映画「ルーム(2015)」あらすじと感想ブログ(サスペンス・ヒューマンドラマ)

ルーム ミステリー・サスペンス
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こんにちは映画ファン宮川(@miyakawa2449)です

映画「ルーム(2015)」はブリー・ラーソンが第88回アカデミー賞主演女優賞(2015)、第73回ゴールデングローブ賞主演女優賞(2015)を受賞しています。
映画作品としても「ルーム」は第88回アカデミー賞作品賞・監督賞、脚色賞ノミネートした話題作です。

また、新進気鋭の子役ジェイコブ・トレンブレイにも注目が集まりました。

7年監禁されている母親ジョイは、その間に男の子を出産して5歳になる息子ジャックと部屋の中で暮らしている。
7年前は女子高生だったジョイは年齢的には大人だが7年の時間が止まっています。

監禁されている「部屋」からの脱出劇は序章にすぎず、脱出してからの生活がジョイとジャックに生きる意味を問いかけます。

普段、ヒューマンドラマは観ないという人にもぜひ観て欲しい映画です。

それでは映画「ルーム」を紹介します。

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映画「ルーム」のあらすじ

母親ジョイ(ブリー・ラーソン)は7年前にレイプ犯に拉致監禁され、その間に生まれたジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)と監禁部屋で暮らしている。

ジャックは「部屋」の外に世界があることを知らされず、壁の向こうに自分たち以外の人間の世界があることを知らない。

5歳になり知恵がつき始めたジャックに母親ジョイは、外の世界のこと、テレビの世界は偽りではなく現実であることを教え、正しい世界観を新しく与えようとする。

急な話の展開に混乱し、それでも外の世界に興味を持ち始めたジャック。
母親ジョイは読み聞かせていた「モンテ・クリスト伯」からヒントを得て、少年に死んだふりをして監禁しているレイプ犯に運び出させ、外の世界に助けを求める計画を立てる。

運び出された後の計画を何度も、何度も2人で練習し、母親は 5 歳の少年に全てを託します。

「最初の一時停止で飛び降りるの」
「トラックが止まるわ」
「誰か見たら叫ぶのよ」

無事、死体として運び出されるジャックだが、トラックから飛び降りた時気づかれ、追いつかれる。
しかし、なんとか警察に保護される。

保護されてからジャックは外の世界に馴染もうと努力をするが、知らない世界で戸惑うばかり。

母親ジョイも失われた7年を取り戻そうともがく。

2人の親子は幸せになれるのか!?

監督(DIRECTOR) LENNY ABRAHAMSON(レニー・アブラハムソン)
原作・脚本 EMMA DONOGHUE(エマ・ドナヒュー)
プロダクトデザイン ETHAN TOBMAN(イーサン・トーマン)
音楽 STEPHEN RENNICKS(ステファン・レニックス)
出演
  • Brie Larson(ブリー・ラーソン)
  • Jacob Tremblay(ジェイコブ・トレンブレイ)
  • Joan Allen(ジョーン・アレン)
  • William H. Macy(ウィリアム・H・メイシー)

キャスト・主演2人

ママ・ジョイ(Brie Larson)

Brie Larson

「ルーム」よりBrie Larson

  • Brie Larson(ブリー・ラーソン)
  • 生年月日: 1989年10月1日
  • 出生地 :アメリカ合衆国 カリフォルニア州サクラメント
  • 民族 フランス系アメリカ人
  • 主な出演作品
    • 「アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)」
    • 「キャプテン・マーベル(2019)」
    • 「キングコング: 髑髏島の巨神(2017)」
    • 「ショート・ターム(2013)」

ブリー・ラーソンは「ルーム」で以下の賞を受賞しています。

  • アカデミー主演女優賞受賞
  • ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)受賞
  • ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 2015主演女優賞受賞

17歳の学校の帰り道に誘拐され、監禁され、レイプされた女性。7年間監禁されており5歳になる息子と同じ部屋の中で暮らしている。

息子をこよなく愛しているが、部屋を出てから失われた7年の時間と、過去の息子のジャックに対して選んだ選択肢が正しかったのか悩みを抱える。

常に緊張の連続の作品ですが、ブリー・ラーソンはレイプ・監禁被害者を見事に最初から最後まで演じ切っています。

ジャック(Jacob Tremblay)

Jacob Tremblay

映画「ルーム」よりJacob Tremblay

  • Jacob Tremblay(ジェイコブ・トレンブレイ)
  • 生年月日:2006年10月5日
  • 出生地:カナダ ブリティッシュコロンビア州バンクーバー
  • デビュー:2013年
  • 主な出演作品:
    • 「ザ・プレデター(2018)」
    • 「ワンダー 君は太陽(2017)」

5歳まで「部屋」の中とママだけが世界の全てだった少年ジャック。
大好きなママを助けるために、ありったけの勇気を振り絞る脱出のシーンは感動します。

最後に映画の感想

少年ジャックはこれまで「部屋を出る」という選択肢がなかった訳ですが、突然「外に出る」必要に迫られます。

5歳の少年にはおそらく「恐怖心」が何よりも勝ったことでしょう。
しかも、彼は「部屋」を愛しています。
「部屋」は彼の世界全てでしたから。
でも、それ以上に大好きなママのお願いを聞き、彼は大冒険にでました。

生まれてから外を知らない少年が、初めて外を見て、運ばれて、トラックから飛び降り、男に追いつかれるも助けを呼ぶシーンはハラハラしました。

そして、保護された母親との再会のシーン。
涙なくては語れません。

新しい世界に初めは戸惑いを見せるジャック、それでも母親のために一生懸命馴染もうと頑張ります。
愛らしくて仕方ありません。
そんな彼を一生懸命に守ろうとするママは愛に満ちています。

でも、母親も現実世界に戻ってきても、彼女の中の時間は7年前で止まったまま。
しかし、周りから求められるのは24歳の大人、母親としての責任です。
そんな彼女がプレッシャーからおかしくなって入院してしまいます。

部屋から脱出するときはジャックがママの支えになり、脱出してからはママがジャックの支えに、それでもママがプレッシャーに潰されたときジャックがまたママの支えになろうとする。
素敵な家族愛の映画でした。

そして、最後のシーンで過去の全てにバイバイするジャック。
それにつきそうママ。
5歳ながらにもしっかりした彼がすごく逞しく感じました。

サスペンス映画や、ヒューマンドラマは見ないという人に「こういう映画もあるんだよ」という意味で見てもらえるといいかなって思います。

以上、『映画「ルーム(2015)」あらすじと感想ブログ』でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

宮川(@miyakawa2449)でした。

それではまた〜♪

コメント

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