カンヌ国際映画祭ってどんな映画祭?意外と知らない映画の常識

カンヌ国際映画祭ってどんな映画祭?意外と知らない映画の常識

世界三大映画祭(カンヌ・ヴェネツィア・ベルリン)とアカデミー賞を比較する記事へ戻る

目次

  1. 世界三大映画祭とアカデミー賞は全く別物【別ページ】
  2. 商業と独自性のカンヌ国際映画祭
  3. 芸術性のヴェネツィア国際映画祭【別ページ】
  4. 社会派のベルリン国際映画祭【別ページ】
  5. 映画芸術科学アカデミー会員が評価するアカデミー賞【当ページ】
  6. あとがき的なもの【別ページ】

2.商業と独自性のカンヌ国際映画祭

カンヌ国際映画祭ロゴ
カンヌ国際映画祭

世界三大映画祭においてもっとも権威がある祭典がカンヌ国際映画祭と言われています。

カンヌ国際映画祭では商業性や独自性を特に評価する祭典です。

カンヌ国際映画祭が開催される期間およそ10日間の間には、併設して800社以上が集まる映画にまつわるマーケットが開催されることも話題に上ります。

開催場所 フランス南東部の都市「カンヌ」。イタリア寄りで地中海に面します。
開催時期 毎年5月に10日間ほどで行われます
初回開催 1946年
開催数 2018年5月 第71回
審査 毎年審査員が変わります。
審査員は10名程度の規模になります。2018年はケイト・ブランシェットを審査員長とし、審査員メンバーは、クリステン・スチュワート、レア・セドゥー、チャン・チェン、アンドレイ・ズビャギンツェフ、ドゥニ・ビルヌーブら俳優や監督らが審査を行いました。
マーケット 国際見本市のマーケットが併設され、800社以上が参加し、映画関係者、バイヤー、俳優たちがそれぞれの売込みをしているとのこと。
コンペティション部門

  • パルム・ドール(最高賞)
  • パルム・ドール特別賞
  • グランプリ(最高賞に次ぐ賞)
  • 監督賞
  • 審査員賞
  • 最優秀男優賞
  • 最優秀女優賞
  • 脚本賞

短編部門

  • 短編パルム・ドール
  • 短編審査員特別賞

カメラドール賞など。その他複数の賞があります。

カンヌ映画祭 2018年5月8-19日 受賞者リスト

傾向 カンヌ国際映画祭は商業性や独自性を評価する特性があります。
最近のパルム・ドール賞 制作年 – タイトル – 監督 – 制作国

  • 2010年 ブンミおじさんの森 – アピチャッポン・ウィーラセタクン – タイ
  • 2011年 ツリー・オブ・ライフ –  テレンス・マリック – アメリカ
  • 2012年 愛、アムール –
    -ミヒャエル・ハネケ オーストリア –  フランス/ドイツ
  • 2013年 アデル、ブルーは熱い色 –  アブデラティフ・ケシシュ – フランス
  • 2014年 雪の轍 –  ヌリ・ビルゲ・ジェイラン -トルコ/ドイツ/フランス
  • 2015年 ディーパンの闘い – ジャック・オーディアール – フランス
  • 2016年 わたしは、ダニエル・ブレイク –
    ケン・ローチ – イギリス/フランス/ベルギー
  • 2017年 ザ・スクエア 思いやりの聖域 – リューベン・オストルンド スウェーデン – デンマーク/アメリカ/フランス
  • 2018年 万引き家族 – 是枝裕和 – 日本
日本人が関わる賞 パルム・ドール賞

  • 1952年 地獄門 衣笠貞之助
  • 1980年 影武者 黒澤明
  • 1983年 楢山節考 今村昌平
  • 1997年 うなぎ 今村昌平
  • 2018年 万引き家族 是枝裕和

1946~54年まではパルム・ドールではなくグランプリという名前だった。

 

また、カンヌ国際映画祭では監督や俳優たちを育てていく特徴もあり、年数を重ねて大きい賞を受賞させていくこともあります。

是枝裕和監督ですが、2013年「父になる」で審査員賞を受賞しており、今年「万引き家族」でパルム・ドール賞を受賞しています。

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