ(助監督)
    • 2007年 ピアノの森(演出補佐)
    • 2006年 時をかける少女(助監督)
    • 2002年 WXIII 機動警察パトレイバー(制作進行)
脚本 野崎まど
製作 武井克弘(企画・プロデュース)
馮年
出演 堅書直実(高校生)・・・北村匠海
カタガキナオミ(10年後の堅書)・・・松坂桃李
一行瑠璃(いちぎょうるり)・・・浜辺美波
勘解由小路 三鈴(かでのこうじ みすず)・・・福原遥
徐 依依(シュー・イーイー)・・・寿美菜子
カラス・・・釘宮理恵
千古 恒久(せんこ つねひさ)・・・子安武人
音楽 2027Sound
主題歌 OKAMOTO’S「新世界」
Official髭男dism「イエスタデイ」
Nulbarich「Lost Game」
製作会社 「HELLO WORLD」製作委員会
配給 東宝
公開日 2019年9月20日
著作権 ©2019 「HELLO WORLD」製作委員会

映画「HELLO WORLD(ハロー・ワールド)」感想・レビュー

この作品は空想科学(SF)の世界観を使いながらも、子ども(高校生)の甘酸っぱい恋心と、大人の愛の奥深さを知らしめる作品でした。

予告編から読み取れる範囲でレビューを書くとすれば(ネタバレしない)、2人の男の子(高校生と10年後の僕)が1人の女の子を助けようとする深い愛情のお話なのです。

10年後からわざわざ助けに来たカタガキナオミ(松坂桃李)と、これから恋人になる予定の堅書直実(北村匠海)では助けようとする覚悟や動機、愛情の深さがそれぞれ違うかもしれない。

同じ人間であっても。

一行瑠璃と出会って数ヶ月の堅書直実と、10年想い続けたカタガキナオミでは覚悟も動機も愛情の形も違う。

10年想い続けてきたカタガキナオミが高校生の自分(堅書直実)を説得し、成長させ、想いをとげようとする。
堅書直実は言われるままに作戦を遂行して、恋に落ちていき一行瑠璃を必死に守りたいと思うようになる。

想い続けた時間の数だけ愛情の深さが深まるのか、または、愛情の深さが人を盲目にするのか。
敢えて2人といいますが、堅書直実とカタガキナオミ2人のそれぞれの愛情の深さと形をこの映画で噛み締めて欲しい。

それぞれの愛情の形が見せ場の1つでもあり、この作品を愛おしく見せているポイントだと私は思います。

映画「HELLO WORLD(ハロー・ワールド)」キャストを振り返る

堅書直実(かたがきなおみ)—北村匠海

映画「HELLO WORLD」より 堅書直実(声優は北村匠海)
映画「HELLO WORLD」より
堅書直実(声優は北村匠海)
©2019 「HELLO WORLD」製作委員会

内気でおとなしい男子高校生、堅書直実(かたがきなおみ)。
自己変革を行って理想的な男子(だんし)になりたいと願ってはいるが、なかなか実現しない。
カタガキナオミに「彼女を作ってやる」と言われ、その気になって堅書直実はカタガキナオミの作戦にのることを決意する。
最初は軽い気持ちだったのに、一行瑠璃への想いはだんだんと強くなり彼は本心から恋心を抱くようになっていく。

  • 北村匠海
  • 生年月日 1997年11月3日
  • 出身地 東京
  • 主な映画出演作品
    • 君は月夜に光り輝く(2019年) / 主演 岡田卓也 役
    • 君の膵臓をたべたい(2017年) / 主演 僕 役
    • 陽だまりの彼女(2013年) / 奥田浩介(中学生時代) 役

カタガキナオミ—松坂桃李

映画「HELLO WORLD」より 右:10年後の未来から現れたカタガキナオミ(声優は松坂桃李)
映画「HELLO WORLD」より
右:10年後の未来から現れたカタガキナオミ(声優は松坂桃李)
©2019 「HELLO WORLD」製作委員会

堅書直実(左)の前に現れた10年後のカタガキナオミ(右)。
堅書直実に彼女をつくりにやってきたと言うのはしっかり本気。
一行瑠璃と付き合い始めたころ、彼女が事故にあってしまうので彼女を助けるために付き合い始める前の堅書直実に接触してきた。
彼女を守るために。

  • 松坂桃李
  • 生年月日 1988年10月17日
  • 出身地 神奈川県
  • 主な映画出演作品
    • 蜜蜂と遠雷(2019年10月4日公開予定、東宝) / ピアニスト 高島明石 役
    • 新聞記者(2019年) / 主演 杉原拓海 役
    • 娼年(2018年) / 主演・森中領 役

一行瑠璃(いちぎょうるり)—浜辺美波

映画「HELLO WORLD」より 一行瑠璃(声優は浜辺美波)
映画「HELLO WORLD」より
一行瑠璃(声優は浜辺美波)
©2019 「HELLO WORLD」製作委員会

一行瑠璃(いちぎょうるり)は実直でまじめな女の子。
他人と交わりたいと思っているが、自分の心を他人に伝えることがうまくできない不器用な子。
そのため友達の作り方が苦手なタイプ。
堅書真実の頬を叩くほどの悪い印象をいだくこともあった(予告編映像)。
しかし、堅書直実の堅実で実直な行動にいつしか彼を認める気持ちが芽生え始める。

  • 浜辺美波
  • 生年月日 2000年8月29日
  • 出身 石川県
  • 主な映画出演作品
    • アルキメデスの大戦(2019年) / 尾崎鏡子 役
    • 実写版映画 賭ケグルイ(2019年) / 主演 蛇喰夢子 役(実写ドラマ版でも同役)
    • 君の膵臓をたべたい(2013年) / 主演 山内桜良 役

■浜辺美波が出演している映画「アルキメデスの大戦」

まとめ

世界がひっくり返る、
新機軸のハイスピードSF青春ラブストーリー。

たとえ世界が壊れても、もう一度、君に会いたい——

舞台となる世界はまさにSF映画やSF小説のような展開を見せてくれます。

1人の女の子を救うだけの話だったのに、途中から世界の命運が関わる事件に発展します。

予告編でも描かれているように、主人公の世界は「記録されたデータ」の世界であり、リアルではありません。

堅書直実と一行瑠璃は仮想現実の世界の住人であり、彼らは決められた人生のレールの上を進むはずだった。

何も知らなければ普段の日常を普段通り過ごす堅書直実と一行瑠璃でした。

しかし、過去に起きた事故(事象)から一行瑠璃を救うためにカタガキナオミは堅書直実を通じて過去の記録に干渉します。
映画「マトリックス(1999年)」のような仮想現実の世界で彼らのリアルはどこにあるのか?

堅書直実、一行瑠璃、そして、カタガキナオミの3人(敢えて3人)は自分たちの想いと世界を守ることができるのか?

ここが映画の最大のポイントです。

そして、映画のチラシにも書かれている、「この物語は、ラスト1秒でひっくり返る」の意味とは!?

以上、『映画「HELLO WORLD(ハロー・ワールド)」感想・レビュー(「ハイスピードSF青春ラブストーリー」この一言につきます)』でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。