こんにちは映画ファン宮川(@miyakawa2449)です。
映画「The Equalizer2(邦題:イコライザー2)」が明日10月5日公開されるというので「The Equalizer(2014)」をまとめて総復習記事にしました。
「Equalizer」は直訳すると「等しくする。均一化する」という意味と、スポーツでは「同点打」「同シュート」という意味があります。
映画でいう「Equalizer」は、不条理な暴力や権力に抑圧されて不均衡な状態の人を、正常な状態に正す、という意味があるのでしょうか。
早速、「The Equalizer(2014)」について紹介します。
■新作「イコライザー2」のレビュー記事はこちら
映画「イコライザー(2014)」予告
「イコライザー」あらすじ
昼間はホームマートで働き、夜はレストランで読書を楽しむことを日課としている60代男性。
若者の面倒見もよく、社員たちからも愛されているロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)。
彼は静かな人生を送っていた。
親しい友人女性がロシアマフィアに いわれなき暴力を振るわれ、選択肢も逃げ場もない立場であることを知る。
友人を苦しめる圧倒的な暴力と非合理な力の前に、彼は自分の力の封印を解きイコライザーとして立ち上がる。
彼は元CIAエージェント。
過去を消し、余生を謳歌していたが彼は再び自分の信念と正義のために戦う。
監督 | Antoine Fuqua(アントワーン・フークア) |
脚本 | Richard Wenk(リチャード・ウェンク) |
原作 | Michael Sloan(マイケル・スローン) Richard Lindheim(リチャード・リンドハイム) |
製作 | Todd Black(トッド・ブラック) Jason Blumenthal(ジェイソン・ブルメンタル) Denzel Washington(デンゼル・ワシントン) Alex Siskin(アレックス・シスキン) Steve Tisch(スティーヴ・ティッシュ) Mace Neufeld(メイス・ニューフェルド) Tony Eldridge(トニー・エルドリッジ) Michael Sloan(マイケル・スローン) |
製作総指揮 | Ezra Swerdlow(エズラ・スワードロウ) David J. Bloomfield(デヴィッド・ブルームフィールド) Ben Waisbren(ベン・ウェイスブレン) |
出演者 | Denzel Washington(デンゼル・ワシントン) Marton Csokas(マートン・ソーカス) Chloë Grace Moretz(クロエ・グレース・モレッツ) David Harbour(デヴィッド・ハーバー) Bill Pullman(ビル・プルマン) Melissa Leo(メリッサ・レオ) |
音楽 | Harry Gregson-Williams(ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ) |
「イコライザー」レビュー
ロバート・マッコールの表の顔はただの会社員。
ホームマートで働いています。
あらすじに書いた通りです。
しかし、彼には裏の顔があります。
聞いたことはあるだろうか。
今は亡き、藤田まことさんが演じた中村主水(なかむらもんど)が主人公の「必殺仕事人」という時代劇を。
大まかな流れは、依頼人が仲介人に果たせぬ恨みを晴らすために金銭を支払い依頼。
仲介人は束ねる仕事人たちに依頼内容を相談する。
依頼が受理されれば、依頼料を仕事人同士で分配し、出陣し、暗殺する流れになる。
中村主水は仕事人の1人で、主人公にあたる。
ロバート・マッコールはまさにその中村主水のような立ち位置になるが、金銭が目的ではない。
ロバートは純粋な気持ちで、困っていて自分では解決する能力がない親しい友人のために悪人に立ち向かいます。
5人の悪党を19秒で瞬殺する殺傷能力は、1人1ターゲットの必殺仕事人と比べると、軽く見積もっても100倍 以上の能力を秘めている。
時代劇と近代兵器戦を真面目に比較してもあれなので、冗談はここまでにします。
彼は一瞬で敵の隙を見抜き、反撃の暇も与えずに急所をつく戦闘センスが光ります。
見ていて気持ちがよかったし、カッコよかったです。
イコライザーの見どころ
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敵を翻弄するための爆破シーン
ロバート・マッコールが敵を打ち負かす戦闘シーンがまず見どころです。
環境を観察し、その場にあるモノをなんでも武器に変えてしまうセンスが抜群です。
彼の手にかかればその場にあるどんなものも凶器に代わります。
戦闘センスもさることながら、元CIAのトップエージェントとして、ターゲットの情報を探る探査能力、敵を欺き撹乱するなど様々なスキルが際立ちます。
ロシアマフィアの財源や資源をこれでもか!というぐらい叩き潰していく後半のエピソードはまさに見どころでした。
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前職を聞かれて冗談でごまかすロバート・マッコール
ロバートの昼の顔も見どころです。
悪に立ち向かう厳しい顔とは別で、昼の顔は優しい人懐こい人物像でした。
お客さんに対してもフレンドリーで、前職を当てようとする同僚には楽しい冗談でかわし、夢を叶えようとする友人には全力でバックアップするロバート。
人間力溢れるエピソードが前作にはありました。
「イコライザー」の映画ですが、ロバートという人間の魅力も見どころの1つでした。
明日の公開が楽しみです。
「イコライザー」は名言も見どころ
この映画に限らず、登場人物が名言を発する場面がありますが、「イコライザー」でも魅力的な名言がときどき出てきます。
ロバートの一言が勇気を分けてくれるシーンはなんども見直したくなります。
例えば、レストランでヒロインのアリーナとロバート・マッコールのエピソード
- アリーナ:「素人録音(CD)だけど、こんど感想を聞かせて」(照れながら)
- ロバート:「歌手のアリーナだ」(ディスクを持ちながら)
- アリーナ:「現実は違うけどね」(照れながら)
- ロバート:「成れる!そうなりたいと望むなら、何にでも成れる」(真剣に)
- アリーナ:「そっちの世界ではね。私の生きてる世界じゃ無理」(諦めながら)
- ロバート:「世界を変えろ」(真剣に)
ロバートは人の夢を本気で応援して、尊重してくれます。
ときには諦めかけている本人よりも真剣に夢を諦めるなと応援してくれます。
上のエピソードは普段は娼婦のアリーナが、歌手を目指しているエピソードの名言です。
ロバートの職場にいる警備員試験合格を目指すラルフィーを応援する名言や、悪党たちに対してもさまざまな名言がありました。
今回の新作の「The Equalizer 2」でも、魅力的な名言は出てくるのか楽しみです。
キャスト
Robert McCall(ロバート・マッコール) /Denzel Washington(デンゼル・ワシントン)
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Denzel Washington が 演じる Robert McCall
普段は会社員。
友人には優しいお節介爺さんの一面もあるが、親しい人たちに危険が迫れば危険を顧みず正義を貫く男。
元CIAエージェントのスキルを駆使して敵を1人残らず潰していく。
ただし、攻め入る前に心を入れ替える選択の余地を与える。
与えられた選択肢は選んだ方が身のためだ。
決して敵に回してはいけない男。
それがロバート・マッコール。
- 生年月日 1954年12月28日
- 出生地 アメリカ合衆国ニューヨーク州マウント・バーノン
- 国籍 アメリカ合衆国
- 主な作品
- 「フライト(2012)・ウィリアム・ウィテカー機長役・アカデミー主演男優賞・その他多数受賞」
- 「マルコムX(1992)・マルコムX役・ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞」
- 「グローリー(1989)・トリップ二等兵役・アカデミー助演男優賞受賞・その他受賞」
Teri (テリー)・本名 Arena(アリーナ)役 /Chloë Grace Moretz(クロエ・グレース・モレッツ)
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Chloë Grace Moretz が演じる Teri
ロバートが通うレストランの常連客。
ロバートが読んでいる本の進捗を知っているあたり、2人は顔見知りらしい。
ある夜アリーナは他愛ない世間話でロバートに話しかけます。
アリーナと会話を交わすことで、ロバートはアリーナが抱えるトラブルの一端を知ることになる。
- 生年月日 1997年2月10日
- 出生地 アメリカ合衆国 ジョージア州アトランタ
- 国籍 アメリカ合衆国
- 主な作品
- 「ヒューゴの不思議な発明(2011) イザベル役」
- 「キック・アス(2010)ミンディ・マクレイディ / ヒット・ガール役」
- 「モールス(2010)アビー役」
Teddy(テディ)・本名 Nikolai(ニコライ)役/Marton Csokas(マートン・ソーカス)
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Marton Csokas が演じるNikolai
ロバートが潰したマフィアの事務所を探りにくるトラブル処理の男。
現場を見るなり、手口を早々に見破るやり手の男。
プライドが非常に高く、傷つけられたプライドは暴力により何倍にしても返す非情な男。
- 生年月日 1966年6月30日
- 出生地 インヴァーカーギル
- 国籍 ニュージーランド
- 主な作品
- 「イーオン・フラックス(2005)・トレバー・グッドチャイルド役」
- 「トリプルX( 2003) ヨーギ役)」
- 「ロード・オブ・ザ・リング(2001〜2003) ケレボルン(偉大なエルフの奥方ガラドリエルの夫)」
Susan Plummer(スーザン・プラマー)役/ Melissa Leo(メリッサ・レオ)
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Melissa Leo が演じる Susan Plummer
ロバートの当時CAIで上官だったSusan Plummer。
今は引退しており、時折CAI相談役をしている。
ロバートの良き理解者であり、倫理と正義の精神的支柱となっている。
今回の2作目「The Equalizer 2」では彼女が殺されたという宣伝になっています。
彼女の事件とロバートはどう絡んでいくのでしょうか?
精神的支柱を失ったロバートはどういう行動にでるのか心配です。
- 生年月日 1960年9月14日
- 出生地 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク
- 国籍 アメリカ合衆国
- 主な作品
- 「ザ・ファイター(2010)・アリス・ウォード役・アカデミー助演女優賞受賞・その他多数受賞」
- 「フローズン・リバー(2008)・レイ・インディペンデント・スピリット賞主演女優賞受賞・その他多数受賞」
私が考える映画「The Equalizer 2」の楽しみなポイント
「The Equalizer 2」を見るにあたり、気になる楽しみなポイントを予想してみました。
1. 表の顔はどんな顔なのか?
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「The Equalizer(2014)」ロバートの昼の顔はホームマートの正社員
前回はホームマートの社員でしたが、今回はタクシードライバーがロバートの昼間の顔。
ロバートを取り巻く魅力的な人物がいましたね。
タクシードライバーに転職した今回は、どんなお客や同僚がいるんでしょうか、エピソードが気になります。
2.ロバートの日課は?
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ロバートの日課は「読むべき本100冊」を読み切ることでした。
ロバートは前作では本を100冊読破する日課がありました。
4年経っているので達成していると思われます。
達成していたとすれば今の新しい日課は何か?
そんな新しい日課エピソード無くなってますかね?
新しい日課エピソードがあると個人的には嬉しいです。
3.お節介を焼くお友だちは?
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警備員試験を目指す同僚ラルフィー(左)のトレーニングに付き合うロバート(右)
人間が好きで、お節介が大好きなロバートさんは私好きなんです。
他の「The Equalizer」のロバートファンの方も同じ気持ちだと思います。
穏やかな表情を見せたり、ときには叱咤激励するロバート。
上記写真のエピソードでは、トレーニング中「力がない」というラルフィーに対して、「自分を疑えば失敗する」と応援する一幕もあります。
決して諦めない男、お節介が大好きなロバート、アリーナやラルフィーにかわるお節介を焼く新しいお友達はいるんでしょうか?
気になります。
4.環境を利用した戦術は?
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ホームマートの商材を組み合わせたトラップや戦術も見どころでした
「The Equalizer(2014)」ではロバートの職場、ホームマートが戦場になりました。
ロバートは「ホームマート」という環境とそこにある商品を巧みに利用し、戦術を立てていました。
上記写真ではわかりにくいですが、通路の中央の床にホームマートの商材を組み合わせた即席トラップが写っています。
これは陽動で実は別の目的がありました。
今回の戦場では、どのような環境で、どのような戦術を繰り広げるられるのか気になります。
最後に
黒人俳優として37年という長いキャリアを持つDenzel Washington(デンゼル・ワシントン)。
彼の主演作品としてシリーズ作品が出るのはおそらくですが、この「The Equalizer 2」が初めてです。
彼も今年で63歳です。
前作では腕の立つ元CIAエージェントとしてだけではなく、人間的な魅力が詰まったロバート・マッコールを演じてくれました。
昼間の表の顔に人間的な厚みのある魅力的なキャラクターを演じたからこそ、夜の裏の顔が際立った映画に仕上がったのだと思います。
前作の職場で騒動が起き、新しく転職したのがタクシードライバー。
今回の新作でも前回と変わらず、あるいはそれ以上の魅力的なロバート・マッコールを演じてくれるでしょうか。
楽しみです。
公開は明日、2018.10.5(金曜日)からです。
以上、『映画「イコライザー2」これだけ知っておけば!より楽しめる』でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
宮川(@miyakawa2449)でした。
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それではまた〜♪
コメント
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