映画「アラジン(実写版・2019年)」感想・レビュー(熱心なアニメ版ファンの方々には一部不評なようですが)

映画「アラジン(実写版・2019年)」感想・レビュー(熱心なアニメ版ファンの方々には一部不評なようですが)

遅ればせながら実写版「アラジン」を観てきました。

ご存知の方も多いと思いますが、今回の「アラジン(実写版・2019年)」の元になった作品は1992年の「アラジン(アニメーション版)」です。

今回、大ヒット上映中の映画「アラジン(実写版)」が公開を24日経ってから興行収入72億円、観客動員数は500万人を超えたという情報が入ってきました。

昨年大ヒットした「ボヘミアン・ラプソディ」(130億円)は、同じ24日公開時で興行収入は33億円、観客動員数は243万人だったことを考えれば「アラジン」は2倍の差をつけています。
ディズニーによれば100億円の興行収入が見えてきたと発表しています。
※「美女と野獣(2017)」は興行収入124億円

「アラジン」の監督は「シャーロック・ホームズシリーズ(ロバート・ダウニー・Jr, ジュード・ロウ主演)」のガイ・リッチーが担当しました。
魔人ジーニーをウィル・スミスが演じ魔人役のハマりっぷりが高評価に繋がったり、ジャスミン王女役のナオミ・スコットの歌声なども高い評価に繋がっています。
そればかりか魔人ジーニーの吹替を担当した山寺宏一は1992年のアニメ版と同じ役を演じており、今回も素晴らしいという評価に繋がっています。

また、当時の音楽も担当したディズニー映画の音楽の巨匠アラン・メンケンが映画音楽を再び担当。過去に使われた名曲も再びレコーディングが行われ現代に蘇りました。

全てが新しくなった「アラジン」は劇場でぜひ観ておきたい作品の1つです。

それでは実写版「アラジン」を紹介します。

映画「アラジン(実写版・2019年)」予告編

ディズニー・スタジオ公式YouTubeより『「アラジン」本予告編』

映画「アラジン(実写版・2019年)」あらすじ・ストーリー

引用元:あらすじ・実写キャスト・吹替|アラジン|ディズニー公式

ダイヤモンドの心を持ちながら、本当の自分の居場所を探す貧しい青年アラジンが巡り合ったのは、王宮の外の世界での自由を求める王女ジャスミンと、 “3つの願い”を叶えることができる“ランプの魔人”ジーニー。
果たして3人はこの運命の出会いによって、それぞれの“本当の願い”に気づき、それを叶えることはできるのだろうか──?

原題 Aladdin
監督 Guy Ritchie(ガイ・リッチー)

代表監督作
「シャーロック・ホームズ(2009)」「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011)」主演(ロバート・ダウニー・Jr、ジュード・ロウ)

脚本 John August(ジョン・オーガスト)

  • 代表脚本担当映画
    • チャーリーとチョコレート工場(2005年・ティム・バートン監督)
    • マイノリティ・リポート(2002年・スティーブン・スピルバーグ監督)
原作 「アラジンと魔法のランプ」
製作 Dan Lin(ダン・リン)
Jonathan Eirich(ジョナサン・アイリヒ)
製作総指揮 Marc Platt(マーク・プラット)
Kevin De La Noy(ケヴィン・デ・ラ・ノイ)
出演者 Genie (ジーニー) / Will Smith(ウィル・スミス)
Aladdin(アラジン)/Mena Massoud(メナ・マスード)
Jasmine(ジャスミン)/Naomi Scott(ナオミ・スコット)
Jafar(ジャファー)/Marwan Kenzari(マーワン・ケンザリ)
Dalia(ダリア)/Nasim Pedrad(ナシム・ペドラド)
音楽 Alan Menken(アラン・メンケン)

数多くのディズニー作品の音楽を担当している巨匠。
今回、アニメーション「アラジン(1992)」の音楽も実写版向けにレコーディングし直しています。

  • 代表音楽担当作品
    • 美女と野獣(2017・エマ・ワトソン主演)
    • 白雪姫と鏡の女王(2012・ジュリア・ロバーツ主演)
    • アラジン(1992・アニメーション)
    • 美女と野獣(1991・アニメーション)
製作会社 Walt Disney Pictures
配給 Walt Disney Studios Motion Pictures
公開日 アメリカ合衆国 2019年5月24日
日本 2019年6月7日
上映時間 128分
コピーライト © 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

映画「アラジン(実写版・2019年)」感想・レビュー

控えめに言ってたいへん楽しくて、ユーモラスな作品でした。

豪華絢爛な衣装に、舞台となるアグラバーの町はフットボール会場2面分の広さにセットを組み、小道具、大道具、衣装と莫大な予算をかけて作られた作品。

大変見応えある映画でした。

アラジンとジャスミンのアグラバーが町で出会うシーンや、魔法の絨毯で空を飛び回るシーン、魔人ジーニーの願えを叶えるシーンなど、どのシーン1つとっても夢があり楽しかったです。

ウィル・スミスが演じるジーニー(ランプの魔人)も青い魔人のときはフルCGでウィル・スミスは演じていないという話には驚きました。
もちろん、人型のときのジーニーはウィルが演じているわけですが、技術の進歩はすごいところまで来ていますね。

映画の中身自体はアニメ版1992年の内容をなぞっており、大まかならあらすじ、結末は変わっていません。

もし、アニメ版を観ていない人は実写版を観てから観ることをおすすめします。

全てが同じ話とはいいませんが、話の展開はほぼほぼ同じ話です。

実写版では新キャラの侍女ダリア(ナシム・ペドラド)が登場しています。
ダリアはジャスミン王女(ナオミ・スコット)の侍女にあたり、ジャスミンの身の回りの世話や相談役を果たします。
ダリアが関わることで「アラジン」のお話にちょっと違った展開が登場しているところは魅力的でした。

有名な俳優はウィル・スミス1人でしたが、今回のヒロイン役に抜擢されてジャスミン王女役を演じたナオミ・スコットは今回の映画出演で注目度が上がっています。
ナオミ・スコットの可愛らしさだけでなく、彼女が歌う新曲「スピーチレス~心の声」(Speechless)が名曲すぎると言われています。
ジャスミン王女はアニメ版では運動神経も抜群で活発なキャラクターでしたが、実写版では違った活発さが現代っぽい演出にも感じました。

アラジン、ジャスミン、魔人ジーニーはもちろん、アニメ版にも出てきた『魔法の絨毯』や『お猿のアブー』たちが所狭しとアグラバーの町の中を走り回る(飛び回る)様子は観ていて楽しかったです。

特に『魔法の絨毯』は意思を持っているので、動きで表情を表現している様子がすごく微笑ましかった。
『お猿のアブー』は手癖が悪いところはアニメ版と全く変わらないし、愛嬌のある表情が観ていて愛くるしかったですよ。

お子様連れでも楽しめる映画なのでまだの方は今のうちに劇場で観て欲しい作品です。

映画「アラジン(実写版・2019年)」キャスト

魔人ジーニー役のウィル・スミスを除き、その他のキャストは国内であまり知られていない俳優陣でした。
そんな中でもアラジン役のメナ・マスード、ジャスミン王女役のナオミ・スコットの今後の活躍が気になります。

Aladdin(アラジン)

映画「アラジン(実写版・2019年)」より メナ・マスードが演じる、アラジン
映画「アラジン(実写版・2019年)」より
メナ・マスードが演じる、アラジン
© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

両親を幼くして失い、貧しくとも1人でアグラバーの町でたくましく生活しているアラジン。
相棒にサルのアブーがいるが、キラキラしたモノに目がなくときどき思わぬものを盗んでしまう。
偶然出会った、王女ジャスミンに身分違いの恋をする。

エジプト人の両親の間に生まれたメナ・マスードは3歳のときにカナダに移住している。
カナダのトロントにあるライアソン大学の演劇プログラムを修了。
「アラジン」撮影開始3週間前にアラジン役に抜擢された。
「アラジン」を含めて過去に4本の映画作品に出演しているが、日本で公開された作品はないため知名度はゼロに等しかったです。
今後の活躍に期待したい。

  • Mena Massoud(メナ・マスード)
  • 生年月日 1991年9月17日
  • 出生地 エジプト-カイロ
  • 国籍 カナダ
  • 活動期間 2011年〜

 

Jasmine(ジャスミン)王女

映画「アラジン(実写版・2019年)」より ナオミ・スコットが演じる、ジャスミン
映画「アラジン(実写版・2019年)」より
ナオミ・スコットが演じる、アグラバーのジャスミン王女
© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

美しくかつ芯がしっかりしており、王国と国民の幸せをこころから願う王女ジャスミン。
ジャスミンは自分の目で世界を見て国を背負ってたち、自分が選んだ男性と結婚したいと思っている。
しきたりに従い王子の身分のものとの結婚を国王に期待されているが、いつものらりくらりとかわしている。

ナオミ・スコットは「アラジン」で現在、注目を浴びています。
また、往年の名作「チャーリーズ・エンジェル」のリブート作品へのメインキャストとしての出演も決まっており、現在もっともブレイクが注目されるハリウッド女優の1人です。また、ナオミ・スコットは2017年の映画「パワー・レンジャー(日本の戦隊ヒーローのハリウッド版)」でピンク役を演じていました。
この「パワー・レンジャー」では目立ったところはなく普通の俳優さんという印象でしたが、今回のジャミン王女役はすごく可愛らしくて印象深いキャラクターでした。

  • Naomi Scott(ナオミ・スコット)
  • 生年月日 1993年5月6日
  • 出生地 ロンドン
  • 活動期間 2008年〜
  • 主な映画出演作品
    • Charlie’s Angels(チャーリーズ・エンジェル ・リブート作品)/11月15日全米公開予定
    • Power Rangers(パワーレンジャー・2017)/ キンバリー・ハート(ピンクレンジャー) 役
    • The 33(チリ33人 希望の軌跡・2015)/ エスカレッテ 役
    • Lemonade Mouth(レモネード・マウス・2011)モヒニ(モー)・バンジャリー 役 / 映画デビュー作品

Genie (ジーニー)

映画「アラジン(実写版・2019年)」より ウィル・スミスが演じる、ジーニー
映画「アラジン(実写版・2019年)」より
ウィル・スミスが演じる、ジーニー
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青くて巨大な魔法のランプの魔人のジーニー。アラジンがランプを偶然こすり、アラジンの前に飛び出してきて、3つの願いを叶えてくれるという。

1997年の「メン・イン・ブラック」で29歳だった彼も今ではハリウッドを代表する大スターの1人です。彼も今年の9月の誕生日で51歳。

いつも体を張った主人公を演じていますが、今回は魔人の役。
しかも、陽気でマシンガントークができて、ダンスもラップもできる彼のキャリアを全て出し切るような作品です。

故ロビン・ウィリアムズがアニメ版「アラジン(1992)」で形づくった「ジーニー」のキャラクター像を彼なりにうまく演じていたと思います。

  • Will Smith(ウィル・スミス)
  • 生年月日 1968年9月25日
  • 出生地 アメリカ合衆国 ペンシルベニア州フィラデルフィア
  • 主な映画出演作品
    • Gemini Man(ジェミニマン・日本公開2019年10月25日)/ 主人公 ヘンリー 役
    • Bright(ブライト・2017)/ 主人公 ダリル・ウォード 役
    • Men in Black III(メン・イン・ブラック3・2012)/ 主人公 J 役(MIBシリーズ 1〜3に同役で出演)

Jafar(ジャファー)

映画「アラジン(実写版・2019年)」より 右:マーワン・ケンザリが演じる、ジャファー
映画「アラジン(実写版・2019年)」より
右:マーワン・ケンザリが演じる、ジャファー
© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

アグラバーの国務大臣で野心家の男。
国王サルタンの右腕的ポジションにいる。
本心では国王を蹴落としアグラバーの国王の座を狙っている。

  • Marwan Kenzari(マーワン・ケンザリ)
  • 生年月日 1983年1月16日
  • 出身 オランダ
  • 主な映画出演作品
    • Murder on the Orient Express(オリエント急行殺人事件・2017)/ ピエール・ミシェル 役
    • Ben-Hur(ベン・ハー・2016)/ ドルーサス 役

Dalia(ダリア)

映画「アラジン(実写版・2019年)」より 左:ナシム・ペドラドが演じる、ダリア
映画「アラジン(実写版・2019年)」より
左:ナシム・ペドラドが演じる、ダリア
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ジャスミン王女の侍女(じじょ)であり、大変仲が良く友だちのような関係でもある。
ジャスミンの恋の相談なども聞いてくれる。
実写版のオリジナルキャラであり、アニメ版には存在しない。

  • Nasim Pedrad(ナシム・ペドラド)
  • 生年月日 1981年11月18日
  • 生まれ イラン(テヘラン)
  • 育ち アメリカ合衆国カリフォルニア州
  • 職業 女優、コメディアン

最後に:アニメーション版との違いにこだわるべきか?

名作のアニメーション作品が実写化されると評価が厳しくなりがちですが、現代版のアラジンとして観るぶんには十分面白くて観客ウケする作品だったと思います。

ただ、アニメーション作品に特にこだわる人たちの周りでは評価が別れているという話も伺います。

決してつまらない訳ではありませんが、細かいところで表現が変わっていたり、過去にはなかった演出が旧作ファンには気に入らない人もいるようでした。
例えば、アラジンの衣装の色、アラジンとジャスミン王女のキスのきっかけ、お城の形などが異なっていることに気が付いたマニアックな人たちには一部不評なようですね。

映画とは100人が観て、100人が好きになることはないのでそういうモノではあります。

むしろ、細かところは見逃しておおらかに楽しんだ方が特なような気もしますね。

以上、『映画「アラジン(実写版・2019年)」感想・レビュー(熱心なアニメ版ファンの方々には一部不評なようですが)』でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

映画評論家宮川(@miyakawa2449)でした。

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