映画「LEON(1994)」を2018年にレビューしてみた

映画「LEON(1994)」を2018年にレビューしてみた

こんにちは映画ファン宮川(@miyakawa2449)です。

1994年のフランス・アメリカの合作映画「LEON(仏題:Léon、米題:The Professional)」数年振りに観る機会がありました。

24年前の作品ながら古臭くもなく、今の映画のクオリティーと比較しても見劣りしない作品でした。

Amazon Prime Video で視聴していたんですが、これはぜひ手元にディスクを置いておきたい作品だと思いディスクまで取り寄せました。

21世紀のこの時期、2018年に古い映画をあえてレビューしようと思います。

映画「LEON」

※カード決済しなければ予告編が再生されます。
※YouTube では 300 円から視聴できます。

映画「LEON」あらすじ

家族を殺害された 12 歳の少女マチルダ。
マチルダは家族殺害のタイミングで自宅のアパートメントに戻ってきたが、とっさの機転で隣の部屋に住む男に匿ってもらう。

男の名はレオン(LEON)、殺し屋だった。

そこからマチルダとレオンの奇妙な共同生活が始まる。

マチルダは弟の仇を討つために殺しのテクニックを教えてもらい、レオンは文字の読み書きをマチルダに習う。

やがて二人の間には親子とも、恋人ともいえない複雑な愛情が芽生えていくが、、、、。

監督 Luc Besson(リュック・ベッソン)
脚本 Luc Besson(リュック・ベッソン)
製作 Patrice Ledoux(パトリス・ルドゥー)
出演 Jean Reno(ジャン・レノ)
Natalie Portman(ナタリー・ポートマン)
Gary Oldman(ゲイリー・オールドマン)
音楽 Éric Serra(エリック・セラ )

キャストで振り返るレオン

 レオン・モンタナ(ジャン・レノ)

レオン
映画「レオン」より。狙撃を教えるレオン(左 ジャン・レノ)

ソロで活動するプロの殺し屋。

殺しの腕は特A級。影の中から静かに現れて、素早くとどめをさす、スマートな殺しが印象的。
ときには爆弾を使うことがあるが、ナイフや銃による殺しが一番似合うプロフェッショナルな殺し屋。
彼の殺しの流儀は「女と子どもは殺さない」。

マチルダの家族が殺されて彼女との共同生活が始まった。

彼も初めての経験で戸惑うことばかり。

  • ジャン・レノ
  • 生年月日 1948年7月30日(1994年当時は46歳。現在は70歳)
  • 国籍 フランス
  • 主な出演作品
    • 「グラン・ブルー(1988年)エンゾ・モリナーリ役」
    • 「ミッション:インポッシブル(1996)フランツ・クリーガー役」
    • 「RONIN(1998)ヴィンセント(ヴァンサン)役」など

ジャン・レノですが、映画「ダ・ヴィンチ・コード」にも出演しています。

マチルダ・ランドー(ナタリー・ポートマン)

マチルダ
映画「レオン」より。マチルダ。のちの名女優になる天才子役ナタリー・ポートマン。

家族を皆殺しにされて復讐を誓った12歳の少女マチルダ。
行くあてもなく逃げ込んだ部屋が町一番の殺し屋レオンの部屋。

マチルダは殺しの仕方をレオンに教えてもらうようにお願いする。
もちろん、レオンに断られるがマチルダの方が一枚上手。
気がつけばマチルダの交換条件を受け入れて殺しの仕方をレオンは教えてくれる。

マチルダがこの映画の一番、魅力あるキャラクターだと思う。

もちろん、レオンが主人公ではあるが、マチルダがいなければこの映画は成立しない。

12歳という設定で、少女ではあるが、時折見せる表情はすでに少女ではなく、女の顔には実年齢を5歳以上は超えた大人の色気を感じる。
生きるために、復讐するために彼女は頭をフル回転させて、レオンを含めた周りの大人たちの1つ上の答えをいつも伝える。

  • 生年月日 1981年6月9日(1994年当時は13歳。現在37歳)
  • 出生地 イスラエル、エルサレム
  • 国籍 イスラエル・アメリカ合衆国の二重国籍
  • 主な出演作品
    • 「スター・ウォーズ EP1,2,3(1999〜2005)アミダラ女王役」
    • 「クローサー(2004)アリス / ジェーン・ジョーンズ役 ゴールデングローブ賞 助演女優賞受賞」
    • 「ブラック・スワン(2010)ニナ・セイヤーズ役 アカデミー賞主演女優賞・英国アカデミー賞主演女優賞

ノーマン・スタンスフィールド(ゲーリー・オールドマン)

スタンスフィールド
映画「レオン」より。スタンスフィールド。(ゲーリー・オールドマンは暫くこの役のイメージが強すぎて苦労したらしいです)

麻薬取締局の刑事。麻薬を取り締まる傍ら、麻薬密売組織を裏で操っている。
女、子どもであろうと目撃者であれば躊躇なく殺してしまう非常な男。
自身も麻薬に手を染めている。

  • 生年月日 1958年3月21日(1994年当時36歳。現在60歳)
  • 国籍 イギリス
  • 主な出演作品
    • 「ハリーポッターシリーズ (2004〜2007) シリウス・ブラック役」
    • 「バットマン(2005〜20012)ジェームズ・“ジム”・ゴードン役」
    • 「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男(2017)ウィンストン・チャーチル役 アカデミー賞主演男優賞受賞その他受賞」

トニー(ダニー・アイエロ)

トニー
映画「レオン」より、レオンの雇い主

イタリア系マフィアのボス。
レオンの雇い主でもある。
周辺の殺しは全てトニーが取り仕切ってコントロールしている。
映画の後半にスタンスフィールドがトニーのお店に押し寄せて、調査中の暗殺事件の犯人のことで心当たりがないか尋ねるシーンがある。
このエピソード中で、トニーがレオンに依頼する仕事の中に、スタンスフィールドからの殺しの依頼も含まれていたであろうことが推測できる。

実に皮肉である。

  • 生年月日 1933年6月20日(1994年当時61歳。現在85歳)
  • 国籍 アメリカ合衆国
  • 主な出演作品
    • 「ゴッドファーザー PART II (1974) トニー・ロサト役フランクの暗殺未遂を起こすちょい役」
    • 「ハドソン・ホーク(1991)トミー・ファイブ=トーン役」
    • 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984)ヴィンセント・アイエロ役

映画「LEON」レビュー

祝杯シーン
映画「レオン」より。2人の初仕事の祝杯。

24年前の作品ながら今見ても色あせてない作品。

ジャン・レノとナタリー・ポートマンの魅せ方が非常に上手いリュック・ベッソン監督。

当時46歳前後のジャン・レノと13歳前後のナタリー・ポートマンを殺し屋という接点で結びつけたのは、すごく斬新な方法だったと思う。

お互いに心の隙間を埋め合うことができた不思議な関係。

マチルダは家族を殺されて、行くあてもなく、復讐の手段を求め、レオンの優しさに惚れ込む。
レオンは子どもがそのまま大きくなったようなところもあってか、年のわりに成熟したマチルダに振り回されます。
マチルダに振り回されるレオンがまた、可愛く見えるわけですけど。

マチルダはマチルダで妙に大人びた魅力を随所に魅せます。
コントロールできている訳ではないので、時折、年相応の表情を魅せてくれるところが微笑ましかったりしましたね。

二人の掛け合いを見ていると、ときどきどちらが大人か分からなくなることもあるから不思議。

批評しようとすればいくらでもできる映画ではあるけど、それではこの映画は楽しめない。

観たままをそのまま素直に楽しめばいいと思う。

ゲーリー・オールドマンが演じる麻薬取締局の刑事スタンスフィールドの極悪非道な行為の数々が、レオンとマチルダの存在をうまく引き立てていたといえます。

フランスとアメリカの合作映画とは言え、明らかにフランス映画の雰囲気が強い作品です。

絵作りなども落ち着いていてよかったと思います。

トニーとレオン、そして、マチルダ

トニーはマフィアのボス的なポジションです。

実は「ゴットファーザー2(1974)」に、ダニー・アイエロがトニー役(ロサト兄弟)として出演しているんです。
これは楽しい空想なので個人的なこじつけですが、当時小物だったトニーさんが成長してLEONでマフィアのボスをしていた、と考えたら面白いかなと。
リュック・ベッソン監督がそこまで意識して脚本・キャストを考えていたら面白いんですが!

冗談はさておき、マフィアというのは「ファミリー」を大事にします。
生まれは他人でも「ファミリー」の一員になれば、お互い助け合う存在になります。
時には血の繋がりよりも濃い関係と言えるでしょう。
「警察」に頼るより「ファミリー」に頼った方がいいことはマフィアには多いんです。
「ゴッドファーザー2」を観て実感しました。

トニーにとってレオンは「ファミリー」の子どもであり、レオンにとってもトニーは親だったのだと思います。
あるいはファミリーの一員でなくても、実の子どものようにレオンに接していたと思います。
だから、トニーはレオンの銀行であり、生活と仕事の基盤をずっと支えてきてくれていたのでしょう。

スタンスフィールドにトニーがレオンの居場所を聞かれた時は、自身の実の家族と孫たちを守るために渋々、潜伏先を教えたのだとは思いますが。
めちゃくちゃ殴られてましたね、トニー。

レオンのお願いをトニーが聞き入れないとは思えないので、これから先のマチルダの生活も安泰なのでしょう。
堅気の世界に戻れるかどうかは分かりませんが。

トニーも「ファミリー」の一員のレオンが亡くなってしまい、すごく悲しんでいましたよね。

以上、『映画「LEON(1994)」を2018年にレビューしてみた』でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

宮川(@miyakawa2449)でした。

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それではまた〜♪