映画「未来のミライ」を間違いなく楽しむための1つのこと

映画「未来のミライ」を間違いなく楽しむための1つのこと

こんにちは宮川(@miyakawa2449)です。

映画「未来のミライ」を劇場で観てきました。
細田守監督作品を劇場で観るのは実は初めてでした。

細田守監督作品を初めて観たのは「時をかける少女」や「サマーウォーズ」あたりですが、テレビ放送がきっかけだったと思います。

もちろん、「おおかみこどもの雨と雪」や「バケモノの子」もディスクなどを買って観ています。

どの作品も魅力的な作品でしたし、テレビでしか観たことがないので今回は「劇場」でぜひ観たいと思い足を運んで観てきました。

Twitter や ブログのレビューは映画を観るまでは読まないようにしていました。

このブログを書くにあたり、いくつか Twitter や ブログを見ましたが、見事に意見が別れていますね。

声優陣や音楽、映像などは褒めていても、「シナリオが薄っぺらい」とか、「母親像の理想が高すぎる」「期待が大きすぎてつまらなかった」「好きくない」、など散々な声が目立つ一方

「面白かった」「30〜40代にはグッとくるものがある」「普通に泣いた」「家族連れでも楽しめたし笑えた」「ミライちゃん可愛すぎる」「過去のじいじかっこいい」「未来の東京駅エモい」など喜ぶ声なども見受けられました

素直に映画を見れば必ず楽しめると思うんですが、こうも意見が別れるのは期待の大きさと受け手のギャップからなのでしょうか。

これから「未来のミライ」観る予定の人ネタバレしない範囲(予告編・公式サイト・映画パンフレットの情報の範囲内)で「未来のミライ」を紹介します

また、「未来のミライ」を観に行きたいけど、「楽しめなかったらどうしよう?」という人のために楽しむポイントを 1 つ最後に紹介したいと思います。

「未来のミライ」のストーリーと細田監督メッセージ(公式サイトの情報)

まず、公式サイトよりストーリーは以下の通りになっています。

「未来のミライ」公式サイト

公式サイト「ストーリー」より

とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。

ある日、甘えん坊の“くんちゃん”に、生まれたばかりの妹がやってきます。
両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うばかり。
そんな時、“くんちゃん”はその庭で自分のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ、
不思議な少女“ミライちゃん”と出会います。

“ミライちゃん”に導かれ、時をこえた家族の物語へと旅立つ“くんちゃん”。
それは、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした。

待ち受ける見たこともない世界。
むかし王子だったと名乗る謎の男。
幼い頃の母との不思議な体験。
父の面影を宿す青年との出会い。

そして、初めて知る「家族の愛」の形。

さまざまな冒険を経て、ささやかな成長を遂げていく“くんちゃん”。
果たして、“くんちゃん”が最後にたどり着いた場所とは?
“ミライちゃん”がやってきた本当の理由とは―

それは過去から未来へつながる、家族と命の物語。

公式サイト「細田監督メッセージより一部抜粋」

この映画は、「兄妹」の物語である。
幼い男の子に妹ができる。
喜んだのもつかの間、両親の愛を奪われ、どうしても妹を受け入れることができない。
しかし不思議な庭で、幼い頃の母や若い頃の曽祖父と奇妙な出会いを果たし、
さらに成長した未来の妹と奇想天外な冒険を繰り広げることで、
男の子の心は変化し、最後には、妹の兄としてささやかな成長を遂げる。

「未来のミライ」映画レビュー

実際に見てきた私の口からネタバレしない範囲で書けるレビューは次の通りです。

公式サイトの言葉を借りれば「家族の愛の形と、兄妹の物語」ということになります。

この映画は主人公くんちゃん(4歳)が「人格形成していく上で他人との関わり方や折り合いの付け方を学ぶ」物語です。
そのきっかけになるのが妹ミライちゃんです。

くんちゃんは幼稚園と自宅の狭い世界の中で生活しており、両親と3人暮らしでした。そこへ、ある日妹が生まれ4人ぐらいしに。

それまで両親の愛情を独り占めできていましたが、妹という両親の愛情を奪ってしまうライバルの登場にくんちゃんが戸惑いはじめる。

部屋を散らかしたり、妹をいじめたりとお父さんとお母さん、そして、ミライちゃんを困らせまくります。

そんな折、くんちゃんの前に14年後の未来から妹のミライちゃんが現れます。

くんちゃんはミライちゃんを始めとして、昔王子だった男、幼い頃の母親、父の面影を持つ青年たちとの不思議な出会いと体験を通じて成長していきます。

この映画のターゲットはおそらく幼い子どもを育てている夫婦または、子育てがひと段落している夫婦だと思います。

子どもがみると説教くさいとか、つまらない映画になるかもしれません。

ここまで書くと真面目な映画か?と思われますよね。

「未来のミライ」と似ている国民的映画

くんちゃんの成長が映画のテーマでもあるので、そこだけ捉えれば真面目な映画かもしれません。

でも、エンターテイメントして見ている人の気持ちを動かさなくては映画はつまらないですよね。
そのエンターテイメントとしての見せ場は次の5つの出来事です。
この出来事が物語を非日常に引き込みます。

  1. 未来から登場した妹ミライちゃんとの出会い。
  2. 待ち受ける見たこともない世界。
  3. むかし王子だったと名乗る謎の男。
  4. 幼い頃の母との不思議な体験。
  5. 父の面影を宿す青年との出会い。

でも、不思議な出来事を除くと実はごく普通にある日常の生活(エピソード)を描いているんですよね。
その点はスタジオジブリの代表作であり国民的映画である「となりのトトロ」みたいな作品だなと思いました。
日常生活と非日常が表裏一体になっているあの感じです。

「となりのトトロ」では家のお庭の垣根の小さいな穴が非日常と繋がっていましたよね。
有名な映画なので概要は端折りますが、ある日入院しているお母さんが心配になり、ひとりぼっちで病院に向かったメイちゃん(4歳)が迷子になり困ったところ、トトロとサツキ(メイの姉)たちに助けてもらうお話です。
トトロと出会わなければ、妹が迷子になりました、でも見つかりましたという普通のお話なんですよね。

「未来のミライ」ではミライちゃんの登場や、幼い頃の母との不思議な出会いなどが「となりのトトロ」で言う所のトトロとの出会い的なエピソードになっています。

どんな時に不思議な出会いが起きるかは映画を観るまでのお楽しみにとっておきましょう。

映画「未来のミライ」を間違いなく楽しむための1つのこと

「未来のミライ」はくんちゃんが未来からくるミライちゃんと出会わなければただのヒューマンドラマになってしまいます。

育児、人格形成、仕事、家事、夫婦関係の問題点をただのヒューマンドラマにして劇場で放映しても誰も感動できないし共感は得られないでしょう。

くんちゃんの不思議な出会いと体験を通して、特に育児と人格形成の重要さを訴えているのが「未来のミライ」という作品だと思います。
仕事や家事、夫婦関係は主に大人の事情なので映画の中ではついで程度にしか描写されませんが、それでいいと思います。

この映画はくんちゃん4歳の視点の物語であって、子どもなりに非日常の体験を通じて成長していくお話なのです。

だから、くんちゃんの気持ちを理解できない人大人たちの抱える問題に興味を持ってしまうと楽しめないかもしれません。

むかし、子どもだった大人たちもくんちゃんの気持ちを理解しようと素直に映画を観るとことがこの映画をより一層楽む1つの方法だと思います。

間違っても「時をかける少女」や「サマーウォーズ」のようなワクワクどきどきな期待感をもって観てしまうと、ガッカリしてしまうかもしれません。

以上のことを予習して劇場に足を運べば間違いなく楽しめることでしょう。

細田守監督作品一覧

細田守監督作品を年号順にリスト化しておきます。
リンクは Amazon に繋がっています。

時をかける少女(2006年)

サマーウォーズ(2009年)

おおかみ子どもの雨と雪(2012年)

バケモノの子(2015年)