映画「X-MEN2(2003)」シリーズ2作目(体制側と戦うヒーロー達)

X-MEN2 MARVEL
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こんにちは映画ファン宮川(@miyakawa2449)です。

先日、「X-MEN」を初めて観て、「面白い」と思ったので初期の3部作を全て観ました。

2作目が一番ワクワク、どきどきしたかな。

もちろん、1作目も、3作目もしっかりしていて面白かったけど、ミスティークの演出や、テレポーターのミュータントが面白くてすごく気に入っています。

早速、映画の紹介をしていきます。

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■X-MENシリーズ3作目レビュー

映画「X-MEN2」予告編映像

映画「X-MEN2」シリーズ2作目のあらすじ

ホワイトハウスでミュータントによる大統領暗殺未遂事件が起きる。

マグニートーの仕業かと一時思われたが、ミュータントたちの立場が悪くなることを、彼がするはずがないと判断したプロフェッサー。

セレブロを使用し、暗殺未遂事件を起こしたミュータントの居場所を掴んだプロフェッサーは、ストームとジーンに調査を依頼する。
同時にプロフェッサーはスコットを連れて、投獄されているマグニートーの元に情報収集に赴くが、ストライカー大佐の策略により、「恵まれし子らの学園」の秘密が暴かれたことに気づく。
そして、プロフェッサーとスコットは捕まってしまう。

その夜「恵まれし子らの学園」がアメリカ軍の介入により襲われ、逃げ遅れた子どもたちが捕まってしまう。

うまく逃げおおせたローガン、ローグ、ボビー、パイロだったが、避難先のボビーの実家で警察に襲われてしまう。

X-MENが分断された危機をどう乗り越えるか!

監督 Bryan Singer(ブライアン・シンガー)
脚本 Michael Dougherty(マイケル・ドハティ)
Dan Harris(ダン・ハリス)
Bryan Singer(ブライアン・シンガー)
原案 Zak Penn(ザック・ペン)
David Hayter(デヴィッド・ヘイター)
原作 Stan Lee(スタン・リー)
出演 Sir Patrick Stewart(パトリック・スチュワート)
Hugh Michael Jackman(ヒュー・ジャックマン)
Sir Ian McKellen(イアン・マッケラン)
音楽 John Ottman(ジョン・オットマン)
製作会社 Twentieth Century Fox Film Corporation
Marvel Entertainment, LLC
配給 Twentieth Century Fox Film Corporation
公開 2003年5月
上映時間 135分
製作国 アメリカ合衆国

映画「X-MEN2」感想

1作目と違った展開、すごく面白かったです。

今回の敵はウィリアム・ストライカー大佐(ブライアン・コックス)。
このストライカー大佐はミュータントを憎んでおり、全ミュータントを抹消することを目的としている。
そして、X-MENのプロフェッサーとブラザフットのマグニートー共通の敵でもある。
しかも、肝心のプロフェッサーはストライカー大佐に捕まり、洗脳状態になる。

したたかで豪胆なマグニートーをおとし入れ、セレブロの重要機密を聞き出す。

ストライカー大佐が率いるアメリカ軍に「恵まれし子らの学園」を襲われ、X-MENたちは孤立してしまう。
X-MEN達の危機に登場したのはプロフェッサーでも、スコットでもなく、マグニートー。
この展開はめっちゃかっこいいですよね。

敵同士であり、前回は殺しあった2大勢力が、打倒ストライカー大佐の共通目標の元に協力体制を築いていく。すごくクールでかっこいい。
不戦協定を結び、協力し合いストーリーが進んでいく様は観ていておもしろかったし、かっこよかった。

隠密・スパイ・破壊活動を得意とするミスティークが敵の本拠地に潜入するシーンなどは彼女の最大の見せ場ですごく興奮しました。
今回のエピソードで、僕の中で前回までのミスティークの「怖い」「気持ち悪い」という印象が「かっこいい」「かわいい」「美人」に変わりました。

今回新しく登場したミュータント「カート・ワグナー(ナイトクローラー)」はユニークで好きでしたが、今回しか出演していないのが残念でした。
テレポーターとしての彼の仕事ぶりはドキドキしました。

映画「X-MEN2」振り返り

Logan ローガン(Wolverine ウルヴァリン)

映画「X-MEN2」より ヒュー・ジャックマン演じる、ローガン

映画「X-MEN2」より
ヒュー・ジャックマン演じる、ローガン
© 2003 – 20th Century Fox – All Rights Reserved.

X-MENメンバーの1人。
15年以上前の記憶を失っており、自分の記憶を巡る旅に出ていた。

骨格に全てアダマンチウムと呼ばれる特殊な金属を組み込まれた男。
ミュータント能力は、怪力、鋭敏な聴覚、超高速な治癒能力(頭を銃で射たれても生きている)、アダマンチウムの爪を伸ばし攻撃できる殺傷能力。

今回、彼は自分の過去知るストライカー大佐と戦うことになる。

また、自分と同じ能力を持つ女ミュータントと一騎打ちとなる。
傷つけても傷が治り、アダマンチウムの爪と骨格を持つ女レディ・デスストライクと。

  • Hugh Michael Jackman(ヒュー・ジャックマン)
  • 生年月日 1968年10月12日
  • 出生地 シドニー
  • 国籍 オーストラリア
  • 主な出演作品
    • グレイテスト・ショーマン(2017)/P・T・バーナム役
    • LOGAN(2017)/ローガン役
    • レ・ミゼラブル(2012)/ジャン・バルジャン役

Eric Lensherr エリック・レーンシャー(Magneto マグニートー)

映画「X-MEN2」より イアン・マッケラン演じる、マグニートー

映画「X-MEN2」より
イアン・マッケラン演じる、マグニートー
© 2003 – 20th Century Fox – All Rights Reserved.

X-MENと敵対するブラザーフッドのリーダー。
金属を自由に操る特殊能力を持っている。

前作でローガンに敗れて、プラスチック製の牢獄に投獄されている(マグニートーの能力が役に立たない牢獄)。
ストライカー大佐に薬を盛られて、セレブロ(ミュータント探知装置)と「恵まれし子らの学園」の秘密を喋ってしまう。

ミスティークの活躍により、マグニートーは脱獄すると同時に、ストライカー大佐の真の目的を知ることになる。

最終的にマグニートーはストライカー大佐とX-MENたちの両方を欺き、セレブロとプロフェッサーを利用し、ミュータントを除く人類滅亡を試みることに。

  • Sir Ian McKellen(イアン・マッケラン)
  • 生年月日 1939年5月25日
  • 出生地 イングランド ランカシャー・バーンリー
  • 国籍  イギリス
  • 主な出演映画作品
    • Beauty and the Beast(美女と野獣)(2017)/コグスワース
    • The Hobbit(ホビット)(2012・2013・2014)/ガンダルフ役
    • The Lord of the Rings(ロード・オブ・ザ・リング)(2001・2002・2003)/ガンダルフ役

イアン・マッケラン、キリストのタブーに触れた話題作「ダ・ヴィンチ・コード」でも魅力的な役として出演しています。

Mystique ミスティーク

映画「X-MEN2」より 左から2番目:レベッカ・ローミン演じる、ミスティーク

映画「X-MEN2」より
左から2番目:レベッカ・ローミン演じる、ミスティーク
© 2003 – 20th Century Fox – All Rights Reserved.

マグニートーと行動を共にする仲間。

変身能力を活かした、暗殺・スパイ・破壊活動に長けている。
変身能力は生体認証システム(指紋や網膜、声紋)などのセキュリティーシステムを突破できるほどの超高度な類似性を持つ。

今作ではミスティークは初めて人間の姿をあらわしてくれる。
また、前作では表情をみせず、冷酷な暗殺者の面だったが、今作では控えめな笑顔や驚いた表情など人間味がある表情をみせてくれる。

映画「X-MEN2」より レベッカ・ローミン演じる、ミスティークの人間の姿

映画「X-MEN2」より
レベッカ・ローミン演じる、ミスティークの人間の姿
© 2003 – 20th Century Fox – All Rights Reserved.

X-MEN、ブラザーフット共同作戦で活躍する話を先に述べましたが、マグニートーを獄中から連れ出した時の作戦行動も見事でした。

  • Rebecca Romijn(レベッカ・ローミン)
  • 生年月日 1972年11月6日
  • 出生地 カリフォルニア州バークレー
  • 国籍 アメリカ合衆国

John Allerdyce ジョン・アラダイス(Pyro パイロ)

映画「X-MEN2」より アーロン・スタンフォード演じる、パイロ

映画「X-MEN2」より
アーロン・スタンフォード演じる、パイロ
© 2003 – 20th Century Fox – All Rights Reserved.

「恵まれし子らの学園」の生徒。

炎を操る能力をもつミュータント。炎を操ることはできるが、炎を生み出すことはできないため、ライターを持ち歩いている。

プライドが高く気が短い。自尊心を傷つけられるとすぐ態度に表れる。

X-MENとブラザーフットの共同作戦中に、彼の自尊心をくすぐったマグニートーの一言「君は虫けらの中の神だ」という言葉が、彼をのちにブラザーフットへ仲間入りさせるきっかけとなる。

「虫けら」とはパイロを除いた、その他のX-MENメンバーのことであり、パイロが持つ能力を含めた彼自身を「神」と認めた発言だった。
マグニートーは人心掌握の能力に長けているエピソードでもある(パイロが単純すぎるのかも?)。

  • Aaron Stanford(アーロン・スタンフォード)
  • 生年月日 1976年12月27日
  • 出生地 マサチューセッツ州ミドルセックス郡 ウェストフォード
  • 国籍 アメリカ合衆国

William Stryker ウィリアム・ストライカー大佐

映画「X-MEN2」より 中央:ブライアン・コックス演じる、ストライカー大佐

映画「X-MEN2」より
中央:ブライアン・コックス演じる、ストライカー大佐
© 2003 – 20th Century Fox – All Rights Reserved.

元軍人のストライカー大佐はアメリカ政府のミュータント対策本部顧問。

ミュータントを最も憎んでいる。
息子のジェイソンもミュータントだったため、彼への愛情は一切ない。
ミュータントである息子の能力を利用するために、改造手術を行い道具として利用している。

息子ジェイソンの能力は、対象者に幻覚をみせてコントロールすることができる。

ストライカー大佐はジェイソンの能力を利用し、プロフェッサーを完全に制御下におくことに成功する。
その上でセレブロを利用して、地球上のミュータントの一斉殺害をプロフェッサーに命じる。

  • Brian Cox(ブライアン・コックス)
  • 生年月日 1946年6月1日(72歳)
  • 出生地 スコットランド・ダンディー
  • 国籍 イギリス

Kurt Wagner カート・ワグナー(Nightcrawler ナイトクローラー)

映画「X-MEN2」より 中央:アラン・カミング演じる、ナイトクローラー

映画「X-MEN2」より
中央:アラン・カミング演じる、ナイトクローラー
© 2003 – 20th Century Fox – All Rights Reserved.

冒頭でアメリカ合衆国大統領の暗殺未遂事件を起こす男。

特殊能力はテレポート。
他人を連れてのテレポートも可能。
ただし、壁の向こうなど見えない先へのテレポートは、壁に取り残されるなど危険が伴うため慎重に行う必要がある。

なお、暗殺未遂事件はストライカー大佐による洗脳が原因だった。
洗脳が解けた後、X-MENに保護され行動を共にする。

  • Alan Cumming(アラン・カミング)
  • 出生地 スコットランド、アバフェルディ
  • 国籍 イギリス

Rogue ローグ/Ice Man アイスマン

映画「X-MEN2」より 左:ショーン・アシュモア演じる、ボビー・ドレイク 右:アンナ・パキン演じる、マリー・ダンキャント

映画「X-MEN2」より
左:ショーン・アシュモア演じる、ボビー・ドレイク(アイスマン)
右:アンナ・パキン演じる、マリー・ダンキャント(ローグ)
© 2003 – 20th Century Fox – All Rights Reserved.

2人は「恵まれし子らの学園」の生徒。

マリー・ダンキャント(ローグ)は肌が触れただけで人間の生命力を吸い取り、触った人間の記憶や能力もコピーできてしまうミュータント。学園内では手袋をしている。

ボビー・ドレイク(アイスマン)は冷気を出すことができる。噴水の水を一気に凍らせてスケートリンクにできるほど強力な冷気を放てる。
彼もローグと同じく戦闘要員としては認められていない。

2人は愛し合っているが、ローグの能力によって触れ合うことができないジレンマでお互いに悩んでいる。
2人のこの悩みは次作「 X-MEN: ファイナル ディシジョン」の物語に関連してくる。

Jean Grey (ドクター・ジーン・グレイ)

映画「X-MEN2」より ファムケ・ヤンセン演じる、ドクター・ジーン・グレイ

映画「X-MEN2」より
ファムケ・ヤンセン演じる、ドクター・ジーン・グレイ
© 2003 – 20th Century Fox – All Rights Reserved.

物に触れずに動かすサイコキネシスや、テレパシー能力がある。
能力は前作よりも強力になっているが、持続力の点で難点が見受けられる。

劇中でダムが決壊して逃げきれなくなったX-MENたちを、自分の能力で逃し、決壊したダムの水に飲み込まれて死んだと考えられている。

彼女は次作「 X-MEN: ファイナル ディシジョン(完結編)」で重要な伏線となる。

  • Famke Janssen(ファムケ・ヤンセン)
  • 生年月日 1964年11月5日
  • 出生地 アムステルフェーン
  • 国籍  オランダ
  • 主な出演映画作品
    • Taken(96時間)(2008〜)/レノーア役
    • Deep Rising(ザ・グリード)(1998)/トリリアン・セント・ジェームズ役
    • GoldenEye(007 ゴールデンアイ)(1995)/ゼニア・オナトップ役

映画「X-MEN2」のまとめ

正義の味方が出てくるヒーロー映画でもっとも重要になるのは、対比される善と悪のコントラストだと私は思っています。

MARVELコミックでなくて恐縮ですが、世間的にわかりやすくいえば「バットマン VS ジョーカー」や、「ハリー・ポッター VS ヴォルデモート」など、強いヒーローと絶望感を味わわせるスーパーヴィラン(悪者)がこういった作品の良し悪しを分けると思います。

X-MEN, X-MEN2 と2作続けてみて思いましたが、本当に憎むべき敵としてストライカー大佐が初めて描かれたと思います。

マグニートー率いるブラザーフッドは建前上、X-MENの敵ではあるが、本当の敵は社会を支配している体制側なんですよね。

ミュータントと呼ばれる新しいタイプの人間であり、マイノリティの彼らには社会に居場所がなく、体制側も彼らを恐れている。

X-MENとブラザーフッドたちが戦っているのは社会を支配している体制側ということ。

だから、マグニートーも憎みきれないし、ミスティークに至っては魅力を感じてしまう。

個人的にはローガンたちより、マグニートーたちに僕は憧れてしまいました。

以上、『映画「X-MEN2(2003)」シリーズ2作目(体制側と戦うヒーロー達)』でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

宮川(@miyakawa2449)でした。

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