映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』感想・レビュー(怪演が観れる良作映画)

ドクター・デスの遺産サイコパス
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映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』は綾野剛、北川景子のトップスターのダブル主演で公開され、安楽死を肯定する猟奇連続殺人犯を追うミステリー・サスペンス映画です。

綾野剛、北川景子がタイプの異なる刑事役でコンビを組む作品ですが、2人がスクリーンに写って画にならない訳が無い。

監督は深川栄洋(よしひろ)が務めます。
原作はミステリー小説家の中山七里(なかやましちり)さんの著書「ドクター・デスの遺産』の作品です。

  • 監督 深川栄洋
  • 主な映画監督作品
    • 『そらのレストラン』(2019年、主演:大泉洋)
    • 『トワイライト ささらさや』(2014年、新垣結衣)
    • 『神様のカルテ』(2011年、主演:櫻井翔)
    • 『白夜行』(2011年、主演:堀北真希、高良健吾(こうらけんご))
    • 『半分の月がのぼる空』(2010年、主演:池松壮亮(いけまつ そうすけ))
    • 『60歳のラブレター』(2009年、主演:中村雅俊)

安楽死を請け負う正体不明のドクター・デスと呼ばれる闇医者を警視庁捜査一課の犬養(綾野剛)と高千穂(北川景子)が追い詰めます。

長くて辛い闘病の末、安楽死を依頼した遺族たちはドクター・デスに感謝しているため、皆が口を紡ぎ、捜査は難航します。
地道な捜査の積み重ねの末、ドクター・デスの正体を突き止めたとき、捜査班の前には事実を覆す新真実が!!

事件は単純な犯人割り出し、そして、逮捕という流れから、様々な局面へと変化していき、観客を新たな好奇心と興奮で楽しませてくれます。

それでは映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』を紹介します。

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映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』予告編映像

 

YouTube : ワーナー ブラザース 公式チャンネル より

映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』主題歌予告 2020年11月13日(金)公開作品

出演:綾野剛 北川景子 岡田健史 前野朋哉 青山美郷 石黒賢
原作:中山七里「ドクター・デスの遺産」(角川文庫/KADOKAWA刊)
監督:深川栄洋
主題歌:[Alexandros]「Beast」(UNIVERSAL J / RX-RECORDS)
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2020「ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―」

映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』あらすじ

そのドクターは、救世主か、猟奇犯か。

「苦しむことなく殺してさしあげます。」

ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デス。
その人物の存在が明らかになったのは、「お父さんが殺された。」という少年からの通報がきっかけだった。

警視庁捜査一課のNo.1コンビ犬養(綾野剛)と高千穂(北川景子)は、さっそく捜査を開始。
すると似たような事件が次々と浮上する。捜査チームのリーダー麻生(石黒賢)、新米刑事の沢田(岡田健史)、室岡(前野朋哉)、青木(青山美郷)と共に事件の解明を急ぐが、被害者遺族たちの証言は、どれも犯人を擁護するものばかりだった。

ドクター・デスは本当に猟奇殺人犯なのか?
それとも救いの神なのか?
そして、驚愕の事実と更なる悲劇が犬養と高千穂に降りかかる。

130人を安楽死させた実在の医師をモデルにした禁断のクライム・サスペンス

映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』感想・レビュー

原作小説『ドクター・デスの遺産(中山七里著書)を映画化した作品として、非常にテンポもよくて楽しめました。
どんでん返しが気持ちよく決まる作りで、十二分に楽しめました。
捜査、分析、逮捕、新事実にもとづく第2幕、第3幕の幕開けと飽きさせない作りはさすがでした。

主人公の犬飼隼人を演じた綾野剛さんと、そのバディー役の高千穂明日香を演じた北川景子さんたちの演技はお互いの息がぴったりで、つうと言えばかあのような関係でした。
犬飼隼人は感情的で直感型の刑事であり、高千穂明日香は冷静沈着な分析型の刑事という演出ですが、2人の演技が素晴らしくて何年も連れ添っているバディーと疑わないぐらいの存在感でした。

安楽死をテーマにした「生きる権利と、死ぬ権利を問う」シリアスな作品であり、全体的に重いトーンの作品です。
もちろん、重いシーンだけではありません。
捜査班の調査や張り込み、犯人への詰め寄りなど、刑事映画らしく緩急はついているので作品としてのバランスは優れています。
事件が解決した後日に見せた犬飼と高千穂の1コマの微笑ましいエピソードにはほっこりさせられて安心しました。

そして、正体不明のドクター・デスの正体を突き止めとき、新たの新事実が事件をより高い次元へと突き上げ、ただの刑事映画から犯罪者との心理戦の映画へとフェーズが移行していきます。
ただの犯人逮捕の映画ではありません。

人気俳優、綾野剛と北川景子を愛(め)でるだけの商業映画だと思ったら肩透かしくらいますよ。

映画の革新へと繋がる伏線は映画の冒頭から描かれていました。

原作の結末を知っている人はもちろん、原作未読の方でも楽しめる作品だと思います。

映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』キャストで振り返る

犬養 隼人(いぬかい はやと)/ 綾野剛

映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』より 綾野剛が演じる、犬飼隼人

映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』より 綾野剛が演じる、犬飼隼人 © 2020「ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―」製作委員会

腎臓移植を待ち続け、人工透析で生きながらえている娘をさせつつ、警視庁捜査一課に務める刑事の犬飼隼人。
犯罪は絶対に許さない信念のもと、安楽死事件の犯人通称「ドクター・デス」を追い詰める。
父親であり闘病生活で苦しむ娘を通して、被害者遺族と被害者故人を重ねてしまい、いきどおりを隠せない不器用な面も見せる。

この映画は犯人を見つけ逮捕するだけの作品ではありません。
繊細な脚本と原作だからこそ成立いしている作品ですが、犬飼隼人とその娘の親子関係にも注目してみて欲しいポイントがあります。

  • 綾野剛(あやの ごう)
  • 生年月日 1982年1月26日
  • 出身地 岐阜県
  • 主な映画出演作品
    • ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年11月13日) / 主演 犬養隼人 役
    • 閉鎖病棟 -それぞれの朝-(2019年11月1日) /  チュウさん 役
    • 亜人(2017年9月30日) / 佐藤 役
    • 日本で一番悪い奴ら(2016年6月25日) / 主演 諸星要
    • 64 -ロクヨン- 前編・後編(2016年5月7日、6月11日) / 諏訪 役
  • 血液型 A型

高千穂 明日香(たかちほ あすか) / 北川景子

映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』より 北川景子が演じる、高千穂明日香

映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』より
北川景子が演じる、高千穂明日香
© 2020「ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―」製作委員会

犬飼隼人の後輩でありバディーである、高千穂。
直情型で直感と感情で突っ走る犬飼をうまくコントロールし、事件の核心へとたどり着けることができるか?

女優北川景子のいろんな可愛らしい面や意外性のある面を見せてくる作品としては期待通りの作品です。
高千穂と犬飼の信頼関係はもちろん、犬飼の娘であるサヤカ(玉牧そら)と高千穂の関係も見所の1つになります。彼女たちの何気ない会話や関係にも注目するとより作品を深く理解できると思います。

  • 北川景子
  • 生年月日 1986年8月22日
  • 出身地 兵庫県
  • 主な映画出演作品
    • 【実写】約束のネバーランド(2020年12月18日公開) / イザベラ 役
    • ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年11月13日) / 高千穂 役
    • スマホを落としただけなのに(2018年11月2日)/ 主演 稲葉麻美 役
    • 君の膵臓をたべたい(2017年7月28日) / 恭子 役
    • HERO(2015年7月18日) / ヒロイン・麻木千佳 役
  • 血液型 O型

映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』のまとめ

この映画の見所はもちろん、綾野剛さんと北川景子の2人です。

主演の綾野剛と北川景子さんたちは演出の都合でしょうが、型にハマった芝居である意味期待通りの演技でした。

しかし、この映画で見逃せないのは脇役の振り切った演技を魅せた『柄本明』と『木村佳乃』の2人の俳優も忘れてはいけません。

どんな役どころなのか知らないで映画館に見に行きましたが、2人の演技は『怪演』の域だったと思います。

木村佳乃さんの演技も昔からも優れていましたが、今回また新しい境地に至ったような感想を持ちました。
出るシーンごとに人相やオーラ(存在感)が全く違うのですが。

木村佳乃さんが出ていてもしばらく気づかなかったほど、普段テレビで見せる存在感とは全く違った演技分けされていました。
それがシーン1、シーン2、シーン3と物語が進展するごとに存在感が進化するのです。
まるで存在感の薄い卵からさなぎ、蝶へと進化するように。

木村佳乃さんのあの役は大変難しかったでしょうし、見逃すのがもったいないぐらい一見の価値があると思います。

公開から既に半月経っての鑑賞でしたが、見逃さななくて本当によかった作品だと思いました。

映画館での映画との出会いは一期一会、改めて大切にしたいモノだと思います。

以上、映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』感想・レビュー(怪演が観れる良作映画)でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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