映画『MEG ザ・モンスター』感想ブログと後半ネタバレレビュー(巨大ザメMEGの見どころ)【10/3更新】

The MEG 映画
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こんにちは映画大好き宮川(@miyakawa2449)です。

本日、日中合作映画「MEG ザ・モンスター」が日本で公開されました。

アメリカと中国は1ヶ月早い8月10日に公開されていたので、日本は1ヶ月遅れの公開となりました。

期待以上にユーモアにあふれ、かつ、ハラハラする映画でした。

「えっ!、早速観てきたのか?」って?
はい、観てきました。

基本、核心にふれるネタバレはありません。
予告編の内容に含まれているモノ、学術的に知っておいた方がいい知識、それと興味を持ってもらうために若干のキャラクター設定の説明はあります。

10/3 レビュー記事を追加しました。
目次の6番以降です。
レビューの性質上、ネタ紹介が若干含まれます。
ネタバレが嫌な方はご注意ください。

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メガロドンは地球上に実在した巨大ザメだった

MEG

映画の話に入る前に今回でてくる巨大ザメのカルカロクレス・メガロドン、通称メグ(MGE)について情報を説明します。

この程度の事前情報を知っておくと信憑性が出てきて、もっと映画が面白くなってきます。

予告編の動画をみると巨大ザメが出てきますよね?
あれは過去の地球に実在し、絶滅した種類のサメ「カルカロクレス・メガロドン」です。
全くの空想ではなく地球の歴史上、存在した生物なんです。
なんだか海洋ロマンを感じませんか?

映画パンフレット「実在した巨大ザメ カルカロクレス・メガロドン」より一部引用
著者:北川博道(古脊椎動物学者/埼玉県立自然の博物館 自然担当学芸員)

映画に登場するカルカロクレス・メガロドンはおよそ2800万年前の新世代中世から存在していました。
・・・中略・・・
メガロドンが絶滅した理由としては、地球の寒冷化という環境変化に対応できなかったことと、食用としていた小型のヒゲクジラが大型化して外洋に出て行ったことで餌がなくなったこと、
・・・中略・・・

メガロドンの噛む力に関しては、あの肉食恐竜ティラノサウルスのおよそ3〜6倍、私たち人間の250倍もあった、という研究もあります。

・・・中略・・・
歯の大きさから推定するに、メガロドンはおおよそ12メートルの大きさでした。さらに大きな歯も見つかっているので、最大で17メートルくらいになったのではないでしょうか(映画の中では 最大27メートルと推定しています。)。
・・・中略・・・
化石記録から導かれる最近の研究では、メガロドンが絶滅したのは200〜260万年前くらいとされていますが、現代でも棲息している可能性を信じている人はいるのではないでしょうか。
・・・以下省略

もし、そんなメガロドン(通称:メグ)が絶滅しておらず、現代も地球上のどこかでひっそりと生き残っていたら?
そんなやばそうな奴と出会って、戦って生き残った奴がもしいたら、どんな映画になるでしょう?
というのが、「MEG ザ・モンスター」のテーマです。

映画「MEG ザ・モンスター」のあらすじ

Jason Stathan

引用元:公式サイト「Story」より

大陸から200キロ離れた海洋研究施設から、潜水した探査船が未知の海溝を発見。
しかし、喜びもつかの間、船は未知の海域で消息を絶った。潜水レスキューのプロ、ジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)は、救助に向かった先で、生物学の常識を超えた“モンスター”=MEGと遭遇。
しかし、その恐怖は単なる始まりに過ぎなかった。

船を破壊し、研究施設を壊滅させたMEGは、陽光まばゆいビーチをも恐怖に陥れようとしている。ジョナス率いる海洋エキスパート・チームは、この危機をどう乗り切るのか?人類は、果たしてこの脅威から逃げ切ることができるのか⁉

監督 ジョン・タートルトーブ
脚本 ディーン・ジョーガリス
ジョン・ホーバー
エリック・ホーバー
製作 ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ
ベル・アブリー
コリン・ウィルソン
出演 ジェイソン・ステイサム(ワイルドスピード デッカード・ショウ役など)
リー・ビンビン(バイオ・ハザードV エイドウォン役など)
レイン・ウィルソン(トランスフォーマー/リベンジ コラン教授役など)
ルビー・ローズ(バイオハザード ザ・ファイナル 生存者アビゲイル役など)

【ネタバレなし】「MEG ザ・モンスター」観終わった感想

The Meg

観る前は「ずーっと、怖いのかな?」「ずーっと、ハラハラするのかな?」「心臓に悪いかな?」と心配していました。

観終わった後は「楽しかった」「リラックスして観れた」「怖いことは怖いけど、これは楽しい!」という感想を持ちました。

ユーモアにあふれていたし、ただ怖いだけの映画ではなかったです。
よほど心臓が弱い人以外は楽しめる作品だと思います。

強いて言うなら、話を詰め込み過ぎている気がしました。

う〜ん、エピソードの1つ1つの話は分かりやすくて、ユーモアにあふれて楽しい映画なんですよ。
でも、欲張り過ぎててお話がてんこ盛りな気がしました。
やりたいことを全部やった感がある映画でしたね。

ほんと観てきて、よかったと思います。
楽しめましたよ。

キャスト紹介

まずは3人だけご紹介します。
ネタバレにならない程度にキャラ設定の説明も少々入ります。

 みんなの英雄 ジェイソン・ステイサム/ 主人公 ジョナス・テイラー

Jason Statham

初めは関わることを渋っていましたが、いざ関わればガッツリがんばるジョナス。
女性と子どもに優しくて、危険な海で生き残ることを常に考えて行動する男。

初めから順風満帆ではなかったけれど、救助のシーンで潜水艇を使い、人並み外れた潜水技を魅せたときにはしびれました。

後、腹筋バッキバッキでした。
さすがオリンピックの元水泳選手です。今でもしっかり鍛えてるんですね。
他に出演している映画作品には「ワイルド・スピードシリーズ」「トランスポーターシリーズ」があります。

  • 名前:Jason Statham
  • 国籍:イギリス
  • 生年月日:1967年7月26日

ヒロイン役 リー・ビンビン/スーイン

Li Bingbing

キレイな女優さんリー・ビンビンさんが演じるのは海洋学者のスーインで、娘がいる母親役(母子家庭)。

主人公ジョナスとの最初の出会いでは彼を人間として軽蔑しています。
映画の王道ですね、第一印象最悪というのは。

ジョナスの活躍をみることで、徐々に心を開いていきます。

私の好きな映画の1つ「バイオハザードV」のエイダ・ウォン役(セクシーで強い女性)とは全然違う雰囲気に驚きました。
映画「トランスフォーマー」にも出演しているみたいです。

  • 名前:Li Bingbing(李冰冰)
  • 国籍:中国
  • 生年月日:1973年2月27日

みんなの天使 ソフィア・ツァイ/メイイン

メイイン

役の上ではスーインの娘役です。

この子がまたいい味だしてるんですよ。
子どもだから大人は警戒してないけど、好奇心旺盛なのでみんなの内緒話が耳に自然と入ってくるみたい。
ジョナスとコソコソ話しているシーンがありますが、これがまた可愛いですよ。
予告の映像にも出てきていて、何かと遭遇するみたいです。

最後に

アメリカ、中国は8月10日に公開されて、日本は本日9月7日に公開されました。

なぜ、夏のど真ん中に公開日持ってこれなかったんでしょう。

勿体無い。

娯楽作品としていい映画だと思います。

ハリウッド映画の王道を貫いた作品だと思います。

 

以下から映画を観た人向けネタ合わせ

ここから下は映画を観たことある人。
映画観てきたからネタ合わせしたい人向けの記事です。
または、ネタバレしても問題ない人が観てください。
核心に関するネタバレは基本ありませんが、少しでもネタバレごめんっていう方はここから先へすすまないようにしてください。

※映画ネタバレのエリアここから始まります

見どころ満載、スケール最大のMEG

メガロドン、通称 MEG。最大で 27m とも言われる大きさ。

めっちゃでかい太古のサメが大暴れする映画でした。

MEG がでかいことはいいことですが、映画の規模もめちゃくちゃデカくて見どころ満載でしたね。

見どころ満載でエピソードがたくさんある映画は、メリハリがなくなってしまう傾向があります。
しかし、この映画は大丈夫。
軸はもちろん、MEG という自然の脅威です。
この MEG で 113分 引っ張ります。
緊張しっぱなしで飽きるかも?という心配がありません。
この映画がうまいところは、113分 の中でシナリオがどんどん経過していくので見飽きないんですよね。
物語は大きく分けて4つのパートに別れていて、主人公たちがそれぞれ違うことをしているのでメリハリが付いてていてわかりやすいんです。
ざっくり救出パート、和解パート、脅威再び、退治パートの 4パートに別れています。

観ている側に飽きさせない気遣いの映画でもあったかも。

見どころ1 これ観るだけでも価値あるSF・海底ワールド

海洋基地、潜水艇、そして、海底には別層があり、その下には未知の深海があるという設定。

これらを観るだけでもこの映画の価値があったと思います。

そこには未知の生物、未知の生態系が描かれていました。すごく綺麗でした。
未知の深海は観ていてワクワクしましたね。
MEG はこのシーンでは全容を表しませんが、未知の深海を観ただけで興奮しました。

これは一見の価値があります。

映画のパンフレットにも描かれていますが、現存する生物をクリエイターたちが掛け合わせたりしながら、未知の海底生物も製作して表現しているそうです。
このシーン観たときに「これ観れただけでも価値ある映画」だと思います。

観客を完全にこちら側(映画の世界)に引き込んだ瞬間だと思ました。

未知の海底で未知の生物に襲われて取り残されたクルーたち。
救出するために、ジョナス(ジェイソン・ステイサム)とスーイン(リー・ビンビン)が救出作戦を決行するところで未知の生物の生態が見え隠れしていました。

もっと観たいと思いましたが、もう戻れない場所でもありましたよね。

見どころ2 本編の MEG も嫉妬するヒーローとヒロインのPV映画

ヒーローたち

左 ジェイソン・ステイサム/右 リー・ビンビン(作中にはないカットです)

はい、この映画のテーマは MEG です。

太古の海に存在した巨大ザメ MEG が現代に蘇ったらどうなるか!
MEG を ジェイソン・ステイサム演じるジョナスが果たして素手で倒せるのか!
これがこの映画の見せ場です。

みんな MEG を観に来ているのに。

なのに完全にジェイソン・ステイサムと、リー・ビンビンの PV映画(Promotion VIdeo Movie なんか違うかな?)になっているところがたくさんありましたね。

未知の海底から救出を終え、ジョナスがシャワーをしていると助けられたことのお礼と失礼な態度のお詫びにスーイン(リー・ビンビン)が慌てて入室。
シャワー中のジョナスは上半身裸で見事な逆三角形の筋肉ムキムキ。
ジョナスの見事な肉体美に驚き、照れながらの退室のスーインと。
顔を赤らめてそれでも退室後、チラ見するスーイン。

もう、普通逆でしょうって感じです。
ヒロインのシャワーシーンではなく、ヒーローのシャワーシーンというコントのような憎い演出。
元オリンピックの飛び込み選手のジェイソン・ステイサムさん肉体美健在です。

見どころ3 彼らの敵は MEG だけではなかった!

RAINN WILSON

RAINN WILSON 演じる Morris(モリス)

  • 名前:RAINN WILSON(レイン・ウィルソン)
  • 国籍:アメリカ
  • 生年月日:1966年1月20日

サメ映画の敵はサメですが、事件を混乱・撹乱させる立役者が必要です。
賢明な人間だけなら新たな事件も起きなかった。

海洋センターのスポンサーで億万長者のモリス(レイン・ウィルソン)。
彼が今回の映画の悪者ポジションです。

しかし、登場人物が多い割に悪者のメンバーが彼1人だったので残念、目立たなかった。
皆んなが未知の海底調査を止めようといっているとき、スポンサーのモリスは調査を止めるな、他の奴らに先を越されてしまっては何も儲からない!と反対しますが、「何言ってんだこのオヤジ!?」扱い。
悪者らしく強権発動してほしかったけど、それも気がつくと有耶無耶(うやむや)になっていました。
途中、モリスのスタッフがヘリで登場して仲間が増えるましたが、それほど活躍する間も無くいなくなっちゃいました。
あれは勿体無かったですね。

もっと、強欲さをアピールしてチームを撹乱してくれても面白かったかも。
悪者は悪者らしくさせてほしかったかな。

ジェイソン・ステイサム、リー・ビンビンのPV動画だとすれば、あまりここに時間をかけるわけにはいかなかったのかな。

見どころ4  「JAWS (1975)」リスペクト

海水浴場シーン

海水浴場シーン

当時 27, 28歳のスティーブン・スピルバーグ監督が担当した映画「JAWS(1975)」。
彼を一躍有名にした出世作で、海洋パニック映画の「不朽の名作」と言われ続けています。

以後、これを超えた海洋パニック映画はでてきません。

「JAWS」に夏の海開き初日のパニックシーンがありますが、MEGに浜辺でのパニックシーンがありましたね。
中国最大の海水浴場のパニックシーンが。
これは「MEG ザ・モンスター」が「JAWS」をリスペクしているからこその構成だと思います。

「JAWS」の場合は子どもたちが鮫の背びれ型のおもちゃでイタズラしたことにより、パニックになった海水浴客が浜辺に向かって逃げるシーンでした。海で遊ぶ子どもと母親のやりとりも似たり寄ったりでした。

「JAWS」は自然の脅威を伝えるドキュメンタリー映画に近い要素があり、娯楽性は皆無です。
男たち3人のサメとの戦いが見せ所です。
服装や出てくる車が古臭いですが、海の映像は綺麗だし、話の作りは今でも通用するのでホラー要素は古臭くありません。
「JAWS」を観たことない方は一度ご覧になってはいかがでしょうか。

「MEGザ・モンスター」に海水浴場でのエピソードは個人的には必要なかったと思ってはいますが、それでも大事なシーンなので面白く作られています。
そういえば、ジェイソン・ステイサム演じるジョナスが初めてメグと戦うシーンが描かれたものでした。

以上、『映画『MEG ザ・モンスター』感想ブログと後半ネタバレレビュー(巨大ザメMEGの見どころ)【10/3更新】』でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

宮川(@miyakawa2449)でした。

それではまた〜♪

コメント

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